年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが認め合い、つながり、ともに生きる――そんな社会の実現を目指しているのが、未来館内にある研究エリアで今年度からはじまった研究プロジェクト、「アバター共生社会」プロジェクトです。このプロジェクトが目指しているのは、人間が多数のアバター(遠隔操作ロボットやCGキャラクター)を用いて、常人を超えた能力でさまざまな活動に自在に参加できるような未来。
……と聞いてもあまりピンとこないかもしれませんね。そもそもアバターって何でしょうか?
このイベントでは、プロジェクト代表でロボット工学研究者の石黒浩さん、ロボット法や情報法を研究している法学者の新保史生さんが、まず「アバターとは何か?」「”人間とアバターが共生する未来”ってどんなところか?」について語ります。
アバターについての理解が深まったところで、多様な生き方を望む皆さんがアバターとどのように関わりたいのか、研究者とともに話し合っていきます。まだまだ研究途上の技術だからこそ、皆さんのアバターに対する率直な意見が今後の研究のカギになります。

アバターによって、いつでもどこでも、何にでもなれる?
仕事も学習も遊びも、もっと自由に、思いのまま?

そんな将来に、皆さんは何を考えますか?
皆さんのご参加をお待ちしております。

研究者

石黒 浩 の写真

石黒 浩

大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授。博士(工学)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。国立研究開発法人科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」プロジェクトマネージャー。

新保 史生 の写真

新保 史生

慶應義塾大学 総合政策学部 教授。博士(法学)。国立研究開発法人科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業「アバターを安全かつ信頼して利用できる社会の実現」プロジェクトマネージャー。専門は、憲法、情報法、ロボット法。

ファシリテーション

瀬戸 翔吾

科学コミュニケーター

アーカイブ動画

イベントのアーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。

開催概要

開催日時
2024年7月6日(土)10:15~11:00
開催場所
日本科学未来館 研究エリア3階 ハブスペース
対象
どなたでも
参加人数
40名程度
参加費
入館料のみ
字幕の視聴について
本イベントでは、音声認識字幕アプリを使用し、イベント会場に字幕を表示いたします。
参加方法
【事前申込制】(抽選)
※本イベントのお申し込みには、Miraikan IDへのご登録が必要です(登録無料)。
※Miraikan IDにご登録後、「Miraikan IDマイページ」→「限定イベント」より、ご希望のイベントにお申し込みください。
※保護者がお子様のイベント参加申込を行う場合は、保護者の方のお名前でMiraikan IDに登録いただいたうえで、お子様の名前を家族設定で追加してください。

【申込期間】 2024年6月14日(金) 10:00 ~6月25日(火)

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撮影について
・イベントの様子は動画撮影を行い、後日YouTubeのMiraikanChannelにてアーカイブ配信を予定しています。
・イベント中に写真撮影が入り、未来館の公式サイトやSNS、館内サイン、各種報告書、また、共催研究者の研究報告書やアウトリーチ活動などで使用される場合があります。
・撮影不可の場合には、当日受付時にご遠慮なくその旨をスタッフまでお申し出ください。
・お客様ご自身による写真や動画の撮影について、個人でお楽しみいただく範囲であれば撮影いただけますが、他の方が映りこまないようご注意ください。
主催
日本科学未来館
共催
日本科学未来館研究エリア 「アバター共生社会」プロジェクト
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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