本展示では文章生成AI(チャットGPT)をつかってコトバのプロに自身のワザを再現してもらいました。

生成AIの使い方を、整理してみましょう。まず、“AIを使う目的”による分類ができます。人間のやっていることをAIによって自動化することを目的とする使い方の一方で、テニスの練習の壁打ちにたとえられるように、人間の成長や発見にAIを活用することが目的となる使い方があります。 “取り組む課題”による分類も可能です。単純でルールが明確な課題に取り組むのか、状況やそのときの文脈などにより最適解が変わる複雑な課題に取り組むのかという分類ができます。
AIをつかった人間のワザの再現にはいろいろな目的と方法がありますが、本展示では生成AIならではの活用として、「人間の成長や発見にAIを活用する」ことに注目しました。「詩を書く」「漫才のネタを書く」などの複雑な課題を前に、一度AIに指示を出そうと単純化することで、さらなる成長や発見が促されるような生成AIの活用にチャレンジしています。 本展示では、3人のコトバのプロに生成AI(チャットGPT)と対話しながらワザの奥深さを語ってもらい、さらにこの技術がここまで話題になった要因や人や社会への影響についてみなさんと考える科学コミュニケーションに挑戦しています。