今年も一緒に発表の瞬間を迎えましょう

アルフレッド・ノーベルの遺言により「人類の幸福に貢献した人」に対して贈られるノーベル賞。2022年の自然科学3賞は、10月3日(月)の生理学・医学賞の発表を皮切りに、4日(火)に物理学賞、5日(水)に化学賞の順で発表されます。

今年もそれぞれの発表当日は、ニコニコ生放送「科学コミュニケーターと楽しむノーベル○○賞」の番組を配信します。科学コミュニケーターが、感染症研究や超精密計測が切り開く世界、原子や分子を使った物質合成の歴史などを、独自の視点で分かりやすく解説。受賞発表時刻には、スウェーデンの会見の様子をインターネット中継で見守りながら、視聴者の皆さんと一緒に発表の瞬間を迎えます。

120年の歴史を誇るノーベル賞は「受賞者の国籍は問わない」ことを明確にうたった最初の国際賞です。受賞対象となる研究は過去に行われたものに対してですが、なぜ今、その研究を選んだのかにメッセージを読み取れることもあります。人間の免疫を利用する新しいがん治療の方法を発見した研究者に生理学医学賞を贈ったり(2018年)、地球温暖化の原因は人間活動であることを科学的に証明した研究者に物理学賞を贈ったり(2021年)、脱炭素社会への期待を込めてバッテリーの開発者に化学賞を贈ったり(2019年)──。科学技術をどう使って、どういう社会を目指していくか、ノーベル賞はそれを考える好機でもあると未来館は考えます。

今年はどのような科学研究に贈られるのでしょう。一緒に注目しましょう。

科学コミュニケーターと楽しむノーベル生理学・医学賞

科学コミュニケーターと楽しむノーベル物理学賞

科学コミュニケーターと楽しむノーベル化学賞

科学コミュニケーター・トーク

過去のノーベル賞などを振り返る科学コミュニケーター・トークを、毎日、展示フロアで実施します。

期間:2022年10月3日(月)まで
時間:平日 14:00~14:15、土日祝 15:00~15:15
場所:5階 コ・スタジオ

科学コミュニケーター

大澤 康太郎 の写真

大澤 康太郎

ニコニコ生放送司会

初のノーベルニコ生司会になります。各賞の担当チームの熱意をしっかりと活かしながら、視聴者の皆さんのコメントも拾って、発表までの時間を良いものにしたいと思います!

竹下 あすか の写真

竹下 あすか

生理学・医学賞担当

ノーベル賞担当も3年目となりました。毎年いろんな角度から楽しみ方を模索しています。今年は感染症をテーマにいつもとはひと味違うノーベル賞をお届けする予定です。

大久保 明 の写真

大久保 明

生理学・医学賞担当

コロナ禍の今、ノーベル賞とも関わりの深い感染症についてみなさんと一緒に考えたいです。研究活動の背景にある社会にまで目を向けることで、いろいろなノーベル賞の楽しみ方が見つかるかもしれません。

太田 努 の写真

太田 努

物理学賞担当

自然のナゾを解き明かす、だれでも楽しめるミステリー。それが物理学です。今年は「1キログラムとは何か」を決めるまでのストーリーを調べてきました。ここまで極めるのか、という研究者の熱意を味わってください。

中野 夏海 の写真

中野 夏海

物理学賞担当

物理学賞を担当します。物理といえば、電子を使った二重スリット実験について知ったときの衝撃が忘れられません。皆さんと一緒に発表の瞬間を迎えるのがとても楽しみです!

廣瀬 晶久 の写真

廣瀬 晶久

化学賞担当

ノーベル賞ニコニコ生放送も3回目の出演です。平井さんと一緒に化学の世界、「つくる」と「みる」を面白く伝えられるように頑張ります。そして、今年はなるべく噛まないようにします。

平井 元康 の写真

平井 元康

化学賞担当

今回初めてノーベル化学賞を担当します。化学賞で扱うのは、とても小さい原子や分子。それらを「みる」・「つくる」という視点で切り取った、発表前も発表後もみなさんと一緒にワクワクできる番組を目指します!

開催概要

放送日時
10月3日(月)、4日(火)、5日(水) 17:30~19:00
※放送時間の延長あり
視聴方法
ニコニコ生放送にてインターネット放送します。
生理学・医学賞
放送日時:10月3日(月) 17:30~19:00
物理学賞
放送日時:10月4日(火) 17:30~19:00
化学賞
放送日時:10月5日(水) 17:30~19:00
字幕の視聴について
音声認識字幕アプリ「UDトーク」によるコミュニケーション支援を行います。(リアルタイム配信時のみ)
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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