Miraikanストーリー
ともにつくる挑戦
CO-CREATION STORY

タイトル「4 科学技術を伝える2 科学×〇〇」

解説

≪BGMが流れる。沢山のパネルに映る地球の映像。目まぐるしく切り替わる。
ズームアウトし、吹き抜けに浮かぶ大きな地球型のディスプレイ「ジオ・コスモス」の姿を映す。
球体を覆う無数のパネルに映像が映し出されている。
ジオ・コスモスを背景に「Miraikan ストーリーともにつくる挑戦 CO-CREATION STORY」のタイトルが表示される。
ディスプレイが、地球型のイラストに変わる。
地球が何分割かされ、それぞれの空間で人々が活動している。
展示物を見ている人たち、マンモスの展示や重機を操縦する人、議論をしている人たちなど。
イラストを背景に「Communicating about Science and Technology2 Science x 〇〇」「4 科学技術を伝える2 科学×〇〇」のテロップが表示される。≫

ナレーション

開館以来、数多くの企画展・特別展を行ってきた日本科学未来館。
人気キャラクターが登場するポップな展示から、
巨大な建築用重機を並べたダイナミックな展示まで、
さまざまな企画展はどのようにして作られてきたのでしょうか。

解説

≪日本科学未来館の外観。ガラス窓に「Miraikan」のロゴ。
明るい外光が差し込む広いフロアに来館者。
未来館の入り口へ向かう男女。
さまざまな企画展のポスター画像が次々に切り替わる。
「ポケモン研究所~キミにもできる!新たな発見~」。
「ディズニー・アート展~いのちを吹き込む魔法~」。
「名探偵コナン科学調査展~真実への推理~」。
「ドラえもんの科学みらい展」。
「ターミネーター展」。
「科学で体験するマンガ展~時を超える夢のヒーロー~」。
「工事中! ~立ち入り禁止!?重機の現場~」。
「メイキング・オブ・東京スカイツリー~ようこそ、天空の建設現場へ~」。
「地下展~空想と科学がもたらす闇の冒険~」。
「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い~」。
「65億人のサバイバル~先端科学と、生きていく。~」。
「マンモス展~その「生命」は蘇るのか~」。
「THE世界一展~極める日本!モノづくり~」。
展示の様子。縦書きの文章が書かれた長方形の幕が6本ほど天井から下がっている。文字が書かれたさまざまな展示。多くの人が観覧している。
イラスト映像が挿入される。2本のアームがついた重機が、とぐろ状のウンチや「G」と書かれたコインをつかんでいる。アーム部分に寝転がってVRゲームをする人。重機を観察する複数のエイリアン。≫

テロップ

内田まほろ
企画展キュレーター

内田のインタビュー

「まず、ターゲットも違うんですよね。
常設展というのはやっぱり、国の科学館として絶対にお客さんに知ってほしい、考えてほしい未来のテーマというのがおしなべて網羅されてるんですけど、企画展のほうは、科学というものがどういうふうに私たちの生活とか社会とか、いろいろな文化に関係してるのか、その関係性を広げていく役割を担ってると思って企画してます。」

解説

≪黒いカットソーを着た女性、内田が話している。
白い東京スカイツリーの模型。タワークレーンの操縦室を模した装置。コックピットに座り、VR映像を楽しむ来館者。
暗闇にいくつもの画像と文字が浮かぶ映像展示。「カギをにぎるアジア」などの文字が表示されている。
来館者を前に説明するスタッフの映像。巨大モニターに「おにぎりと日本人」と表示され、おにぎりのイラストが3個横に並んでいる。その下に左から「くらしの変遷」「風習・特産」「食文化」と書かれている。
便器を模した大きな展示物。ウンチの形をした帽子をかぶった4人の子どもが階段をのぼり便器の中に滑り台で入っていく。
「発見!世界一ライフ」と書かれたパネル。
回転寿司のように流れる展示物を見る人。≫

解説

≪BGMが変わる。≫

ナレーション

企画展、特別展では、科学技術とさまざまなトピックを掛け合わせ、科学の新しい楽しみ方を提案してきました。一見すると、科学との関係性が分かりづらいテーマをどのようにクローズアップしてきたのでしょうか。

