アンドロイドがケーキを勧めてきたらどう思う?特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」会場にて撮影 ※ケーキは撮影用です

アンドロイドと私たち人間が、家族や友人のようにコミュニケーションする未来を想像してみてください。
アンドロイドが「このケーキおいしいよ!」「そのシャツ、似合ってるね」「花火大会が楽しみだな」と私たちに話しかけてくる……そんな場面があるかもしれません。
でもアンドロイドに「おいしいよ」と言われると、なんとなく違和感を覚えませんか?

近年の研究で、アンドロイドが個人的な好みや印象を語るような発言の中には人間が不自然に感じてしまう話題(例えば、アンドロイドが「あの映画、感動するよね」と言う、など)がある、ということがわかっています。
では、「通信は速いほうがいいよね」「数学って難しいよね」という発言だったらどうでしょう。また少し感じ方が違いませんか?
いったいどのような話題なら、アンドロイドが発言しても違和感なく受け止められるのでしょうか。
そして、どのような要素がアンドロイドの発言に自然さ、リアリティをもたらすのでしょうか。

今回で11回目となる対話知能学プロジェクト×日本科学未来館のトークイベントでは、アンドロイドの主観的な発言に対して人間がどう受け止めるか、について対話システムの研究者と一緒に考えていきます。

ご参加いただくのは、自ら判断して人とコミュニケーションするアンドロイドの研究・開発をされている港隆史さん、プロジェクトの代表でロボット工学研究者の石黒浩さん、ロボット法や情報法を研究している法学者の新保史生さんです。初めてご覧いただく方にもお楽しみいただける内容となっております。

皆さまのご参加、お待ちしております!

ゲストスピーカー

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石黒 浩

大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授

博士(工学)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」領域代表。

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新保 史生

慶應義塾大学 総合政策学部 教授

博士(法学)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A04班 人間機械社会規範研究グループ代表。専門は、憲法、情報法、ロボット法。

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港 隆史

理化学研究所 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト インタラクティブロボット研究チーム チームリーダー

博士(工学)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)石黒浩特別研究所客員研究員。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A02班 対話理解生成研究グループ研究分担者。専門はアンドロイドなど対話ロボット。

イベント設計・科学コミュニケーションデザイン・ファシリテーション

増田 到 の写真

増田 到

日本科学未来館 科学コミュニケーター

アンドロイドに「これ、おいしいよ!」って言われたら、食べてみる?

開催概要

開催日時
2022年5月13日(金)18:30~19:30
開催場所
YouTube Live(Miraikan Channel)にてインターネット放送します。
外部サイトへ移動しますご視聴はこちら
対象
どなたでもご参加いただけます。
参加費
無料
主催
日本科学未来館、対話知能学プロジェクト
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム

研究エリアについて

未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進める12のプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!
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