学校団体を対象とした予約制のプログラムについて、以下の3つの種類があります。学年に応じた内容にて実施いたします。

  • 「トークプログラム」…科学コミュニケーターによるトークは、その内容について一緒に考え、対話しながら進めます。また、展示見学をふまえた展示紹介や質疑応答にも対応します。
  • 「ワークショップ」…科学コミュニケーターがファシリテーションを行い、参加者同士で議論して進めます。
  • 「実験教室」…科学コミュニケーターと一緒に実験を行います。

実施日時、受付期間、実施場所、対象、所要時間、定員等、プログラムにより異なりますので、詳細は以下をご覧ください。参加費は入館料のみです。

トークプログラム

プログラム一覧

トークプログラム「火星のモノは、だれのもの?」

  • キーワード:
  • 宇宙資源開発
  • 火星探査
  • 惑星保護

月、そして火星へ―。今、国際的な有人宇宙探査計画が進められています。そこで注目されているのが、「月や火星にある“モノ”を使う」という挑戦です。実現したら、人類にとってどのような可能性が広がるのでしょうか?
火星人「かせまるくん」の案内のもと、未来の火星の姿を、一緒にのぞいてみましょう!あなたは将来の宇宙開発にどんな考えをもちますか?

  • 対象: 小学生、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)
トークプログラム「火星のモノは、だれのもの?」のイメージ画像。

トークプログラム「何食べる? わたしと地球によいごはん」

  • キーワード:
  • 持続可能な食の仕組み
  • 生物多様性
  • 気候変動

食べるモノを選ぶとき、まず何を考えますか? たとえば牛や豚など家畜の飼育では温室効果ガスが大量に排出されるなど、毎日の食事は地球環境に大きく影響しています。あなたが食べたい一皿も、環境へのダメージを考えると選べなくなるかもしれません。では環境によい食事ってどんなものなのでしょう? 環境のために、食べたいものを我慢し続けることはできるでしょうか? 毎日の食と地球環境のつながりをひもときながら、これからの新しい食のかたちを考えていきましょう。

  • 対象: 小学生、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)

トークプログラム「『ねむねむ』リサーチ! ~あなたの眠気とうまくつきあおう」

  • キーワード:
  • 生活習慣
  • 体内時計
  • 科学との向き合い方

みなさんは今、どのくらい眠いですか? 眠くて困ったことはありませんか? 朝学校があるのにすっきり起きられなかったり、夜ふかしした次の日がとても眠かったり……。わたしたちを困らせる、そんな「眠気」とはいったい何なのでしょうか? 研究では体内時計や遺伝子なども眠気に影響していることがわかっているものの、まだまだ謎がたくさん。このトークでは、そんな不思議な眠気についてご紹介します。あなたが眠気とうまくつきあっていく方法を、探しに来ませんか?

  • 対象: 小学生(3年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)
  • 本プログラムの実施は、2025年6月1日以降です。

トークプログラム「人のように言葉を学ぶロボットのつくりかた ~言葉はカラダで身につける?」

  • キーワード:
  • 人とロボットのコミュニケーション
  • 大規模言語モデル
  • 認知科学

お店で受付をするロボットをよく見るようになったなぁと思っていたら、流ちょうに世間話をしたり、相談に乗ってくれたりするロボットまで登場してきました。ロボットはどのようにして言葉を学んでいるのでしょう? このトークではロボットの進歩を支えるAIのしくみや、さらに自然な会話を目指して”身体”に着目する「認知発達ロボティクス」という研究分野を、身近な例をとおして解説します。言葉を話すロボットと暮らす将来を想像しながら、コミュニケーションについて一緒に考えましょう。

  • 対象: 小学生(4年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)

トークプログラム「ナゾ解きでせまる! 原因と結果のミステリー」

  • キーワード:
  • データサイエンス
  • ロジカルシンキング
  • 数理モデル

わたしたちは日常生活のいろいろなできごとを判断するのにデータを活用しています。
しかし、そのデータから原因をよみとく時、多くのナゾが待ち構えています。
このトークでは「原因と結果の関係」を推理して、そのナゾを解いていきます。
みなさんの常識や経験を活用しながら、データの背後にひそむ因果関係を考えていきましょう!

  • 対象: 小学生(5年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)
  • 本プログラムの実施は、2025年6月30日までです。

トークプログラム「桃太郎、量子コンピュータに出会う」

  • キーワード:
  • 情報科学
  • 重ね合わせ
  • 組み合わせ最適化

新世代コンピュータとして注目されている「量子コンピュータ」。
わたしたちがふだん使っているコンピュータとはいったい何が違うのでしょうか?
このトークでは、量子コンピュータを知るうえで欠かせないキーワード、「重ね合わせ」と「量子アルゴリズム」の2つをとりあげます。
「もしも、桃太郎が鬼退治に連れていく動物を選べたら?」そんな“もしも”の話を通して、楽しく、そしてわかりやすくご紹介します。

  • 対象: 小学生(5年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 30分
  • 定員: 児童・生徒42名まで(引率者の人数を除く)
  • 本プログラムの実施は、2025年6月1日以降です。

