大人数が授業を受けている教室で手を上げて質問をするのは、ちょっと気が引ける……そんな経験をしたことはありませんか?
ここに、人に代わって質問をしてくれるロボットを入れると、授業の参加者はロボットを介して活発に質問をするようになるという研究結果があります。大勢の前で発言することにためらいがちな方にとっては、ロボットが代わりに質問してくれるというのはたしかに気楽ですよね。また、会話が苦手という方の中には人間よりもロボット相手のほうが話しやすい場合もあるようです。
それでは人間同士の会話の輪にロボットが加わったら、私たちのコミュニケーションはどう変化するでしょうか。
今回で6回目となる対話知能学プロジェクト×未来館のオンラインイベントでは、ロボットが私たち人間のコミュニケーションをより円滑にしてくれる可能性を考えていきます。ご参加いただくのは対話ロボット「CommU(コミュー)」の開発者でありロボットと人のコミュニケーションについて研究している吉川雄一郎さん、プロジェクトの代表でロボット工学研究者の石黒浩さん、ロボット法や情報法を研究している法学者の新保史生さんです。
ロボットを用いたコミュニケーションについて、研究者と一緒に考えていきましょう。
みなさんのご参加、お待ちしております。
ゲストスピーカー
石黒浩
大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授
大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授(栄誉教授)およびATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」領域代表。
新保史生
慶應義塾大学 総合政策学部 教授
駒澤大学大学院法学研究科公法学専攻博士後期課程修了。博士(法学)。慶應義塾大学総合政策学部教授。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A04班 人間機械社会規範研究グループ代表。専門は、憲法、情報法、ロボット法。
吉川雄一郎
大阪大学大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 准教授
大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻准教授。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A01班 対話継続関係維持研究グループ研究分担者。専門は社会ロボット。
企画・ファシリテーション
増田到
日本科学未来館 科学コミュニケーター
ロボットがいると、私たちのコミュニケーションはどう変わる?
開催概要
- 開催日時
- 2021年6月24日(木)18:00~19:00
- 開催場所
- YouTube Live(Miraikan Channel)にてインターネット放送します。
- 字幕の視聴について
- 音声認識字幕アプリ「UDトーク」によるコミュニケーション支援をおこないます(リアルタイム配信時のみ)。
- 参加費
- 不要(コメント入力にはYouTubeアカウントが必要です)
- 主催
- 日本科学未来館、対話知能学プロジェクト
- お問い合わせ先
-
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)
研究エリアについて
未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進める12のプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!
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