学校団体を対象とした予約制のプログラムについて、以下の3つの種類があります。学年に応じた内容にて実施いたします。

  • 「トークプログラム」…科学コミュニケーターによるトークは、その内容について一緒に考え、対話しながら進めます。また、展示見学をふまえた展示紹介や質疑応答にも対応します。
  • 「ワークショップ」…科学コミュニケーターがファシリテーションを行い、参加者同士で議論して進めます。
  • 「実験教室」…科学コミュニケーターと一緒に実験を行います。

実施日時、受付期間、実施場所、対象、所要時間、定員等、プログラムにより異なりますので、詳細は以下をご覧ください。参加費は入館料のみです。

トークプログラム

プログラム一覧

トークプログラム「ほりだせ! 地球のいま・むかし 地底人どりまるくんの探検記」

  • キーワード:
  • 地球史から見た人類
  • 地層
  • 人新世

地層のなかに埋まっている化石や昔のできごとの痕跡を手がかりに、私たちは地球の歴史を知ることができます。では、私たちが暮らす現代にできつつある地層からは、どんなものが掘り出されるのでしょう? このトークでは「どりまるくん」という地底人の探検物語をとおして、地球と私たちの歩みにせまります。そこから見えてくる今の地球の姿は、あなたの目にはどう映るでしょうか。さあ、楽しい探検に出かけましょう!

  • 対象: 小学生、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)
トークプログラム「ほりだせ! 地球のいま・むかし 地底人どりまるくんの探検記」のイメージ画像。急な崖を下から見上げている写真。地面とほぼ平行な地層の縞模様が見えている。画像の右側には、このトークに登場する地底人の「どりまるくん」のイラストがある。どりまるくんの体は、短い手足が生えたボールのような形で、頭にはドリルの形の大きな帽子をかぶっている。

トークプログラム「何食べる? わたしと地球によいごはん」

  • キーワード:
  • 持続可能な食の仕組み
  • 生物多様性
  • 気候変動

食べるモノを選ぶとき、まず何を考えますか? たとえば牛や豚など家畜の飼育では温室効果ガスが大量に排出されるなど、毎日の食事は地球環境に大きく影響しています。あなたが食べたい一皿も、環境へのダメージを考えると選べなくなるかもしれません。では環境によい食事ってどんなものなのでしょう? 環境のために、食べたいものを我慢し続けることはできるでしょうか? 毎日の食と地球環境のつながりをひもときながら、これからの新しい食のかたちを考えていきましょう。

  • 対象: 小学生、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)

トークプログラム「ミライさんの健康診断 ~2050年の医療をのぞいてみよう!」

  • キーワード:
  • 未来の医療
  • 未病
  • テクノロジー

誰もが一度は健康診断や検診を受けたことがあるでしょう。私たちは定期的に体を調べることで、病気や体の不調を早期に発見したり、予防をしたりします。
このトークでは、現在進められている医療の研究と、その先にある未来の健康診断をご紹介します。将来もっと医療が進んだら、病気の発見や予防の仕方はどのように変わるのでしょう? そのとき私たちの日常生活に変化はあるのでしょうか? 一緒に考えてみましょう!

  • 対象: 小学生(3年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)

トークプログラム「人のように言葉を学ぶロボットのつくりかた ~言葉はカラダで身につける?」

  • キーワード:
  • 人とロボットのコミュニケーション
  • 大規模言語モデル
  • 認知科学

お店で受付をするロボットをよく見るようになったなぁと思っていたら、流ちょうに世間話をしたり、相談に乗ってくれたりするロボットまで登場してきました。ロボットはどのようにして言葉を学んでいるのでしょう? このトークではロボットの進歩を支えるAIのしくみや、さらに自然な会話を目指して”身体”に着目する「認知発達ロボティクス」という研究分野を、身近な例をとおして解説します。言葉を話すロボットと暮らす将来を想像しながら、コミュニケーションについて一緒に考えましょう。

  • 対象: 小学生(4年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)

実施日時、受付期間など

実施日時
平日の10:15~10:45
(ただし、春休み、GW、夏休み、冬休みの期間を除く)
  • 集合時刻は10:05(開始10分前)です。入館受付を済ませ、集合場所にお越しください。
受付期間
実施希望日の6カ月前の月初から2カ月前の月末まで
(例:実施希望日 9月10日→受付期間3月1日~7月31日)
実施場所
3階 研究エリア ハブスペース (3階常設展に隣接)
新しいウィンドウでPDFを開きますフロアマップ [PDF]
  • 集合場所:3階展示場内の「計算機と自然、計算機の自然(ジオ・コスモス側)」付近
  • トークプログラムの実施は、1団体様1つのプログラムに限らせていただきます。
  • 予約は先着順です。すでに予約が入っている日はお受けできません。
  • 定員を上回る場合でも、時期によっては他のスペースをご用意できる場合もありますので、ご相談ください。
  • 集合時刻を過ぎてのご到着の場合、プログラムをキャンセルさせていただく場合がございます。
  • 学校団体引率者(教職員)もご同行ください。


ワークショップ・実験教室

プログラム一覧

ワークショップ「科学の目で見て描いてみよう ~深海魚のかんさつ&スケッチ~」

  • キーワード:
  • 科学的な観察
  • スケッチ
  • 生物と環境

魚の形の観察とスケッチから生き物が暮らす環境や生態のちがいを考えるワークショップです。
使用するのは、にぼしになったカタクチイワシと、深海魚として知られるメヒカリ(アオメエソ/マルアオメエソ)。細かいところまでよく観察しながら、論文などで使われる点描でのスケッチに挑戦します。2種類の魚の絵を描いたら、よく比べてそれぞれの魚が暮らす海の環境の違いを考えてみましょう。
身近なところから広がる探究の世界へようこそ!

