館長

館長

浅川智恵子

日本科学未来館は、最新の科学技術の知識を得るだけでなく、あらゆる人々がともにより良い未来をつくるためのプラットフォームです。

人工知能やバイオテクノロジーなど科学技術の進化によって、新しい社会が開かれようとしています。一方で、人為起源の気候変動をはじめとする地球規模の課題は深刻になっています。科学技術がもたらす便利さをただ受け入れるだけでは、より良い未来は決してやってきません。

日本科学未来館というプラットフォームでは、あらゆる人たちが立場や場所をこえてつながります。そこで幅広い科学技術を体験し、未来の社会を想像し、よりよい未来に向けた行動を始めることができるでしょう。そして、その中から新しいアイデアやイノベーションが生まれることを目指しています。

そのために、私たちはダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)を大切にし、さまざまな科学コミュニケーション活動を積極的に進めています。ともに未来をつくっていきましょう。

副館長

副館長

田中正朗

皆さまは、日本科学未来館にどのようなイメージをお持ちでしょうか。多くの方は、「子どもたちが、見たり触ったりして、科学を楽しむ場所です。」とお考えでしょう。でも、未来館は、皆さまのそのような期待とは少し違うところです。もちろん、多くの子どもたちに来てほしいですが、高校生、大学生、さらには大人の方に、もっと来ていただきたいと願っています。

未来館は、科学技術というメガネを通して、未来社会を想像して、今を考える場所です。皆さまに、未来館においでいただいて、これまで見えていた世界が、違って見えるようになるという体験をしていただきたいと思っています。その先には、ひとりひとりが主役となった未来があります。お待ちしています。


副館長

高木啓伸

科学技術は誰もが活躍できる社会を作るために欠かせないものです。どんな場所にいても、どんな立場でも社会に参加し能力を発揮できる、そんな未来社会は科学技術無しには実現できません。とは言え科学者や研究者だけに任せていてもだれもが暮らしやすい未来社会はやってきません。私たち一人一人が体験し、想像し、声をあげ、行動することではじめて実現することができます。

日本科学未来館ではそんな「参加できる未来づくり」の場を提供します。館全体が未来の展示場です。明るい未来も、避けなければいけない未来も、みなさまが自分のものとして体験できる、そんな場を提供するために、企業や大学をはじめさまざまなパートナーとともに、日夜アップデートし続けています。みなさまと一緒に未来を作ることを楽しみにしております。是非ご参加ください。

運営アドバイザー

運営アドバイザー

榊裕之

人類は、古くから道具を考案して食物と衣服と住まいを確保し、数百万年の間、生きのびてきました。そうした努力を通じ、金属器を作る方法や物の動きに関する法則などを発見し、それらを基に蒸気機関を作り、鉄道や汽船などを登場させて近代社会を誕生させています。その後に電気の技術と科学を生み出し、続いて光子と電子と原子の本質を解明し、それらを制御することで、新素材・電力・情報通信技術を飛躍的に発展させました。また、20世紀半ばのDNA構造の発見以降、生体の謎の多くも解明され、医学は様変わりしています。

こうした科学・技術の発展により人類の多くは豊かさを享受できるようになりましたが、化石燃料などの資源の枯渇や地球温暖化などの深刻な課題が生じています。また、物や人の移動が容易になった反面、COVID19など感染症の拡大も招き、さらに、インターネットを通じて情報の移動を容易にした反面で、ネットの悪用や依存症などの課題が生じています。

日本科学未来館は、研究の最前線で活躍中の専門家の協力を得て、人類が創意工夫によって築いてきた科学技術の発展の道程を、分かり易く把握できるようにするとともに、今後の科学・技術の進化の方向や可能性を考えるための素材の提供に努めています。また、人類が直面する主要課題を深く認識するための機会も提供し、21世紀をより良い時代とするために私たちはどんな取組みをすべきかを考えるためのヒントを提供しています。

昨今、インターネットにより多くの情報が電子的に得られるようになり、当館もネットによる情報提供を充実させています。しかし、日本科学未来館に足を運び、実際の物に触れ、科学コミュニケーターや同伴者たちと対話をしながら科学・技術の理解を深めるとともに、人類の未来を語りあうことで初めて得られるものも少なくありません。是非、当館にお越し頂き、心ゆたかな時を過ごされることを願っています。