対話知能学プロジェクトが開発したアンドロイド「ERICA(エリカ)」(左)

私たちとAIは互いに“切磋琢磨”して、新しい何かを生み出していくのかもしれません。

現時点では、AIというと人の代わりに仕事を代わりにしてくれたり、データを分析してくれたりする便利な道具という印象がある方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、AIは一般的な道具や機械と違い、大量のデータをもとに自分で考え、新しい知識を生み出せるという可能性を秘めています。
実際、AIは道具という役割を超えて、私たち人にさまざまな影響を与えはじめています。
例えば、囲碁や将棋では棋士がAIの戦略に着想を得て新たな打ち手を生み出しています。また、小説や絵画など、AIが作った原案に人が刺激を受けて作られた作品もでてきています。

この先、私たちはAIとの切磋琢磨を経てどのような影響を受け、AIとともにどのような知識や価値観、文化を生み出していくのでしょうか?

今回の対話知能学プロジェクト×日本科学未来館のイベントは、研究者のトークセッションをご覧いただいたあと、人はAIからどのような影響を受け、AIと共に何を生み出すことができるか、研究者と語り合うワークショップを行います。

ご参加いただくのは、人と対話するシステムを研究している前田英作さん、プロジェクトの代表でロボット工学研究者の石黒浩さん、ロボット法や情報法を研究している法学者の新保史生さんです。初めてご覧いただく方にもお楽しみいただける内容となっております。

皆さまのご参加、お待ちしております!

※本イベントは未来館内の特設会場で行います。会場内でのご観覧・ワークショップへの参加は事前の申し込みが必要です。Miraikan IDマイページより事前にお申し込みください。
ただし、研究者のトークセッションはYouTube Liveで生配信します。YouTube Liveでのご視聴は申し込み不要です。

当日の流れ

10:30 – 10:50 はじめに
流れの確認、ワークショップの説明、参加者同士の自己紹介を行います。

10:50 – 11:20 研究者トークセッション 
AIと人が生み出す未来像について、研究者の考えを聞いてみます。
※この時間のみYouTube Liveにて生配信予定です。

11:30 – 12:00 ワークショップ
他の参加者や研究者と一緒に、AIとの未来について、感じたこと考えたことを話し合います。

※当日の午後には、対話知能学プロジェクトの研究者と一緒に、対話ロボットと一緒に暮らす未来にはどんな法律が必要なのかを考えるイベントを開催します。
「これだけは押さえておきたい! ――対話ロボットと未来の法律」について詳しくみる

ゲストスピーカー

石黒 浩 の写真

石黒 浩

大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授

博士(工学)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」領域代表。

新保 史生 の写真

新保 史生

慶應義塾大学 総合政策学部 教授

博士(法学)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A04班 人間機械社会規範研究グループ代表。専門は、憲法、情報法、ロボット法。

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前田 英作

東京電機大学大学院 システムデザイン工学研究科 教授

博士(工学)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A03班 行動決定モデル推定研究グループ研究分担者。専門は認知モデル。

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畠山 記美江

慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任助教

文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A04班 専門はAIの倫理原則。

イベント設計・科学コミュニケーションデザイン・ファシリテーション

増田 到 の写真

増田 到

日本科学未来館 科学コミュニケーター

佐久間 紘樹 の写真

佐久間 紘樹

日本科学未来館 科学コミュニケーター

竹腰 麻由 の写真

竹腰 麻由

日本科学未来館 科学コミュニケーター

人とAIは ”切磋琢磨” し、何を生み出すか?

開催概要

開催日時
2022年11月12日(土)10:30~12:00
開催場所
日本科学未来館 研究エリア3階 ハブスペース

※10:50からの研究者トークセッションの部分のみ、YouTube Live(Miraikan Channel)にてインターネット放送します。
ご視聴はこちら外部サイトへ移動します
対象
会場でのご参加は小学校5年生以上の方を推奨しております。
※お子様連れのご参加も可能です。
YouTube Liveの配信はどなたでもご覧いただけます。
※YouTube Liveからコメントする場合はYoutubeアカウントが必要です。
※お席によっては、YouTube Liveの配信に映り込む可能性があります。
※イベントの様子を撮影した写真を広報などの目的で使用する場合があります。あらかじめ、ご了承ください。
参加費
入館料のみ
参加方法
・会場での観覧をご希望の方
【事前申し込み制】(抽選, 定員20名)
事前申し込みを受付いたします。注意事項をご了解いただいた上でMiraikan IDマイページよりお申し込みください。
申し込み期間は2022年11月5日(土)23:59まで。
※会場での観覧をご希望の方は、入館料が必要です。
※会場でのご参加の場合、トークセッションのみのご参加はできません
※本イベントのお申し込みには、Miraikan IDへのご登録が必要です。(登録無料)

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※Miraikan IDにご登録後、「Miraikan IDマイページ」→「限定イベント」より、ご希望のイベントにお申し込みください。
※保護者がお子様のイベント参加申し込みを行う場合は、保護者の方のお名前でMiraikan IDに登録いただいたうえで、お子様の名前を家族設定で追加してください。


【当日参加枠】(先着順)
事前申し込みの状況により、当日受け付けを行う場合がございます。
詳しくは、研究エリア3階 ハブスペース前にてご案内いたします。
主催
日本科学未来館、対話知能プロジェクト
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム

研究エリアについて

未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進めるプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!
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