ロボットが旅行先をおすすめしてくれる実験の風景。どんな対応をしてくれるのでしょうか?

駅やホテル、デパートなど、ロボットを街中で見かけることも増えてきました。しかし、ロボットが“自然”に対話できているかといえば、まだまだ発展の余地があります。

そこで、技術のさらなる発展を目指し、2021年から、ロボットがいかに自然に対話できるかを競う世界で初めての大会として「対話ロボットコンペティション」が始まりました。今年の夏、第二回となる本大会の予選会が、8月11日(木)から8月31日(水)まで、未来館の特別企画「空想⇔実装 -ロボットと描く私たちの未来-」内で開催されます。

この予選会に先立って、大会を運営する3名の研究者をお呼びして、見どころなどを紹介するトークイベントを開催します。参加いただくのは人と共に働く対話システムの研究・開発をされている東中竜一郎さん、人とコミュニケーションするアンドロイドの研究をされている港隆史さん、音声認識やディープラーニングの研究をされている西﨑博光さんです。

このイベントでは、大会の見どころ以外にも、「優れた対話ロボットとはなにか?」「私たちはロボットに何を求めるのか?」といった対話ロボット研究の本質にも触れていきます。またトークイベントの後半では、対話ロボットが私たちと共に暮らすことについて、会場のみなさんと意見交換をする時間も予定しております。

皆さまのご参加、お待ちしております!

ゲストスピーカー

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東中 竜一郎

名古屋大学大学院情報学研究科 教授

博士(学術)。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A02班 対話理解生成研究グループ研究代表者。専門は対話システム。

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港 隆史

理化学研究所 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト インタラクティブロボット研究チーム チームリーダー

博士(工学)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)石黒浩特別研究所客員研究員。文部科学省新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」A02班 対話理解生成研究グループ研究分担者。専門はアンドロイドなど対話ロボット。

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西﨑 博光

山梨大学 大学院 総合研究部 工学域機械工学系(メカトロ二クス工学) 教授

博士(工学)。専門は、音声言語情報処理、ディープラーニング。

イベント設計・科学コミュニケーションデザイン・ファシリテーション

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増田 到

日本科学未来館 科学コミュニケーター

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三井 広大

日本科学未来館 科学コミュニケーター

世界初 ”対話ロボットコンペティション” 見どころ徹底解説!

開催概要

開催日時
2022月7月8日(金)13:30~14:30
開催場所
日本科学未来館 3階 常設展内特設「Mirai can」ステージ
対象
どなたでもご参加いただけます。
参加人数
約100人(立ち見も可)
参加費
無料
※当日は常設展は無料開放、特別展も割引料金でご覧いただけます。
字幕の視聴について
本イベントでは、音声認識字幕アプリを使用し、イベント会場に字幕を表示いたします。
主催
日本科学未来館、対話知能学プロジェクト
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム

研究エリアについて

未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進める12のプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!
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