解説

≪青とピンクの大きなカーテンで区切られた展示場の様子。たくさんのテレビゲームが展示されている。
淡いピンク色の光を放った壁に覆われた展示の様子。壁は「X」と「Y」で埋め尽くされている。
「恋愛」「YX」「どうして一人ではいられないの?」などと書かれたポスター。
壁に向かって手裏剣を投げる子どもたちの様子。壁には赤、黄、青、紫などの手裏剣の形が描かれた丸い的。あちこちに忍者のイラストもある。
「伝統と科学」と映し出した長方形のモニター。
「デザインあ展」の壁面パネル。
お化け屋敷のような入り口。「お化け屋敷で科学する」と書かれている。
「世界の終わりのものがたり もはや逃れられない73の問い」と書かれたパネル。
展示台いっぱいのカラフルなジオラマを見ている人たち。
天井から吊り下げられたたくさんの花。そのなかに白いワンピースを着た女性が立って、花を見上げている。≫

テロップ

工藤 岳
チームラボ

工藤のインタビュー

「ラボとしては、もう本当にターニングポイントになった場所なので。
東京で僕らを展示させてくれたのはここが初めてだし、デジタルアートみたいなものと教育系が境界なく、一緒に展示するようになったのもここが本当に初めてで。」

解説

≪ベージュのベストを着たメガネの男性、工藤が話している。
人々が大きな壁一面に映し出された絵を見ている。どこかの惑星の街並みを描いたポップで色彩豊かなイラスト。遠くの宇宙空間に青い地球が浮かんでいる。
暗いフロアに50cmほどの光るキューブがたくさん並んだ展示の様子。キューブに触れる子どもたち。
ウシやシカなどさまざまな動物が描かれた巨大なCGアニメーション作品。8枚ほどの縦長モニターが横に並び映像を映している。ショートカットの女性が映像を見ながら左から右へゆっくり歩いている。
作品のアップ映像。鮮やかなウシやシカ、鳥たちが戯れている。≫

内田のインタビュー

「科学でもあるいはアートでもなかなか扱いにくい抽象概念みたいなものに、
どこまでロジックを入れられるのか。」

解説

≪明るい光が差し込むフロアで展示物を見る人。壁の大型モニターに「どうする⁉エネルギー大転換」の表示。「転」の文字だけ上下左右逆さまになっている。
白黒の大きな顔写真がプリントされた展示パネルに「ウメサオ タダオ展~未来を探検する知の道具~」と書かれている。
大勢の人が観覧する展示の様子。展示パネルに「波乱万丈!おかね道」と書かれている。
「平成25年」と書かれた丸い硬貨のような鏡。その横の壁に「最後に、私たちにとってお金とは?」と書かれている。≫

工藤のインタビュー

「ここでやれたのがよかったです。
すごく、一緒に実際に未来をつくった感があったし。
自分たちがやってる訳の分からないことをサイエンスして、
ちゃんと分析してちゃんとそのあとに繋げられるようにできたし。」

解説

≪広くて薄暗い展示空間を歩く女性。足元に無数の鮮やかな花のような映像。
女性は足元の映像を見ながらゆっくり歩いている。≫

内田のインタビュー

「逆にメディアの方たちが持ってくる具体的な概念に、
どう科学、さらに先端的な未来的な思考を掛けていけるのかみたいな。」

解説

≪さまざまなゲーム機が壁に飾られている。プレイステーションやゲームキューブ。「スケッチ/写真」と書かれた説明パネル。その下にさまざまなスケッチや写真。スケッチが描かれたノートを見ている人。
光を放つ三角形のパネルに「わたしの終わり」と書かれている。
展示物をじっと見る男の子。青白い光が顔を照らしている。
数字を打ち込んだ画面の映像。「いま何歳ですか?」の欄に「10歳」、「何歳まで生きたいですか?」の欄に「100歳」とある。≫

テロップ

南澤孝太
企画・監修協力 

南澤のインタビュー

「ある意味、ひとつ大きな山場となったのが、2010年の『ドラえもんの科学みらい展』です。
あれが非常にチャレンジングだったのは、実際、研究途中の技術を体験いただく場ということで、お子さんが引っ張っても壊れないことと、かつ、その体験自体がお母さん、お父さんに見せたくなるような楽しい体験であるとか、お友達を呼んできたくなる体験であるとか。
研究室の中では通常、あまり想定しないところを結構意識するようになったというのが、未来館での経験かなと思います。」

