音と手でさぐる新展示「プラネタリー・クライシス」vol.2 視覚障害者向け実証実験イベント

視覚に障害のある方が、お一人で展示を楽しむためのコンテンツを体験するイベントの第2弾です。昨年12月に実施した第1弾の結果を受けて、ナビゲーション機能などをアップデートしました。

会場は、昨年秋に公開した新しい常設展示「プラネタリー・クライシス ―これからもこの地球でくらすために」。参加者はメガネ型のオーディオデバイスをつけ、自分の動きに合わせて流れる案内や音声解説、BGMなどを聞きながら、触れる展示を体験していきます。「聞くこと」と「触ること」を通して、展示のテーマの一つである「変化する地球の今と未来」について考えます。

ここで使われているのは、音声などの情報を特定の空間にひもづけて再生することができる音の複合現実（MR; Mixed Reality）技術。未来館アクセシビリティラボにて、株式会社乃村工藝社と共同でコンテンツを開発しました。株式会社GATARIが開発した空間に音を配置するシステム、「Auris（オーリス）」をプラットフォームに、乃村工藝社が企画制作する音響体験サービス「oto rea（オトリア）」を、視覚障害者向けに実装したものです。体験後はアンケートにご協力いただき、いただいたご意見は今後の研究開発に役立てていきます。

※体験する展示や基本的なシナリオは、昨年12月に実施した同名イベントと同じです。前回体験された方でもお申込みいただけますが、主に機能面でのアップデートとなりますのでご了承ください。
前回のイベントはこちら

体験の流れ

事前説明（約5分）→「オトリア」によるコンテンツ体験（約20分）→アンケート回答（約15分）

開催概要

開催日時: 2024年3月23日(土曜) 10時30分～16時30分

【全盲の方の体験枠】
10時30分~、11時15分~、13時30分~、14時15分~、15時00分~、15時45分~
（各回45分）

【弱視の方の体験枠】
13時30分~、14時15分~、15時00分~、15時45分~
（各回45分）

開催場所: 日本科学未来館 5階プラネタリー・クライシス

対象: 視覚障害のある方（全盲の方、弱視の方、それぞれの体験枠あり）
※歩行に不安・困難の無い方
※オーディオグラスを用いた音の聞き取りに困難のない方
※コンテンツは小学校高学年以上向けの内容になります

参加人数: 各枠1名

参加費: 無料
※別途、常設展チケットのご購入が必要です。
※視覚障害者の方は、購入時に障害者手帳等の証明書をお持ちいただくと、ご本人および付添の方お一人までが無料となります。

参加方法: 【申し込み方法】（先着順）
下記「お申し込みフォーム」より事前申し込みを受け付けします。注意事項をご確認のうえ、希望の時間を選び、お申し込みください。
全盲の方の枠と弱視の方の枠の2種類がありますのでご注意ください。
【参加にあたっての注意事項】
・本イベントに参加頂くには、当日会場で同意書へのご署名が必要となります。また、未成年者は保護者の同伴が必要です。
・体験予定時間までにお越し頂けない場合はキャンセルとなり、他のお客様を優先する場合があります。
・本イベントは、視覚障害者向けコンテンツの研究開発に資する実証実験です。体験いただいた皆様にはアンケートにご協力いただくほか、体験の様子を記録・撮影し、日本科学未来館や乃村工藝社、GATARIの活動に利用させて頂くことがあります。

全盲の方の枠・10時30分の回申込フォーム
 全盲の方の枠・11時15分の回申込フォーム
 全盲の方の枠・13時30分の回申込フォーム
 全盲の方の枠・14時15分の回申込フォーム
 全盲の方の枠・15時00分の回申込フォーム
 全盲の方の枠・15時45分の回申込フォーム

 弱視の方の枠・13時30分の回申込フォーム
 弱視の方の枠・14時15分の回申込フォーム
 弱視の方の枠・15時00分の回申込フォーム
 弱視の方の枠・15時45分の回申込フォーム