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「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(1995年/82分)
©1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

「Cinema未来館」は、映画を鑑賞した後、研究者を招いたトークセッションを通して考えを深めるイベントです。今回の上映作品は、押井守監督によるSF長編アニメーションの金字塔ともいわれる「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊(ゴースト・イン・ザ・シェル/こうかくきどうたい)」。映画鑑賞後には、ロボットや人工知能と人間の関係性について研究している文化人類学者の久保明教さんをお招きしたトークセッションを行います。人間の身体能力を高めたり、寿命を伸ばしたりするテクノロジーの発展とともに、わたしたちが思い描く「未来」はどのように変わってきたでしょうか。
本作で描かれる2029年の「未来」を、2022年を生きる私たちの目線で再解釈し、現実の未来とはなにかを想像します。

映画上映:「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(1995年/82分/PG-12)

「電脳」や「義体」など、体の一部を機械に置き換えたり拡張したりする技術が飛躍的に進んだ未来社会が舞台。複雑化した犯罪を取り締まる「公安9課」に所属する草薙素子(通称:少佐)も、全身のほぼすべてを機械化したサイボーグです。少佐は国際手配中のハッカー「人形使い」の影を追って奔走します。作品全体を通して「人間とはなにか?」という根源的な問いを投げかけています。

トークセッション:久保明教氏(文化人類学者)

「攻殻機動隊」の世界には、今のわたしたちの世界とは少し違う“人間”の姿があります。彼らの姿や葛藤は、現実の未来を考えるヒントになるかもしれません。ロボットや人工知能などのテクノロジーと人間との相互作用を文化人類学の視点から研究している久保さんのお話を交えながら、映画と現実を対比させ、わたしたち人間の未来をじっくり議論します。

ゲストスピーカー

久保 明教  の写真

久保 明教

一橋大学 大学院社会学研究科 教授

文化人類学者。研究テーマは「テクノロジーの人類学」。ロボットやAIなどのテクノロジーが、社会のなかで人間とどのように相互作用しているかについて、科学と文化を横断する視点から分析している。テクノロジーを、単に便利な道具ではなく、私たち人間とたがいに影響を与えながら変化していくものと捉え、その変化の過程に注目している。
久保明教個人ホームページ:http://anthropology.soc.hit-u.ac.jp/akinorikubo/外部サイトへ移動します

ファシリテーション

宮田 龍 の写真

宮田 龍

科学コミュニケーター

これまでSF作品などのコンテンツとコラボレーションした企画を多く担当。開催中(2022年8月31日まで)の特別展「きみとロボット~ニンゲンッテ、ナンダ?」の企画にも携わる。
「劇中に登場するアルコールを分解してくれる体内プラントを使って、二日酔いしない体になりたい。」

Cinema未来館「攻殻機動隊」~テクノロジーによって“わたし”は何者になるのか?

開催概要

開催日時
2022年8月11日(木)14:00~16:40
14:00~15:22 映画「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」上映(82分)
15:40~16:40 久保明教氏のトークセッション
(上映会とトークセッションの間に休憩があります)
開催場所
日本科学未来館 7階 未来館ホール ※会場が変更となりました。(2022年8月8日)
対象
どなたでも
※上映映画はPG12 作品につき、一部過激なシーンが含まれます。12歳未満の方は保護者の方同伴でのご参加をお勧めします。トークセッションはどなたでもご参加いただけます。
参加人数
120人(事前申し込み制、先着順)
※席に余裕がある場合は、当日も受け付けます。
参加費
無料
字幕の視聴について
映画上映は、日本語音声と日本語字幕となります。
トークセッション時はUDトーク(音声認識字幕アプリ)を使用し、イベント会場に字幕を表示します。
参加方法
下記に表示される「お申し込みフォーム」より事前申し込みをお願いいたします。
※申し込み期間は2022年7月29日(金)~8月10日(水)17:00まで
※事前申し込みの状況により、当日の受け付けを行う場合がございます。
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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