プロジェクト概要

研究内容

エネルギーを貯蔵し、必要な時に使える二次電池は私たちの暮らしに欠かすことができません。当プロジェクトでは多電子反応を利用した独自技術による新型電池の開発を行っています。二つ以上の電子が反応する物質を使うことで、重さ当たりに蓄えられる電子の数は2倍、3倍、あるいはそれ以上になることもあります。また、安全で環境にやさしく、低コストであるという特徴もあります。高エネルギー二次電池プロジェクトではこの新型電池の開発で、持続的で豊かな社会の実現を目指します。

科学コミュニケーション活動について

“電池で世界をワクワクさせる”をコンセプトに、プロジェクトで開発したユニークな二次電池の使い道を、みなさまからのアイデアをもとに探っていきます。研究者と利用者がともに考え、語り、つくることで、まだ見ぬ未来の可能性を切り開いていきたいです。

研究代表者

佐藤 正春 の写真

佐藤 正春

ORLIB株式会社

1981年 東京農工大学大学院工学研究科修士課程修了、1995年 工学博士(大阪大学)
1981年4月~ 花王株式会社、1991年7月~日本電気株式会社 中央研究所
2007年7月~株式会社村田製作所 材料開発センター、2015年4月~山形大学 産学連携教授
2017年11月~東京大学特任研究員、2020年5月~ ORLIB株式会社 代表取締役社長

メッセージ
アイデアの種がたくさんの人の力や応援を受けて成長し、社会を素敵に変えてゆく、そんな未来を夢見ています。

研究成果

2021年

2021.12
【学会発表】加圧電解プレドープした Si 負極を用いた高エネルギー二次電池
佐藤正春, 齊藤俊介, 西原寛、第62回電池討論会 発表番号2B07

現在の入居プロジェクト