  • 対象: 小学生(4年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 90分
  • 定員: 児童・生徒10名まで(引率者の人数を除く)

ワークショップ「ロールプレイングで体験!気候変動から世界を守れ!」

  • キーワード:
  • 国際協力
  • 気候変動
  • パートナーシップ

参加者同士のディスカッションを中心に進む、ロールプレイング形式のワークショップです。2~5人で1つの国を担当し、計5か国に分かれて議論を進めます。参加者は各国のリーダーとなり、科学者からの情報や自国の経済状況、他国との議論をふまえながら、気候変動がもたらす影響から自国を守ります。
自国内だけでなく、価値観や事情の異なる他国との議論を通して、グローバルな視点に触れ、課題解決を目指す対話の重要性を体感します。

  • 対象: 小学生(5年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 140分
  • 定員: 児童・生徒25名まで(引率者の人数を除く)
タイトル画像「気候変動から世界を守れ!」

ワークショップ「ナゾ解きでせまる! 原因と結果のミステリー」

  • キーワード:
  • 直感とロジカルシンキング
  • アクティブラーニング
  • 異文化理解

私たちは日常の中で「原因と結果」の関係から、原因の推理や結果の予測をしています。
AIやロボットも同じように、データから学習して「次はこうなるだろう」と予測をしています。
このワークショップでは、たがいに関係していなさそうなデータの間に不思議な関係が浮かびあがったり、同じデータなのに見る人によっていくつもの異なる説明ができてしまったり、さまざまなナゾに出会います。
原因と結果をつなぐ矢印を書きながらナゾを解きあかし、私たちが直面する<原因と結果の関係を正しく理解できただけでは解けない問題>にもみんなで挑戦します。
「原因と結果」のミステリーの先に私たちはどんな未来を描けるでしょうか。

  • 対象: 小学生(5年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 150分
  • 定員: 児童・生徒8名まで(引率者の人数を除く)
AIのイメージ

実験教室「PCRってなに?~アスパラガスの遺伝子をしらべよう~」

  • キーワード:
  • バイオテクノロジー
  • 生命科学
  • DNA

新型コロナウイルス感染症に関するニュースでPCR検査という言葉をよく耳にしたのではないでしょうか。
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応 Polymerase chain reaction)はDNAを調べるために生命科学の実験でよく使われる手法のひとつです。
このプログラムではPCRのしくみを学びながら、アスパラガスのDNAを使って、見た目ではわからないアスパラガスの違いを調べます。

  • 体験するのはLAMP法です。
  • 対象: 小学生(5年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 180分
  • 定員: 児童・生徒16名まで(引率者の人数を除く)
実験教室の様子

実施日時、受付期間など

実施日時
平日の13:00もしくは14:00開始 ※終了時刻はプログラムごとに異なります。
(ただし、春休み、GW、夏休み、冬休みの期間を除く)
  • 集合時刻は12:50もしくは13:50(開始10分前)です。入館受付を済ませ、集合場所にお越しください。
  • 17:00閉館のため、終了時刻にご留意ください。17:00終了の場合、プログラム終了後、退館のご案内となります。
受付期間
実施希望日の6カ月前の月初から3カ月前の月末まで
(例:実施希望日 9月10日→受付期間3月1日~6月30日)
実施場所

「ワークショップ」…3階 研究エリア ハブスペース (3階常設展に隣接)
新しいウィンドウでPDFを開きますフロアマップ [PDF]

  • 集合場所:3階展示場内の「計算機と自然、計算機の自然(ジオ・コスモス側)」付近

「実験教室」…5階 実験室 (5階常設展に隣接)
新しいウィンドウでPDFを開きますフロアマップ [PDF]

  • 集合場所:5階展示場内の「LE-7Aロケットエンジン」付近
  • ワークショップ・実験教室の実施は、1団体様1つのプログラムに限らせていただきます。
  • 予約は先着順です。すでに予約が入っている日はお受けできません。
  • 集合時刻を過ぎてのご到着の場合、プログラムをキャンセルさせていただく場合がございます。
  • 学校団体引率者(教職員)もご同行ください。

申込方法

実施をご希望の場合は、団体での来館予約のあとにお送りする団体予約完了のメールへの返信に、以下の項目を記載のうえ、受付期間内にお申込みください。

  1. 希望プログラム名
  2. 学校名
  3. 学年
  4. 予定人数(児童・生徒の人数、および引率者の人数)
  5. 希望開始時刻 (※ワークショップ・実験教室をお申込の場合のみ)

お申込み内容を確認のうえ、団体予約受付担当より、実施の可否についてメールにてご返信いたします。
来館予約のまえにご質問がある場合は、以下のお問い合わせフォームにてお問い合わせください。

団体でのご利用全般について

団体でのご利用の全般については以下をご覧ください。
団体でのご利用について詳しくみる

お問い合わせ先

日本科学未来館 団体予約受付担当
お問い合わせフォーム
TEL: 03-3570-9188(開館日の10:00~17:00)