移動できる子供型アンドロイド「ibuki(イブキ)」

わたしたちがロボットと聞いて連想することは、住んでいるところや育った環境でちがうのでしょうか?

例えば日本では、漫画・アニメやものづくり、あるいは八百万の神々をまつる風潮などから、文化的にロボットを受け入れやすい、という話を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、本当でしょうか?

実は、人間とロボットとの関わり方を考えるヒューマン・ロボット・インタラクション(HRI)という研究分野において、日本人だけが必ずしもロボットを受け入れやすいとは言えないという結果が出ています。たとえば、日本、アメリカ、ドイツにおいて、生活の中でロボットとかかわることについてのアンケートが行われていますが、「受け入れられる」と回答したのは、どの国においても、およそ6~7割と変わらなかったという結果が出ています。

 一方、「ロボット」という単語から連想されるイメージを調査したある研究では、日本人の方がヨーロッパの人に比べて、人間型のロボットである「ヒューマノイド」を連想する割合が高かった、という結果も出ています。

今回のイベントでは、日本の自然観や宗教観などの文化とロボットがどのようにかかわっているのかを改めて見つめ直し、そのうえで、「わたしたちにとってロボットはどんな存在なのか」について、研究者の皆さんと一緒に考えていきます。

今回は、未来館の研究エリアに入居している「対話知能学」プロジェクトから3人の研究者をお迎えします。プロジェクトの代表でロボット工学研究者の石黒浩さん、ロボット法や情報法を研究している法学者の新保史生さん、ロボットや人工知能、宇宙開発など、様々なテーマを哲学・倫理学の視点から研究している哲学者・倫理学者の呉羽真さんです。

前提を根本から見つめ直してみると、人間とロボットが共に生きる社会に向けて新たな発見があるかもしれません。

皆さんのご参加、お待ちしております。

ゲストスピーカー

石黒浩

大阪大学大学院 基礎工学研究科教授

大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授(栄誉教授)およびATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」領域代表。

新保史生

慶應義塾大学 総合政策学部 教授

駒澤大学大学院法学研究科公法学専攻博士後期課程修了。博士(法学)。慶應義塾大学総合政策学部教授。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A04班 人間機械社会規範研究グループ代表。専門は、憲法、情報法、ロボット法。

呉羽真

山口大学 国際総合科学部 講師

京都大学大学院文学研究科 博士後期課程修了。博士(文学)。山口大学 国際総合科学部 講師。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A04班 人間機械社会規範研究グループ研究分担者。専門は、哲学、倫理学。

企画・ファシリテーション

三井広大

日本科学未来館 科学コミュニケーター

「日本人にとって、ロボットはどんな存在なのだろう?」

開催概要

開催日時
2021年4月17日(土) 14:00~15:00
視聴方法
YouTube Live(Miraikan Channel)にてインターネット放送します。
字幕の視聴について
音声認識字幕アプリ「UDトーク」によるコミュニケーション支援をおこないます。(リアルタイム配信時のみ)
参加費
不要(コメント入力にはYouTubeアカウントが必要です)
主催
日本科学未来館、対話知能学プロジェクト
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)

研究エリアについて

未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進める12のプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!

日本科学未来館 研究エリアについて