[お申し込みフォーム]より、必要事項をご記入のうえお申込みください。

ちがう種の小鳥が一緒に群れをつくる

「Cinema(シネマ)未来館」は、映画を鑑賞した後、研究者を招いたトークセッションを通して考えを深めるイベントです。
「Mirai can FES(ミライキャンフェス)」にあわせて開催する今回、会場の皆さんと一緒に鑑賞するのはディズニーの人気アニメーション映画「ズートピア」。ウサギやキツネ、アフリカスイギュウなど、さまざまな動物がともに暮らす世界を描いた作品です。鑑賞後は、小鳥たちの言語の研究で有名な鈴木俊貴先生が登場! 小鳥たちのコミュニケーションのしかたや、冬になると姿も言語も異なる種がひとつの群れとして行動する「混群」などの現象についてお話を聞きながら、違いを超えてともに生きる社会に必要なものはなにかを探ります。

映画上映「ズートピア」

ジュディは初めてのウサギの警察官。でも、警察署の上司は重要な事件をジュディには回してくれません。ひょんなことから行方不明事件の捜査をキツネのニックと一緒にすることになりますが……。ときに面白おかしく、ときに皮肉っぽく、偏見や思い込みといった社会の課題を浮かび上がらせながら、ジュディの活躍を通して、多様なものどうしの共生へと向かう希望と挑戦を描きます。皆さんはジュディやニックの活躍から、何を感じるでしょうか?

トークセッション(動物行動学者・鈴木俊貴氏)

森だけでなく都会でも見ることができるシジュウカラは、身近な野鳥の一種。でも、その鳴き声には文法をそなえた言語があることをご存知でしょうか? ゲストの鈴木俊貴氏はシジュウカラの言語を発見して、国内外の研究者からも注目を集めています。さらに面白いことに、シジュウカラなどのカラ類は、冬にはほかの種も交えた「混群」という群れをつくることが知られています。見た目も言語も違う種が、冬にだけ一緒に群れをつくる現象を解説していただき、リアル世界の混群とズートピアを対比することで、人間社会の共生について新たな視点を探ります。

言語を持つシジュウカラ(提供:鈴木俊貴氏)

ゲストスピーカー

鈴木 俊貴 の写真

鈴木 俊貴

京都大学 白眉センター 特定助教

動物行動学者。シジュウカラの鳴き声に文法規則があることを発見。ヒト以外の言葉の使用を実証した初めての例として国内外の研究者などから大きな注目を集めています。
https://twitter.com/toshitaka_szk
https://sites.google.com/site/toshinsuzuki/

企画・ファシリテーション

竹下 あすか の写真

竹下 あすか

科学コミュニケーター

「ズートピア」に登場する動物のなかで友だちになりたいのは、スイーツ好きのチーター「ベンジャミン」です。

Cinema未来館 「ズートピア」 ―ちがっていても、いっしょに、いきる。

開催概要

開催日時
2022年7月10日(日)13:30~16:20
13:30~15:20 映画「ズートピア」上映(108分)
15:30~16:20 鈴木俊貴氏のトークセッション
(上映会とトークセッションの間に休憩があります)
開催場所
日本科学未来館 7階 イノベーションホール
対象
どなたでも
参加人数
80人(事前申し込み制、先着順)
参加費
無料
字幕の視聴について
映画上映は、日本語による吹き替え音声と日本語字幕となります。
トークセッションには手話通訳がつきます。また、UDトーク(音声認識字幕アプリ)を使用し、イベント会場に字幕を表示します。
参加方法
下記に表示される「お申し込みフォーム」より事前申し込みをお願いいたします。
※定員に達したため申し込みの受付は終了しました。
※キャンセルにより席に余裕ができた場合にかぎり、当日も受け付けます。
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム