研究エリア公開ミーティング vol.2 議事録
オンライン会議で参加者がカメラをオフにしている、マスクで相手の表情が見えない……近頃は、相手の顔や表情を見ながらコミュニケーションをする機会が減っているのではないでしょうか? 私たちのコミュニケーションにおける顔や表情の役割や、コミュニケーションの未来像について、アンドロイドをはじめとする人間型ロボットの開発者である石黒浩氏と、五感を通したコミュニケーションを研究する心理学者の田中章浩氏とともに考える視聴者参加型ミーティングを開催します。
未来館内にある「研究エリア」には、最先端の科学技術研究を進めるさまざまなプロジェクトが在籍しています。「研究エリア公開ミーティング」は、このプロジェクトの研究者たちとみなさんとが意見を交わす場です。2回目となる今回は、研究エリアに所属する石黒氏と田中氏をお呼びします。
人間型ロボットの開発では、”顔”にどのような工夫がされているのでしょうか? また、私たちは普段、顔や表情からどのような情報を読み取っているのでしょうか? 最先端の研究の話を踏まえて、みなさんからさまざまな視点のコメントをお待ちしています。これからの時代の新たなコミュニケーションのあり方や、視覚以外のいろんな感覚器を動員したより豊かなコミュニケーションのかたちについて、ともに考えてみませんか? 新たな研究の芽を見出すミーティングにぜひご参加ください!
ゲストスピーカー
石黒 浩
大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授
1991年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。その後、山梨大学、大阪大学、京都大学、カリフォルニア大学、京都大学、和歌山大学を渡り歩く。1999年よりATR知能映像研究所客員研究員。2002年より大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻教授およびATR知能ロボティクス研究所客員室長。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授(栄誉教授)およびATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。
田中 章浩
東京女子大学 現代教養学部 教授
2004年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(心理学)。東北大学電気通信研究所、東京大学文学部、Tilburg University(オランダ)、早稲田大学高等研究所等を経て、東京女子大学現代教養学部教授。Frontiers in Emotion Science編集委員、日本認知科学会常任運営委員等を兼務。
企画・ファシリテーション
深津 美佐紀
日本科学未来館 科学コミュニケーター
関連ブログ
コミュニケーションに“顔”は本当に必要だろうか?(1時間6分)
開催概要
- 開催日時
- 2020年8月7日 (金) 19:00~20:00
- 視聴方法
- YouTube Live(Miraikan Channel)にてインターネット放送します。
- 字幕の視聴について
- 音声認識字幕アプリ「UDトーク」によるコミュニケーション支援をおこないます。(リアルタイム配信時のみ)
- 対象
- どなたでも視聴可能です。
- お問い合わせ先
-
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)
研究エリアについて
未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進める12のプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!
日本科学未来館 研究エリアについて