イグ・ノーベル賞公式イベントを12月17日開催

今年の受賞者らに加え、ノーベル賞受賞者も登壇

日本科学未来館

イグ・ノーベル賞公式ビジュアル ©Improbable Research

日本科学未来館(略称:未来館、館長:浅川智恵子)は20231217日(日)にイグ・ノーベル賞の公式イベント「Ig Nobel Face-to-Face 2023 in JAPAN」を開催します。本イベントは、「素朴な疑問から始まる科学」を伝え、科学・技術の面白さを共有することを目的としています。イグ・ノーベル賞受賞者、さらにはノーベル賞受賞者に登壇いただき、研究を志したきっかけや研究の面白さなどについてお話を伺います。オープニングには、イグ・ノーベル賞イベントで恒例の「紙飛行機とばし」を登壇者と参加者がともに行います。

人々を思わず笑わせ、そして考えさせてくれる──そんな研究をした約10のグループや個人に毎年贈られるイグ・ノーベル賞。今年で33回目を迎え、17年連続で日本人研究者が選ばれていることもあり、日本でもなじみのある賞になりました。「Ig Nobel Face-to-Face」は米国で今年から始まったイベントで、今回はその日本版です。

今年のイグ・ノーベル賞を受賞した電気刺激で味覚を変える実験をした明治大学総合数理学部の宮下芳明教授、粘菌の研究で過去に2回受賞している北海道大学電子科学研究所の中垣俊之教授ら4人のイグ・ノーベル賞受賞者に加えて、本家のノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所の梶田隆章教授にもご参加いただき、研究を始めたきっかけや、科学研究の楽しさを存分に語っていただきます。イグ・ノーベル賞受賞者もノーベル賞受賞者も、皆さんが抱いたことのあるような素朴な疑問が研究のきっかけになったかもしれません。

開催概要

イベント名
イグ・ノーベル賞公式イベント「Ig Nobel Face-to-Face 2023 in JAPAN」
開催日時
2023年12月17日(日) 13:00-15:00
開催場所
日本科学未来館 7階 未来館ホール
定員
200人(事前申し込み制、先着順)
対象
小学校高学年以上推奨
主催
日本科学未来館
参加費
無料(入館料も不要) ※常設展やドームシアターの鑑賞は別料金
イベントページ
イベント「Ig Nobel Face-to-Face 2023 in JAPAN」

イベントプログラム

司会:古澤輝由氏(インプロバブル・リサーチ / イグ・ノーベル賞 日本担当ディレクター / 立教大学 理学部 SCOLA 特任准教授)

オープニング 紙飛行機とばし

参加者に紙飛行機を折っていただき、全員一斉に舞台の的(となる人)に向かって飛ばします。

第1部 スピーチ

登壇者の方々に、受賞された研究内容や現在の研究についてご紹介いただきます。

 <登壇者>

・梶田隆章教授(東京大学 宇宙線研究所)

  ノーベル賞 物理学賞受賞(2015  「ニュートリノ質量の存在を示すニュートリノ振動の発見」

・宮下芳明教授(明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科)

  イグ・ノーベル賞 栄養学賞受賞(2023) 「電気を流した箸やストローで食品の味を変える実験」

・クリスチャン・チャン准教授(国際基督教大学 教養学部 心理学・言語学デパートメント)

  イグ・ノーベル賞 教育学賞受賞(2023) 「教師や生徒の退屈に関する研究」

・栗原一貴教授(津田塾大学 学芸学部情報科学科)

  イグ・ノーベル賞 音響学賞受賞(2012) 「お喋りを邪魔する銃、スピーチジャマーの発明」

・中垣俊之教授(北海道大学 電子科学研究所)

  イグ・ノーベル賞 認知科学賞受賞(2008) 「真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見」

           交通計画賞受賞(2010  「鉄道網の最適経路設計への粘菌の使用」

第2部 「ヒトはなぜ科学をするのか?」

登壇者の方々に、研究を始めたきっかけや魅力、科学に対する情熱や研究の面白さなどをお伺いします。

<登壇者>

・梶田隆章教授(東京大学 宇宙線研究所)        

・宮下芳明教授(明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科)        

・栗原一貴教授(津田塾大学 学芸学部情報科学科)        

・中垣俊之教授(北海道大学 電子科学研究所)

<ディスカッサント>

・太田努(日本科学未来館 科学コミュニケーター)

<ファシリテーター>

・堀川晃菜氏(サイエンスライター / 科学コミュニケーター)

第3部 抽選会

アメリカで開催された「Ig Nobel Face-to-Face」イベントの公式グッズの他、受賞者のサイン入りグッズなどが当たる抽選会を行います。

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