「Lasermice dyad(レーザーマイスダイアド)」(撮影 黒羽政士氏)

2023年4月21日(金)から公開予定の新展示「ちいさなロボットたちがこだまする森」。その公開に合わせて、作品を制作したアーティストと共に今回の展示の見どころを隅から隅までご紹介するトークイベントを開催します。

展示の主役は、アーティストである菅野創さんの作品「Lasermice dyad(レーザーマイス ダイアド)」。森に見立てた空間で、約30台の白いもふもふの毛に覆われた小型のロボットが、赤や緑の光を出し、音を鳴らしながら自由に走り回ります。

ホタルやハチなど、動物の群れや行動にインスピレーションを得て制作された本作品。お互いが発する光によって行動が変化し、全体の動きがきれいに揃うこともあれば、てんでバラバラに動き回ることもあります。
その様子をずっと見てみると、会話をしているようだったり、家族みたいに過ごしていたり。時には喧嘩、時には孤独をおう歌しているようにも見えてきます。

見る人によってそれぞれ違った見方や解釈をすることができるLasermice dyad。
オープニング・トークでは、菅野さんにゲストとしてお越しいただき、制作したアーティストならではの視点から今回の展示の見どころや見方のヒントなどを語っていただきます。他にも、Lasermiceの中身の紹介や、展示づくりの裏話など、展示空間に載せきれなかった情報を盛りだくさんに詰め込んでお届けします。

より展示が面白く見えること間違いなし。ぜひご視聴ください。

ゲストスピーカー

菅野 創 の写真

菅野 創

アーティスト

1984 年生まれ。2013 年からベルリンを拠点に活動。テクノロジーの進化や変化がもたらす事物の本質的な変化に、自覚的に新しい視点をもたらすような作品を制作する。近年は主に多数のロボットを用いた作品を制作している。文化庁メディア芸術祭優秀賞 2 回、新人賞 1 回、審査員推薦作品 2 回。アルスエレクトロニカデジタルミュージック部門オノラリーメンションなど受賞多数。

企画・ファシリテーション

岩澤 大地 の写真

岩澤 大地

日本科学未来館 科学コミュニケーター

今回の展示制作チームの一人。パンデミックの中で暮らすうちに、「人って集まるのがほんとに好きなんだなぁ」とふとした疑問を持つ。そこから、集まること・群れることの意義や価値をもう一度考える場を設けたいと思い、群ロボットで作品を制作していた菅野さんに声をかける。

イベントアーカイブ

開催概要

開催日時
2023年4月29日(土) 20:00~20:30
開催場所
YouTube (Miraikan Channel)でのライブ配信
対象
どなたでもご参加いただけます。
参加費
不要
字幕の視聴について
本イベントでは、配信中画面上に音声認識字幕アプリ「UDトーク」を利用した字幕表示をおこないます。
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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