Miraikanストーリー
ともにつくる挑戦
CO-CREATION STORY

タイトル「5 科学技術と社会をつなげる 未来を考える場」

解説

≪BGMが流れる。沢山のパネルに映る地球の映像。目まぐるしく切り替わる。
ズームアウトし、吹き抜けに浮かぶ大きな地球型のディスプレイ「ジオ・コスモス」の姿を映す。球体を覆う無数のパネルに映像が映し出されている。
ジオ・コスモスを背景に「Miraikan ストーリー ともにつくる挑戦 CO-CREATION STORY」のタイトルが表示される。
ディスプレイが、地球型のイラストに変わる。
地球が何分割かされ、それぞれの空間で人々が活動している。展示物を見ている人たち、マンモスの展示や重機を操縦する人、議論をしている人たちなど。
イラストを背景に「Connecting Science and Technology with Society A place to contemplate the future」「5 科学技術と社会をつなげる 未来を考える場」のテロップが表示される。≫

ナレーション

わたしたちは科学技術とどのように付き合っていくのか。この思考・対話を促進する日本科学未来館のキーパーソンが、科学コミュニケーターです。

解説

≪日本科学未来館の外観。全面ガラス張りの大きな宇宙船のような形。館内。
来館者たちが地球型のディスプレイ「ジオ・コスモス」やそばの展示を見学している。
「アナグラのうた」の展示。来館者の情報を壁のスクリーンと2つのスピーカーから歌って聞かせるしくみ。
来館者の目の前のスクリーンに、手の映像と「ワカラヌ」の文字が映っている。科学コミュニケーターのユニフォームについている、未来館ロゴマークのワッペン。
背中には、「Miraikan」のプリント。ユニフォームを着て、館内を歩く科学コミュニケーターたちの後ろ姿。≫

テロップ

詫摩雅子
科学コミュニケーション専門主任

詫摩のインタビュー

「新しい科学技術が出てきたら、それをこう、分かりやすく噛み砕いて紹介することももちろんやりますし、でもそれだけではない。
そこは本当にベースの部分で、そこからさらに『じゃあ これって どう思います?』というのをお聞きして、それを例えば研究者の方にフィードバックする。」

解説

≪イラスト映像。円形のテーブルの中央にいる科学コミュニケーターたち。テーブルには、人工衛星やロケットの模型、アルコールランプなどが置かれ、来館者とさまざまなテーマで話をしている。
スーツを着たメガネの女性、詫摩が話している。
モニターの横でヘッドマイクをつけて深海の水圧などを説明する科学コミュニケーター。テーブルにはビーカーなど、実演用の器具が置かれている。
インターネット物理モデルの展示。
科学コミュニケーターが「計算機と自然、計算機の自然」の展示前で来館者に説明している。≫

解説

≪BGMが変わる。≫

ナレーション

科学技術をテーマにした展示の企画・開発や研究者と一般の人々が語り合うイベントの開催も、科学コミュニケーターの大事な役割のひとつです。

解説

≪テーブルの上に広げられた白い紙の上に、ピンクや黄色、水色の付箋メモがたくさん貼られている。
科学コミュニケーターたちが話し合っている。
「コ・スタジオ」のスクリーンを前に解説する科学コミュニケーター。来館者の前でマイクで話している。スクリーンには宇宙、初代はやぶさの説明写真などが映っている。別の科学コミュニケーターは「計算機と自然、計算機の自然」の展示を来館者に身振り手振りも使って説明している。≫

テロップ

宮原裕美
展示ディレクター

宮原のインタビュー

「『ビジョナリーキャンプ』という展示も作ったんですけれども、その日初めて会った人たちが、同じビジョンで集まったけれどもなかなか自分の意見が言いだせなかったり、まとめていくのになかなか難しくなっているようなところを、科学コミュニケーターだったり私のようなスタッフが入ってファシリテーションしていって。」

解説

≪スクリーンの前。笑顔のイベント参加者。
客席から笑いながら前に出て行く人たち。
スクリーンに「未来館ビジョナリーキャンプ」優秀賞、チーム家族・チームパー・チーム葛藤と映っている。笑顔で並んだ人たちが賞状を見せ、お辞儀する。
白黒ボーダーのインナーに黒いシャツを着た女性、宮原が話す。
テーブルで話し合っている人たち。ノートパソコンの画面を見せる人。女性2人が画面をのぞく。≫

テロップ

池辺 靖
科学コミュニケーション専門主任

池辺のインタビュー

「やっぱり1人で考えていてもなかなか繋がらないんですよね。
いろいろな生活者、立場の違う人たちと一緒になって議論するということで
分からなかった問題が自分の問題として考えられるようになる。」

解説

≪メガネにスーツ姿の男性、池辺が話す。
展示の前で、緑色のお揃いのTシャツを着た人たちなどが円になって話をしている。壁にたくさんの工具などがかけられた部屋。ノートパソコンの画面をのぞきこむ人たち。
マイクを持った来館者たちが身振り手振りもまじえ、話している。
ノートパソコンを前にテーブルを囲んで話している人たち。≫

解説

≪BGMが変わる。≫

ナレーション

日本科学未来館ではこれまで、さまざまなプロジェクトを通して、研究者と社会を繋ぐ対話の場を創造してきました。研究者にとって、科学コミュニケーターとはどのような存在なのでしょうか。

