MIRAI-Bitは、インターネットを通していつでも、どこからでも未来館の展示の一部を体験することができるオンライン展示体験サイトです。環境問題やロボットと暮らす未来、老化によって体に起こる変化など、さまざまな課題への向き合い方や解決に向けたヒントを探っていきながら、自分なりの未来を考えるきっかけにしてみましょう。
MIRAI-Bit
MIRAI-Bitは、インターネットを通して世界中のどこからでもアクセスして、未来を考えることができる異次元のデジタルワールドです。未来館が取り組む「Life」(ライフ)、「Society」(ソサエティ)、「Earth」(アース)、「Frontier」(フロンティア)の4つのテーマがあり、2023年11月に公開した常設展示のうち、誰にでも訪れる老いを疑似体験できる「老いパーク」、ロボットと人がともに暮らす未来をテーマとした「ナナイロクエスト」、地球環境に関する「プラネタリー・クライシス」に関連する一部のコンテンツをオンラインで体験することができます。
また、生成AIを使ったMIRAI-Bitのオリジナルキャラクター「AIビット」と対話しながら、未来に関するさまざまな問いについて自分自身の考えを投稿することもできます。未来館の展示内で投稿された意見もMIRAI-Bit内に表示されるので、いろいろな人の声にふれて自分の考えをさらに深めることができます。
コンテンツ
テーマコンテンツ
未来館で展示している以下の常設展内にあるコンテンツなどをオンラインで体験することができます。
常設展示「老いパーク」内のコンテンツ「サトウの達人」
受付で呼ばれる子音違いの苗字(サトウ・カトウ・アトウ)の中から、「サトウさん」を聞きとったときに挙手ボタンを押すゲームです。耳が老化すると高音域から聞こえにくくなるため、高音域の子音(S、K、など)の聞き分けにくさを体験できます。
常設展示「老いパーク」内のコンテンツ「ダブるキャッチゲーム」
子熊のキャラクターを左右に移動させて、画面の奥の親熊が投げるさまざまなアイテムの中から、果物だけをキャッチするゲームです。白内障によって物が二重・三重に見えることを体験できます。
常設展示「ナナイロクエスト ―ロボットと生きる未来のものがたり」
人とロボットが暮らす未来のまちで、ロボットに対する意見を集めて、まちの広報誌を作っていきます。ロボットとの付き合いを通して気づかされたことや、ロボットに対して生まれた思いなど、まちの住人たちの多様な価値観に触れることで、新たな気づきが得られるかもしれません。
常設展示「プラネタリー・クライシス ―これからもこの地球でくらすために」内のコンテンツ「食卓の向こう側」
食卓に並ぶ料理の食材や容器、エネルギーなどに関するクイズに参加して、私たちが当たり前のように消費する食材や日用品が、生物多様性の損失やプラスチック汚染をはじめとした地球環境問題とどう関わっているのかを知ることができます。
常設展示360度パノラマ画像
画面上のアイコンをタップして、展示空間を移動したり、各展示コンテンツの解説を読んだり、デジタル体験できる展示コンテンツを見つけることができます。
AIチャット
テーマコンテンツ体験後、生成AIを使ったオリジナルキャラクター“AIビット”との会話を楽しみながら、テーマごとの「問い」への回答に向けて、”思考のウォーミングアップ”をしましょう。
考えコレクション
テーマごとの「問い」に対して投稿されたさまざまな「考え」を見ることができます。未来館の常設展示で投稿された「考え」も見ることができます。
オリジナルキャラクター「AIビット」
AIビットは体験者をナビゲートする相棒です。チャット形式での対話のうち、一部の問いには生成AI(大規模言語モデル)を用いて返答し、体験者の考えを深めるサポートをします。また対話を重ねることで、姿などを進化させていきます。
概要
- タイトル
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MIRAI-Bit(ミライビット)
- 公開日
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2024年5月20日(月)
- 対象
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どなたでも
- 費用
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無料
- 推奨環境
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各種WEBブラウザの最新版を推奨
巡回展示
全国の科学館などからもMIRAI-Bitを体験できるよう、移動型の展示が各地を巡回しています。
これまでの巡回先
期間:2024年8月7日(水)から2024年8月8日(木)
会場:文部科学省 東館5F会議室(こども霞が関見学デー)
期間:2024年5月21日(火)から2024年7月7日(日)
会場:高知みらい科学館 展示室
巡回展示キットの貸し出しについて
MIRAI-Bitの展示に関心をお持ちの際は、お問い合わせフォームより資料をご請求ください。
ミュージアム関係者からのお問い合わせ:日本科学未来館 Tel:03-3570-9151(代表)
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