研究エリアは、日本科学未来館の展示ゾーンから廊下を隔てた場所にあり、複数の研究プロジェクトが常駐し研究活動や科学コミュニケーション活動を行っています。
研究室や共有スペース(実験スペース、ハブスペース)のほか、一般来館者のいる展示場等を、研究開発や実験のフィールド、科学コミュニケーション活動の場として活用いただけます。
募集内容
- 対象施設
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4室(303-304室:面積114㎡、310-311室:面積114㎡、501-502室:面積114㎡、503-504室:面積114㎡)
- 施設詳細
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- オフィス仕様
- 廊下側の壁はガラス面
- 什器類(机・椅子等) :なし
- 空調 :あり
- 鍵 :電子錠(カードキーを未来館が発行)
- 電源、給排水、都市ガス :あり(室内の配線・配管等の工事は利用者にて設置)
- 電話、ネットワーク環境 :なし(利用者にて設置)
- 床 :耐荷重500kg/㎡、フリーアクセス
- 実験用排水槽 :なし(実験廃液処理は利用者にて設置)
- ドラフト用の排気システム :なし(利用者にて設置)
- 安全レベル :利用者にてP2レベルまで改修可
- 使用生物種には制限があります。事前にご相談ください。
- 強磁気の使用 :不可
- 放射線、下限数量以下の非密封放射性同位元素、毒劇物、重金属を使用される場合は事前にご相談ください。
- 募集期間
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2025年7月9日(水)10:00 ~ 9月12日(金)17:00
- 入居・契約開始日
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2026年4月1日(水)
- 費用
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共用施設は無償利用となりますが、以下の費用については使用者の負担となります。(研究室の使用については建物使用貸借契約もしくは定期建物賃貸借契約を締結します。)
- 研究室の使用料金
国、地方公共団体、大学等又はこれに準ずる研究機関等が公的資金による研究において研究室を使用する場合は、無償です。それ以外は有償となり、以下の使用料金となります。
使用料金
月額 500,000円(消費税込み) - 研究環境の整備に伴い必要となる移設費用および施設改修費
- 研究に必要な機器、備品、什器等の購入および搬入出の費用
- 光熱水費
- 研究室の光熱水費は実費相当額を未来館から請求します。
- 電話・インターネット通信費(敷設費用等を含む)
- 廃液処理、産廃、室内清掃等の費用
- 未来館における科学コミュニケーション活動にかかる費用
- 退去時の原状回復および撤収に要する費用
- 研究室の使用料金
- 入居対象
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以下の要件を満たす研究プロジェクトが対象となります。
- 研究室を活用し、自身の研究推進及び「建物使用貸借契約」又は「定期建物賃貸借契約」に定める科学コミュニケーション活動を積極的に実施すること。
- 申請者が日本国内に居住しており、日本国内で法人格を有する大学・研究機関、公的機関、民間事業者に所属する者であり、採択後、未来館と申請者の所属機関との間で建物使用貸借契約又は定期建物賃貸借契約を締結できること。
- 科学コミュニケーション活動を行う目的を有し、自己の費用で実施が可能な者。
- 入居期間
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- 入居希望期間は2026年4月1日より最短2年間、年度単位にて応募可能です。
最長の上限は6年間です。 - 入居期間に関しては、提案内容に基づき、日本科学未来館研究施設公募委員会の審議により決定します。
- 各室において、入居期間の条件が異なります、以下をご参照ください。
- 310-311室は入居期間の上限は2028年3月31日となるため、契約期間は2年間での申請をお願いします。
- 303-304室は入居期間の上限は2030年3月31日となるため、契約期間は2年間、4年間のいずれかで申請をお願いします
- 入居希望期間は2026年4月1日より最短2年間、年度単位にて応募可能です。
- 入居者の責務
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- 別途締結する「建物使用貸借契約」又は「定期建物賃貸借契約」を遵守すること。
- 入居時に提供する「日本未来館 研究施設利用規約」を遵守すること。
- 本募集で採択された計画に基づき、年度ごとの研究計画および科学コミュニケーション活動計画に関する「年間活動計画書」を策定・提出し、計画的に推進すること。なお、入居後のプロジェクト名(未来館内での呼称)は未来館との協議により決定いたします。
- 一般来館者を対象とした科学コミュニケーション活動を主体的に企画し、実施すること。
- 科学コミュニケーション活動の企画・時期・規模・実施体制等については、採択後より未来館と協議を行い、具体的な計画を策定します。
