タイトル
子どもへの声かけは親の専売特許?!
出演
うちの子専門家 大場 美鈴

出演者の紹介
大場さんはみずからの経験をもとに“子どもへの声かけ”ノウハウを発信しています。
一方でノウハウは役に立つけれど万能のワザにはならないとも言います。
親の大変さによりそいノウハウをひろめながら、同時にそれぞれの子どもと向き合うことを大事にする大場さん。チャットGPT(生成AI)とも、真剣に向き合ってくれました。

著書の紹介
1冊目
『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』(あさ出版)
2冊目
『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の 毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法』(汐見稔幸監修、ポプラ社)

自らの子どもと向き合う著者ならではのコトバの工夫がつまっています。
毎日子育てに奮闘している親の気持ちによりそった、勇気につながる2冊です。

チャットGPTを体験した大場さんのコメント
―チャットGPTに苦手なことがあるからこそ気づかされること―
わたしは自分の子どもに対しても、欠点やできないことを無理に完璧にする必要はなくて、そこも大事にした方がいいと考えています。それはたぶんチャットGPTにも同じことが言えると思っています。
今のところチャットGPTは体験を共有したり感情で交流したりすることがむずかしく、相手に共感することが苦手そうですが、それがかえって子どもをフラットな視点で見ることを可能にしているとも思うんです。
親は、親としてその子をずっと見てきた経験や感情のやり取りをとおした関係性からその子にあった声かけを考えます。でも、それが「うちの子はこういう子だから」という先入観や偏見となって、逆に子どもの可能性を狭めてしまうこともあるかなと考えさせられました。

―AIにはなんでもできることよりもうまく助け合える方向に進んでもらいたい―
料理つくったりとか宿題見たりとかいろんなことをAIにできるようにしたいというニーズはあるのでしょうが、できないこともあるAIだからこそできるいいところもあると思うのです。お互いに補い合う関係ができればAIについてそんなに心配しなくても大丈夫だとわたしは思っています。 親としてどういうときにAIに頼るのか、あるいは自分の感情や言葉を大事にするのか、その時々で子どもの反応もみながら試行錯誤することは変わらない気がします。