解説

≪テーブルにガラスのような素材でできた手の模型。何本かに飾りがついている。模型に触れながら、議論する参加者とスタッフ。
会議室のような部屋で話をしている人たち。
テーブルを囲む人たち。ノートパソコンの画面をさして話している。
実験室のような部屋。子どもたちの前に、ゴーグルに白衣を着た科学コミュニケーター。子どもたちも白衣を着ている。何人かの子どもが黄色の紙を掲げている。
子どもたちに表などが書いてある紙を見せながら、話している白衣姿の科学コミュニケーターの写真。
「ノーベルQ」の展示。壁にノーベル賞受賞者たちからの問いの文字。
Qのアルファベットをデザインしたパネルが並ぶ。一つ一つのQの中に、受賞たちからの問い、その下に受賞者の紹介文が書いてある。≫

テロップ

南澤孝太
企画・監修協力

南澤のインタビュー

「未来館の良さというのは、来館者の方と触れ合いながら、いろいろな試行錯誤できる場所。そこはたぶんちょっと違う視点を持ってるということが大事で、どういうふうに未来館に来てる人たちに、未来が伝わるかという視点から一緒に伴奏してくれるパートナーかなと。」

解説

≪イラスト映像。円形のテーブルの中央に科学コミュニケーターたち。模型などが並ぶ前で来館者たちと話をしている。
ノートパソコンの画面越しにジャケットを着たメガネの男性、南澤が話している。
展示のタッチパネルに、細胞を研究する科学者たちの写真と説明が並んでいる。ES細胞・中辻憲夫、iPS細胞・山中伸弥など。
知りたい細胞をタッチしてください、と表示される。
展示の前で、手で物を見せながら、来館者たちに説明する科学コミュニケーター。
「燃料電池デモンストレーション」と映るモニターの前で話す科学コミュニケーター。座って聞いている子どもたちの後ろ姿。
展示を見ている人の横顔。≫

テロップ

武藤香織
イベント企画監修

武藤のインタビュー

「自分たちが論文とか研究の中でやっていることを、実際に市民の人たちに見せて、考えていただけるようなそういう素材や場を作っていただけるというのは本当に心強いと思ってます。価値観が時に対立し合ったり、葛藤を抱えるような科学技術について本当に誰も取り残さないように、それから否定される人が出てこないようにということを、チーム一丸となって配慮してくださって、その熱い思いに打たれて一緒に作業させていただいたという記憶があります。」

解説

≪黒のインナーにカーディガンを羽織った女性、武藤がタブレットの画面越しに話す。
スクリーンの前にたち、指し棒を使って説明している女性。スクリーンには「遺伝要因と環境要因」の文字とグラフ。
科学コミュニケーターがスクリーンのそばでマイクを手に話している。
たくさんの遺伝子構造の模型がテーブルに並んでいる。≫

解説

≪BGMが変わる。≫

ナレーション

研究者と社会を繋ぐ科学コミュニケーター。科学の未来、地球の未来のために、科学コミュニケーターが担う役割はこれからも変化していきます。

解説

≪ジオ・コスモスのアップ。たくさんの有機ELパネルが貼り合わされてできている。壁にMiraikanの文字。
ジオ・コスモスを取り囲む回廊「オーバルブリッジ」を歩く親子。
並んだディスプレイに映った人の顔が次々と別の人の顔に移り変わっていく展示。来館者に科学コミュニケーターが説明する。
科学コミュニケーターたちが話し合っている様子。≫

テロップ

中村桂子
総合監修委員

中村のインタビュー

「この、今の社会が求めていることが、本当に人間として大事なことなのだろうか。これから先、次の世代の子どもたちが育っていく社会として、この社会を渡すのが本当にいいことなのだろうか。そこまで戻って考える役割が本当はあると思います。」

解説

≪ノートパソコンの画面越しに話す、白いシャツにニットを着た女性、中村。
壁の展示に「未来をつくる。」の文字。
「インターネット物理モデル」の展示。しくみを再現できるもの。子どもがスイッチを押す。
展示されたロボットを操縦する子どもが、ハンドルを引っ張る。
実験室。白衣を着た女性たちがテーブルを囲み、スポイトのような器具で液体を吸い取る。≫

詫摩のインタビュー

「科学コミュニケーターの仕事って本当に双方向性で、例えば何かについて賛成の方 反対の方、この両方を見て何か橋渡しができる接点がないかそれを探す。」

解説

≪詫摩が話す。
「地球環境と私」の展示。循環をテーマにした展示を見学する来館者。
「Human?」「オトナロイド」などと書かれた壁。
来館者が展示物を手に取って、科学コミュニケーターと話している。≫

池辺のインタビュー

「あらゆる人々が自分の心の中に持っている、科学するという心があると思うんですね。自分たちで どのような未来をつくっていくのかということを自分たちで決めていく。そのための対話を皆さんと一緒にやる。」

解説

≪池辺が話す。
「ジオ・コスモス」を見上げている来館者たち。写真を撮っている人もいる。「ジオ・コスモス」に映し出された青い地球。
イラスト映像。円形のテーブルの中央に科学コミュニケーターたち。来館者たちと話をしている。≫

≪Miraikanのロゴで映像が終了。≫