化学の力で太陽電池の常識を超えろ!

入居期間:2020年4月~2023年3月
「有機薄膜太陽電池」は薄くて軽く、設置場所を選ばず、カラフルでデザイン性に富んだ未来の太陽電池です。当プロジェクトでは、分子デザインからデバイス作製まで全ての工程を研究しています。高効率で安定な太陽電池を志向し、ドナーやアクセプターの開発、有機無機ハイブリット太陽電池の研究を行っています。また、電極にカーボンナノチューブを用いることで、レアメタルを使わないオールカーボン太陽電池の開発にも力を入れています。
実際の研究の姿を見せながら、化学がもたらす未来を皆さんと一緒に想像したいと考えています。そして、化学の楽しさだけではなく、研究そのものの面白さについても共有していきたいです。皆さんが研究者という存在をもっと身近に感じられるよう、積極的に活動していきます。
名古屋大学大学院工学研究科 化学システム工学専攻
2001年大阪大学大学院基礎工学研究科化学系専攻博士後期課程修了。2001年東京大学大学院理学系研究科化学専攻助手。2004年JST/ERATO中村活性炭素クラスタープロジェクトグループリーダー。2009年東京大学大学院理学系研究科光電変換化学講座(社会連携講座)特任教授。2016年東京大学大学院工学系専攻機械工学専攻特任教授。2019年名古屋大学未来社会創造機構 教授。2020年名古屋大学大学院工学研究科化学システム工学専攻 教授。
メッセージ
有機薄膜太陽電池は、新しい太陽電池のひとつです。最新の無機電子材料を組み合わせて、エネルギー変換効率の向上を図るとともに、その活用に向けて、一般の方々との対話の場をつくることもめざします。
第1期:2017年4月~2020年3月
石黒 浩 (大阪大学大学院 基礎工学研究科)
落合 陽一 (筑波大学 図書館情報メディア系)
川上 泰雄 (早稲田大学スポーツ科学学術院/早稲田大学総合研究機構ヒューマンパフォーマンス研究所)
山口 真美 (中央大学 文学部)
南澤 孝太 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD))
渡邉 一哉 (東京薬科大学 生命科学部 生命エネルギー工学研究室)
古川 英光 (山形大学 ソフト&ウェットマター工学研究室 SWEL)
武部 貴則 (東京医科歯科大学 統合研究機構、横浜市立大学 先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター、シンシナティ小児病院 消化器部門・発生生物学部門、Takeda-CiRA Joint Program for iPS Cell Applications(T-CiRA))
遠藤 斗志也 (京都産業大学生命科学部)