2024年5月9日版
触覚や聴覚で体験できる主な常設展示など、視覚障害がある方に楽しんでいただけるコンテンツをリストにしています。以下、3階、5階の順で、各階にある展示コーナーごとに、体験できる展示アイテムを並べています。リストの最後に、視覚障害者の移動を支援するために開発中のナビゲーションロボット「AIスーツケース」の体験プログラムを案内しています。
このリストは随時更新する予定です。
3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」
展示コーナーの名前:老いパーク
「サトウの達人」聴覚機能の低下を体験する展示です。「サトウ」「カトウ」「アトウ」という異なる名前を聞きわけるゲームを通じて、老化により聞こえにくくなる音の特徴がわかります。
「スーパーへGO!」
運動器の老化を体験する展示です。足首におもりをつけて猫背の姿勢で歩くことで、老化による歩きにくさなどを実感できます。歩行に従って変化する町の様子を同伴者が口頭で説明すると、より臨場感のある体験になります。
「おつかいマスターズ」
脳の老化による記憶力や注意力の低下を体験する展示です。音声読み上げによる視覚障害者モードがあり、同伴者と組になって体験します。読み上げられた買い物リストを記憶して、おつかいに挑戦します。
「オーカムリード」
活字を音声で読み上げるペン型の装置です。視覚の解説コーナーの中にあり、実物を触って体験できます。日本語と英語に対応しています。
※このほか展示コーナー「老いパーク」の中には、骨密度の違いを触って感じられる模型や、おしゃべりする見守り介護ロボット、研究者や高齢者の音声つきインタビュー映像などがあります。
展示コーナーの名前:ナナイロクエスト
「ともだちロボットツアー」タブレットを使って未来のまちを探索する展示です。3つの体験シナリオのうち「ともだちロボットツアー」にはタブレットに音声読み上げ機能があり、触覚なども使いながら体験できます(音声読み上げ機能を使用する場合は受付スタッフにお尋ねください)。ほかの2つのツアーもタブレットの文言を同伴者が読み上げることで体験できます。
展示コーナーの名前:ハロー! ロボット
セラピー用ロボット「パロ」、ペットや家族になれるロボット「aibo」と「LOVOT 」展示しているロボットたちに自由に触ることができます。なでたり、声をかけたりすることで反応を楽しめます。
パートナーロボット「ケパラン」
このロボットに触ることはできませんが、画像認識などによるロボットのコミュニケーション行動を解説した音声ガイドがあります。設置しているヘッドフォンからお聞きください。
展示コーナーの名前:ノーベルQ ノーベル賞受賞者たちからの問い
28人のノーベル賞受賞者たちからのメッセージを、音声と点字で紹介する展示です。5階 常設展示ゾーン「世界をさぐる」
展示コーナーの名前:プラネタリー・クライシス
「ゾーン1」気候変動などの影響を体感するシアターです。フィジー共和国の映像がメインの展示ですが、立体音響、風、振動、熱などの演出効果でストーリーの一端を感じられます。
「ゾーン 2」
世界の平均気温の変化や、国や地域ごとの二酸化炭素排出量の違いを触って理解できる展示です。上昇を続ける気温を立体的な折線グラフにしたり、二酸化炭素の排出量を球の体積で表現したりしています。
展示コーナーの名前:LE-7Aロケットエンジン
日本の大型ロケットのエンジンの模型です。まわりに設置された手すりをつたって一周すると、ロケットの直径がわかります。足元の素材の違いから、ブースターの位置や大きさも把握できます。展示コーナーの名前:細胞たち研究開発中
「胎児模型」受精卵からから少しずつ大きさや形が変わっていく胎児の成長過程を段階的に表した模型です。順に触っていくことで、変化の様子を実感できます。
展示コーナーの名前:こちら、国際宇宙ステーション
国際宇宙ステーションの大きさや内部の様子を触って知ることで、宇宙でのくらしを想像する展示です。外壁を触って全体の形を把握したり、ステーションの中を歩きながら宇宙で暮らすためのいろいろな工夫を発見したりします。体験プログラム
実証実験:「AIスーツケース」で常設展を歩こう
視覚障害者向けに開発している自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」によるツアーを、休館日をのぞく毎日開催しています。3階、総合案内横の「AIスーツケース・ステーション」でお申し込みください。視覚障害がある方は、体験日の3週間前から電話予約が可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。
実証実験:「AIスーツケースで常設展を歩こう について詳しくみる
リストはここまでです。これ以外にも点字や音声解説を搭載した常設展示があるほか、触って理解できるサポートアイテムもあります。ご来館の際にスタッフにお尋ねください。