企画展「ウメサオタダオ展 -未来を探検する知の道具-」(梅棹忠夫)
※本展示は終了しました。ご来館ありがとうございました。
- 展示概要
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写真提供: 読売新聞社
山のスケッチ(1935)
『知的生産の技術』構想時の
「こざね」(1960年代)
梅棹忠夫氏は、理学博士でありながら、精力的なフィールドワークにより収集した膨大な資料を通して、また多様な分野の知識人との交流、対談を重ねて、独創的な視点から世界を読み解きました。情報整理法を解説しつつ、知的活動とは何かを論じた『知的生産の技術』はロングセラーとなっています。
本展では、『知的生産の技術』ができるまでのカードやメモのほか、国内外でのフィールドワークで用いたノート、スケッチ、日記などを展示。その膨大な知的生産の過程と成果を紹介します。また、東京会場では、梅棹氏の未完の書のタイトルでもあった『人類の未来』について、各界有識者のコメントを眺めながら、来館者一人ひとりが人類の未来について考え、メッセージを書き込むデジタルコンテンツを追加します。
さらに会期中には、シンポジウム「未来を探検する知のバトンリレー」を開催します。梅棹氏が描き出した生態史観をもとに世界の動きを振り返りながら、日本の知を築いた知識人、現在第一線で活躍している専門家、未来を創る学生が、世代を越えて人類の未来について語り合います。
「知の巨人」が今を読み解き、未来を探検した知の道具やその方法が、混迷の時代を生き抜く私たちの羅針盤になることを願っています。
展示概要
- 開催期間
- 2011年12月21日(水)~2012年2月20日(月)
- 開館時間
- 午前10時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで)
- 開催場所
- 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa、シンボルゾーン
- 休館日
- 毎週火曜日(祝日、冬休み期間は開館)、12月28日~1月1日
- 入場料
- 大人 1,000円、18歳以下 200円
団体8名以上 大人800円、18歳以下160円
※常設展示見学可
※障害者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料 - 主催
- 日本科学未来館、国立民族学博物館
- 後援
- 文部科学省
- 企画監修
- ウメサオタダオ展実行委員会