- 未来館内での活動にあたっては、未来館が定める規則および安全管理に関する関係法令・倫理指針等を遵守すること。
- 適切な補償額を保険金額とする火災保険及び賠償責任保険に加入し、その証書の写しを提出すること。
- 研究活動および科学コミュニケーション活動の年間実績について、未来館が指定するフォーマットに従って報告を行うこと。
- 取材、視察の対応に協力すること。
- 未来館ホームページや館内のプロジェクト紹介パネル等への情報提供を行うこと。
- スケジュール
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応募から入居開始までのスケジュールは以下の通りです。
- ・公募説明会・施設見学
- 2025年 8月5日(火)13:00~15:00
- ・募集締切
- 2025年 9月12日(金)17:00
- ・書類審査選考結果の連絡
- 2025年 10月2日(木)まで(予定)
- ・ヒアリング審査資料提出
- 2025年 10月8日(水)12:00まで
- ・ヒアリング審査
- 2025年 10月10日(金)(予定)
会場:日本科学未来館
- ・審査結果の通知
- 2025年 11月中旬(予定)
- ・活動計画等に関する協議、契約終結
- 2025年 12月~ 2026年 3月
- ・契約開始
- 2026年 4月1日(水)
- 審査方法
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応募書類およびヒアリングの内容に基づき、日本科学未来館研究施設公募委員会にて、書類審査およびヒアリング審査を行います(ただし、ヒアリング審査は書類審査で選考された応募者が対象となります)。同委員会で総合的な評価を行い、採否および条件等を決定します。
公募説明会・施設見学
応募を検討されていている方の理解の促進と懸念点の解消を目的として、公募説明会(現地+オンライン)及び、研究エリアの見学(一部エリア)を下記の日程で開催します。なお、説明会への参加の有無は審査とは関係ありません。
- 日時
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2025年8月5日(火)13:00~15:00
- 会場
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日本科学未来館 7階コンファレンスルーム 金星
(東京都江東区青海2丁目3番6号)
- 実施方法
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現地 + オンライン
- 施設見学は現地参加の方のみ
- 申込方法
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お問い合わせフォームより申し込みしてください。
件名を、「「研究エリア」入居プロジェクト募集 説明会への申込」とし、
お問い合わせ内容に、①所属、②参加人数、③現地 or オンラインを記載してください。申込締切
2025年8月4日(月)10:00
募集要項、応募書類等
提案方法
提案書および各別添書類のファイル形式はPDFとし、1つのフォルダに格納のうえ、zipファイルに圧縮し、次の応募フォームより提出してください。
企画提案応募フォーム:
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/form/researcharea2025.html
応募書類受領後、土日祝日を除く3営業日内に、未来館から受領確認メールを送ります。この受領確認メールをもって応募完了とします。受領確認メールが届かない場合は、下記、「問い合わせ先」に記載の連絡先までご連絡ください。
研究エリアの概要
- 事業趣旨・目的
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- 先端科学技術の研究開発の推進とともに、課題解決やイノベーション創出に向けた取組を行うための場を提供します。
- 科学技術と社会の関係性の深化のため、研究者自らによる研究内容・成果を紹介し対話する場、および研究開発活動への市民参画を促す機会を提供します。
- 未来館全体を「未来社会の実験場」として研究開発や実証実験等の場として活用し、市民が研究開発や実証実験等に関与・参画できる機会を提供します。
- 所在地
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東京都江東区青海2丁目3番6号 日本科学未来館内
- 施設概要
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研究室(専用施設)
10室 (3・4・5階部分、面積57~285㎡・天井高3m)
受渡時イメージ 入居イメージ 付帯施設(共用施設)
実験スペース 1室 (1階部分、面積285㎡・天井高8.5m)
ハブスペース 1室 (3階部分、面積114㎡・天井高3m)
セミナースペース 1室 (4階部分、面積57㎡・天井高3m)
お問い合わせ先
お問い合わせは必ず次の問い合わせフォームでお願いします。
国立研究開発法人科学技術振興機構
日本科学未来館 科学コミュニケーション室 ミュージアム・リビングラボ担当