バーチャルなキャラの「権利」、みんなで語り合ってみると......

入居期間:2020年4月~2024年3月
近未来では家電製品やロボットが自律的に活動するようになるとともに、意図や欲求を持ち、それらを利用する人間との間で、言語を用いながら互いの意図や欲求を理解し合い、共生していくという関係を築くことができるようになります。このような世界がまさに、情報化社会の次に来る、人間と知能ロボットや情報メディアが共生する社会です。この新たな共生社会を実現するための新たな研究課題である、対話継続関係維持、対話理解生成、行動決定モデル推定、人間機械社会規範からなる新たな学問分野を創成します。
実証実験やオンラインイベント等を通して、研究者のみならず社会を構成する全員で語り合い、考えながら「人間と知能ロボットや情報メディアが共生する」未来社会をつくっていくための基盤の構築を目指します。
大阪大学大学院 基礎工学研究科
1991年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。その後、山梨大学、
大阪大学、京都大学、カリフォルニア大学、京都大学、和歌山大学を渡り歩く。1999年よりATR知能映像研究所客員研究員。2002年より大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻教授およびATR知能ロボティクス研究所客員室長。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授(栄誉教授)およびATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。
メッセージ
日本科学未来館では、ロボットの実証実験を行ったり、ロボット共生社会における社会規範について一般の人々と対話する場を設けたりしていきます。来館者の方々にも我々の取り組みに参加していただければと思います。
石黒 浩 (大阪大学大学院 基礎工学研究科)
落合 陽一 (筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター)
川上 泰雄 (早稲田大学スポーツ科学学術院/早稲田大学総合研究機構ヒューマンパフォーマンス研究所)
山口 真美 (中央大学 文学部)
南澤 孝太 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD))
渡邉 一哉 (東京薬科大学 生命科学部 生命エネルギー工学研究室)
古川 英光 (山形大学 ソフト&ウェットマター工学研究室 SWEL)
武部 貴則 (大阪大学大学院医学系研究科 器官システム創生学、大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(PRIMe)、東京科学大学 総合研究院 ヒト生物学研究ユニット、横浜市立大学 先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター、シンシナティ小児病院 消化器部門・発生生物学部門)