
イベントレポート「きみに“やさしい”街は、みんなに“やさしい”?」
「未来を乗りにおいでよ。次世代モビリティのまち体験」関連イベント
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あなたは街の中でどんなときに不便を感じますか? 大荷物を持って階段をのぼるとき? それともバス停でなかなかバスが来ないとき?
もしそういった不自由がいっさいない“やさしい”街があるとしたら、いったいどんな姿をしているでしょう。「あなたにとって“やさしい”街」は、ほかの人にとっても“やさしい”のでしょうか。一人ひとりにとっての“やさしさ”を比べてみると、「みんなにとって“やさしい”街」の姿が見えてくるかもしれません。
このイベントでは、「移動」をキーワードに“やさしい”街の姿を探ります。同時期にお台場で開催中の「未来を乗りにおいでよ。次世代モビリティのまち体験」イベントに合わせ、さまざまな “やさしい”次世代モビリティ(移動技術)を体験しながら、みんなで意見を出し合いましょう。
①と②がセットになったイベントです。両方あわせてご参加ください。
未来館のすぐ近く、お台場にあるプロムナード公園内を最先端モビリティでめぐります。体験を通じて、各モビリティの“やさしい”ところを探りましょう。
ナビゲーションロボット「AIスーツケース」
「AIスーツケース」は、目が見えない・見えにくい方の移動をサポートする目的で開発されたナビゲーションロボットです。未来館の館長である全盲の浅川智恵子がリードする「未来館アクセシビリティラボ」などで、研究開発を進めています。一見ふつうのスーツケースですが、さまざまなセンサーやAI(人工知能)、モーターを搭載していて、障害物や人を回避しながら、目的地まで安全に利用者を案内します。実際に使ってみると、見える人にとっても便利な使い道などが見つかるかも。
対話型自動運転モビリティ「Partner Mobility ONE with PiiMo」
「Partner Mobility ONE(パートナー・モビリティ・ワン) with PiiMo(ピーモ)」は、「移動に不安を感じる方も、そうでない方も、すべての人の笑顔が優しく溶け込む観光地」の実現を目指し、Le DESIGN(ル・デザイン)の小型自動運転モビリティ「Partner Mobility ONE」と、パナソニックプロダクションエンジニアリングのロボティックモビリティ「PiiMo」が連携した、これまでにない移動エンターテインメントアトラクションです。
先頭を走るベンチ型の自動運転モビリティには最大3人で乗車でき、家族や友人と肩を寄せ合いながら観光地の感動を共有できます。さらに、その後ろを3台の一人乗り自動運転車椅子が追いかけ、最大6人で一緒に新たな観光サービスを体験できます。体験のテーマは「笑顔をつなぐモビリティ」 。未来の街で、あなたは誰とどんな笑顔を紡ぐのか、想像をふくらませてみてください。
①の体験会で感じたことや考えたことをふまえて、「移動」の観点から“やさしい”街の姿を探ります。「わたしに“やさしい”街」と「ほかの人に“やさしい”街」を比べてみると、新しい発見があるかもしれません。未来の街づくりの主役として、さまざまな参加者と話し合いながら「みんなに“やさしい”街」を探っていきましょう。なお、このワークショップには①「“やさしい”次世代モビリティ」の開発者も参加します。
久留米工業大学発のベンチャー Le DESIGN株式会社を起業し、大規模な産学官連携で「Partner Mobility ONE」を開発。
未来館アクセシビリティラボにて「AIスーツケース」を開発。