解説

≪ノートパソコンの画面越しにジャケットを着たメガネの男性、南澤が話している。
ピンク色のどこでもドア。扉は半分開いていて扉の向こうに光が見える。
「未来を予測⁉」と書かれた黒い説明パネル。ところどころにゆがんだ形の時計のイラスト。
二枚の羽根がついた小型ヘリコプターを展示したコーナー。その下の台座はもくもくした白い雲。壁にドラえもん、のび太、しずかちゃんがタケコプターで飛んでいるイラスト、「空を自由に飛びたいな♪」と書かれた説明パネル。
フードを被った黒いマネキンが窓の手前に立っている。窓の外の景色がマネキンの着ている服に投影されていて、人が透けているようにみえる仕掛けの展示。
ドラえもんの科学みらい展の様子。広い空間にさまざまな展示がされている。ところどころにドラえもんやのび太のイラスト。≫

解説

≪BGMが変わる。≫

ナレーション

こうして生まれたさまざまな企画展、特別展は、日本科学未来館から世界へと巡回していきました。

解説

≪西日を浴びる未来館の外観。徐々に建物から遠ざかっていく。
さまざまな企画展をあらわしたイラスト映像。マンモスの背中にまたがる半裸の原始人。手には槍。おにぎりが突き刺さっている。マンモスの頭上に人間と同じくらいの大きさのアルファベット「X」と「Y」が漂っている。≫

内田のインタビュー

「今だと、サイエンスアートとかアート・アンド・テクノロジーとかいろいろ言われるんですけど、まだそんな言葉もほぼなかった頃に作った『時間旅行展』という展示があって。
18年前に作った展示なんですけど、いまだ巡回していて。
メキシコとかポーランドとか、あまり科学館がなかった所に巡回もしたし、中国とか香港も行きましたけど。
やっぱり企画展だと『科学 掛ける 何か』というかたちで、わりに常設では扱わない振ったものが掛かってくるという。」

解説

≪横に伸びた楕円形の覗き窓越しに見る映像。二人の人がいる。
黄色い背景に「時間旅行展」「Exploration of TIME!」「TIME!」のドット文字。グレーの文字が埋め尽くすように配置されている。
おにぎり型の装置が左右に揺れる。赤いデジタルの数字がカウントされる。
海外巡回時の搬入の様子。ひょうたん型の白い展示物をフォークリフトでトラックに積んでいる。
ボタンがたくさんついたアーケードゲームのような展示物のスイッチを押す二人の男の子。隣にいるブロンドヘアの女性もスイッチを押す。
壁のレールを滑っていく丸いプレートと一緒に走る女の子。
暗闇で何かを見ている子どもたち。明るい光が顔を照らしている。≫

工藤のインタビュー

「2つが融合して、きちんと展示させてもらって、
そこに人が集まってきて、何かを感じ取ってもらえたら、
一種、ターニングポイントというかムーブメントみたいなものが起きるんだな、みたいな。」

解説

≪日本での展示の様子。ひょうたん型の白い展示物の周りに女子生徒たちとメガネの男性。何かを覗くように顔を近づけている。
写真を持って説明するスタッフ。
画面越しに話をする2人の子ども。頭にヘッドフォンをつけている。
イベントに集まったたくさんの人。プレスのカメラマンもいる。
モニターの前に子どもたち。対話する科学コミュニケーター。≫

内田のインタビュー

「毎回来るお客さんが変わるんですよ。
こうやって 一つ 二つ、違うコミュニティに仲間が増えたな、みたいなのが感じられるのがすごいよかったなと思います。」

解説

≪小さな玉を持った男の子。傍らに家のような模型。屋根や壁は部分的に透明になっていてなかにたくさんの玉が入っている。
サイコロ状のものがひとつ入った透明な筒を振る3人の子ども。
展示物を見る大勢の人。小さな赤い屋根の家の壁にモニターが設置されている。
さまざまな企画展をあらわしたイラスト映像。≫

解説

≪Miraikanのロゴで映像が終了。≫