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会話内容を透明のパネルに字幕表示する「See-Through Captions」

会話している時にお互いの意図や感情を取り違え、もどかしく思った、という経験があるかもしれません。きちんと言葉を伝えたり、受け取ったりしたつもりでも、そうしたすれ違いが起こってしまうのはなぜでしょうか?
一方で、私たちは普段の会話のなかで、言葉以外にも声色やジェスチャー、表情などさまざまな情報も使っています。これらの情報をもっとうまく伝え合うことができれば、すれ違いは無くしていけるでしょうか?

このテーマについて、ろう・難聴者向けに会話内容を字幕表示する透明パネル「See-Through Captions(シースルーキャプションズ)」をヒントに考えていきます。字幕表示と、透明のパネル越しに見える表情から、あなたの意図や感情をきちんと伝えられるでしょうか? もし伝えられないなら、それはどうしてなのでしょう? ろう・難聴者と聴者との感じ方を比べることで、自分のコミュニケーションへの新しい気づきが得られるかもしれません。

今回の公開ミーティングでお呼びするのは、声色やジェスチャー、表情などの情報がコミュニケーションにどう使われているのかを研究している心理学者の山本寿子氏と、See-Through Captionsの開発者の一人であり、ろう者でもある工学者の設楽明寿氏です。研究者とみなさんでたくさんの意見を出し合って、新たな研究の芽を見出してみませんか? ご参加をお待ちしています!

ゲストスピーカー

山本 寿子 の写真

山本 寿子

東京女子大学 現代教養学部 / 日本学術振興会 特別研究員PD

音の感じ方が言語や音楽経験で異なる理由を知りたくて心理学の世界へ。乳幼児の発達を研究していたが、未来館で幅広い年代の来館者と実証実験を進めるうちに、大人になってからの「発達」にも関心を広げ、文化や世代をこえて伝わるコミュニケーションの解明を目指している。

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設楽 明寿

筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科 博士後期課程

筑波技術大学大学院技術科学研究科修士課程修了、修士(工学)。ヒューマンコンピュータインタラクション分野の聴覚障害当事者研究を行う。また、聴・視・触覚のパラダイムシフトに興味を持つだけではなく、ユニバーサルデザイン、アクセシビリティ、ダイバーシティの3つの関係に着目している。

企画・ファシリテーション

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佐久間 紘樹

日本科学未来館 科学コミュニケーター

言葉以外の情報は、コミュニケーションをどう変える?

開催概要

開催日時
2022年2月27日(日)14:00~15:00
開催場所
Zoomウェビナーでライブ配信します。
※後日MiraikanChannelで公開予定です。
対象
どなたでもご参加いただけます。
参加人数
500名
参加費
無料
情報保証について
配信画面上での字幕の表示と、手話通訳者による同時通訳をおこないます。
音声認識字幕アプリ「UDトーク」もお使いいただけます。
参加方法
お申込みフォームより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
お申し込み後にオンライン参加方法をご案内いたします。
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム

字幕の視聴について

研究エリア公開ミーティング Vol.6「言葉以外の情報は、コミュニケーションをどう変える?」では、配信画面上での字幕表示のほか、音声認識字幕アプリ「UDトーク」をお使いいただくことでお手元の端末でも字幕を確認いただけます。
※お手元の端末から字幕をご覧いただけるのは、リアルタイム配信時のみです。
※UDトークは無料でご利用いただけるアプリです。
※Zoomウェビナー視聴用の端末とは別にUDトーク用の端末が必要です。
※音声を文字に変換する際に、一部変換間違いが発生する場合がございます。ご了承ください。