実施日時、受付期間など

実施日時
平日の10:15開始 ※2025年5月まで
平日の10:15もしくは13:15開始 ※2025年6月から
(ただし、春休み、GW、夏休み、冬休みの期間を除く)
  • 集合時刻は10:05もしくは13:05(開始10分前)です。入館受付を済ませ、集合場所にお越しください。
  • 終了時刻は10:45もしくは13:45です。
受付期間
実施希望日の6カ月前の月初から2カ月前の月末まで
(例:実施希望日 9月10日→受付期間3月1日~7月31日)
実施場所
3階 研究エリア ハブスペース (3階常設展に隣接)
新しいウィンドウでPDFを開きますフロアマップ [PDF]
  • 集合場所:3階展示場内の「計算機と自然、計算機の自然(ジオ・コスモス側)」付近
  • トークプログラムの実施は、1団体様1つのプログラムに限らせていただきます。
  • 予約は先着順です。すでに予約が入っている日はお受けできません。
  • 定員を上回る場合でも、時期によっては他のスペースをご用意できる場合もありますので、ご相談ください。
  • 集合時刻を過ぎてのご到着の場合、プログラムをキャンセルさせていただく場合がございます。
  • 学校団体引率者(教職員)もご同行ください。


ワークショップ・実験教室

プログラム一覧

ワークショップ「科学の目で見て描いてみよう ~深海魚のかんさつ&スケッチ~」

  • キーワード:
  • 科学的な観察
  • スケッチ
  • 生物と環境

魚の形の観察とスケッチから生き物が暮らす環境や生態のちがいを考えるワークショップです。
使用するのは、にぼしになったカタクチイワシと、深海魚として知られるメヒカリ(アオメエソ/マルアオメエソ)。細かいところまでよく観察しながら、論文などで使われる点描でのスケッチに挑戦します。2種類の魚の絵を描いたら、よく比べてそれぞれの魚が暮らす海の環境の違いを考えてみましょう。
身近なところから広がる探究の世界へようこそ!

  • 対象: 小学生(4年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 90分
  • 定員: 児童・生徒12名まで(引率者の人数を除く) ※2025年5月まで
        児童・生徒40名まで(引率者の人数を除く) ※2025年6月から

ワークショップ「科学の考え方で未来を予想! ~渡り鳥はどこを飛ぶ?」

  • キーワード:
  • データ活用
  • 科学的思考
  • 地球温暖化

さまざまな地球のデータにアクセスできる展示「ジオ・スコープ」を使って、渡り鳥の今と未来の動向を科学的に予想します。異なる情報から地球の変化と渡り鳥との関係性を把握して、参加者同士で話し合いながら自分なりの考えをもつことを目指します。予想に必要な情報が何かを考え、その情報から未来の可能性を探るプロセスを通じて、論理的思考力を養う体験型プログラムです。

  • 対象: 小学生(5年生以上)、中学生、高校生
  • 所要時間: 90分
  • 定員: 児童・生徒40名まで(引率者の人数を除く)
  • 本プログラムの実施は、2025年6月1日以降です。
タイトル画像「科学の考え方で未来を予想! ~渡り鳥はどこを飛ぶ? ~」

実験教室「PCRってなに? ~大腸菌の遺伝子を比べてみよう~」

  • キーワード:
  • バイオテクノロジー
  • 生命科学
  • DNA

新型コロナウイルス感染症に関するニュースでPCR検査という言葉をよく耳にしたのではないでしょうか。
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応 Polymerase chain reaction)はDNAを調べるために生命科学の実験でよく使われる手法のひとつです。
このプログラムではPCRのしくみを学びながら、大腸菌のDNAを使って、見た目ではわからないDNAの違いを調べます。

  • 対象: 中学生、高校生
  • 所要時間: 140分(実験の時間は90分です。実験結果が出るのを待つ時間が50分間あり、その間は館内をご見学いただくことが可能です。)
  • 定員: 児童・生徒40名まで(引率者の人数を除く)
  • 本プログラムの実施は、2025年6月1日以降です。

実施日時、受付期間など

実施日時
平日の13:00もしくは14:00開始 ※2025年5月まで
平日の10:15もしくは13:15開始 ※2025年6月から
(ただし、春休み、GW、夏休み、冬休みの期間を除く)
  • 集合時刻は12:50もしくは13:50、10:05もしくは13:05(開始10分前)です。
    入館受付を済ませ、集合場所にお越しください。
  • 終了時刻はプログラムごとに異なります。
受付期間
実施希望日の6カ月前の月初から3カ月前の月末まで
(例:実施希望日 9月10日→受付期間3月1日~6月30日)
実施場所

3階 研究エリア ハブスペース (3階常設展に隣接)
新しいウィンドウでPDFを開きますフロアマップ [PDF]

  • 集合場所:3階展示場内の「計算機と自然、計算機の自然(ジオ・コスモス側)」付近
  • ワークショップ・実験教室の実施は、1団体様1つのプログラムに限らせていただきます。
  • 予約は先着順です。すでに予約が入っている日はお受けできません。
  • 集合時刻を過ぎてのご到着の場合、プログラムをキャンセルさせていただく場合がございます。
  • 学校団体引率者(教職員)もご同行ください。

申込方法

実施をご希望の場合は、団体での来館予約のあとにお送りする団体予約完了のメールへの返信に、以下の項目を記載のうえ、受付期間内にお申込みください。

  1. 希望プログラム名
  2. 学校名
  3. 学年
  4. 予定人数(児童・生徒の人数、および引率者の人数)
  5. 希望開始時刻(※開始時刻はプログラムの種類と実施時期により異なります)

お申込み内容を確認のうえ、団体予約受付担当より、実施の可否についてメールにてご返信いたします。
来館予約のまえにご質問がある場合は、以下のお問い合わせフォームにてお問い合わせください。

団体でのご利用全般について

団体でのご利用の全般については以下をご覧ください。
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お問い合わせ先

日本科学未来館 団体予約受付担当
お問い合わせフォーム
TEL: 03-3570-9188(開館日の10:00~17:00)