月面重力体験や探査ロボットの操縦体験など展示会内容を公開
特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」 4月28日(金)~9月3日(日)、日本科学未来館で開催

日本科学未来館(略称:未来館、館長:浅川智恵子)は、2023年4月28日(金)~9月3日(日)に開催する特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」について(2月6日のリリースでお知らせ済み)、月面重力体験やロボットを操縦して月面探査をする体験など展示内容(一部抜粋)やチケットの販売情報を追加でお知らせします。
展示会場は、基地ゾーンと月面ゾーンの2つのゾーンで構成されています。基地ゾーンでは、月面基地での衣食住から月でくらすための仕事まで体験することができます。月面ゾーンでは、月面の重力の疑似体験や、月面での水資源探査、ロボットの操縦体験などができます。
月面の開拓者たちの長期滞在が実現した世界を科学的な知見をもとに描き出し、月を開拓する仲間になりきってその「くらし」を体験しながら、楽しく宇宙を学べる展覧会です。詳細は次ページ以降をご確認ください。
開催概要
- タイトル
- 特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」
- 会期
- 2023年4月28日(金)~9月3日(日)
- 休館日
- 火曜日(ただし、5/2、7/25~8/29の火曜日は開館)
- 時間
-
平日10:00~15:00(ただし、4/28~5/2、7/19~9/1は17:00まで)
土日祝10:00~17:00
※入場は閉場時間の30分前まで
- 会場
- 日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6) 1階 企画展示ゾーン
- 主催
- 日本科学未来館、小学館、NEO 月でくらす展製作委員会
- 協賛
- タカラトミー、日揮グローバル、日本特殊陶業、三井住友海上火災保険、大正製薬、シチズン時計
- 後援
- 東京臨海高速鉄道、ゆりかもめ
- 協力
- JAXA、ispace、SPACE FOODSPHERE、東急電鉄、東京モノレール
- 本展公式サイト
- 一般からのお問い合わせ先
- 050-5541-8600(ハローダイヤル 全日9:00~20:00 対応期間:2023/3/28~9/4)
展示コンセプト
3つの役割で楽しむことができる“なりきり型“展覧会
NEO 月でくらす展は、2040年の月面基地での生活を想定し、さまざまな展示や体験を用意しております。また、本展では月でくらす開拓者に求められる役割として、月面の様子を地球に伝える「月面レポーター」、月面で働く「月面ワーカー」、月面を研究する「月面科学者」の3つを設定しています。それぞれになりきって展示をお楽しみいただくことで、リアリティを持って未来の宇宙生活について学ぶことができたり、その役割ならではの視点から月のくらしについて考えたりすることができます。会場では、選んだ役割に応じた特製ステッカーとパンフレットを配布します。

「月面レポーター」

「月面ワーカー」

「月面科学者」
展示構成
NEO 月でくらす展を構成する2つのゾーン
NEO月でくらす展は、月面基地内外における月でのくらしがわかる「基地ゾーン」(基地内)、「月面ゾーン」(基地外)の2つのゾーンで構成されています。基地内外のパネル学習やミッション体験などを通じて、月でくらす自分の姿を想像しながらお楽しみください。
1. 月のくらしの基盤となる「基地ゾーン」
基地ゾーンは、月での普段のくらしを体験できる「生活エリア」、月でのくらしの安全を守る任務を支える「管制室エリア」、地質や水資源など6つの研究室で体験しながら学べる「ラボエリア」の3つのエリアで構成。月面基地での衣食住から月でくらすための仕事まで体験することができます。



2. 月面基地の外に降り立てる「月面ゾーン」
月面ゾーンは、月から望む美しい地球の姿や、月の砂「レゴリス」に覆われた月面などを再現しています。月面重力体験や月面探査体験など月面基地外での活動を体験できるほか、ランダー(無人月着陸船)、ローバー(月面探査車)の実寸大模型の展示など、今まさに進んでいる月面探査を身近に感じられる内容になっています。
展示内容
提供体験内容(一部抜粋)
月面重力体験や水資源探査ミッションをはじめとした、NEO月でくらす展ならではの体験コンテンツを数多くご用意しました。月での活動を疑似体験することで楽しく月を学べます。
月面重力体験ミッション

月面重力は地球の重力の6分の1であり、月で感じる地球のくらしとの一番の違いになっています。月面重力体験ミッションでは、宇宙服(ハーネス付き)に着替えて、月の重力を疑似体験できます。※1
月面の重力を感じながら高くジャンプしてみるなど、与えられたミッションに挑戦していただきます。
※1 本体験には、年齢制限、身長制限、体重制限がございます。
【年齢制限:小学生以上、65歳未満】
【身長制限120cm以上】
【体重制限:22kg以上、60kg以下】
会期の途中で制限体重が変わる可能性がございます。詳細は公式サイトをご覧ください。
料金は別料金(500円)となります。
水資源探査ミッション -レゴリスから水をあつめよう-

月でのくらしには、飲み水のほか、呼吸に必要な酸素やロケットの燃料をつくるため、水資源の確保がとても重要です。このミッションでは月での活動には必要不可欠な水を、自分たちで探し調達することが目的です。水に反応する地中レーダーの情報を頼りに、スコップを使って月の砂「レゴリス」に埋もれた水資源を回収、その中から水を集めていく体験になっています。
隕石回収ミッション -地球のカケラをみつけよう-

管制室メンバーになりきって月面ローバーを遠隔操作、地球や宇宙の歴史の謎を解明するための貴重な手がかりである月面の隕石を回収するゲーム”隕石回収ミッション”をお楽しみいただけます。
月面探査機撮影ミッション

月着陸実証機 SLIMに乗って実際に月へ行く予定の変形型月面ロボット[愛称:SORA-Q(ソラキュー)]。タカラトミーのSORA-Q Flagship Modelを操縦し、任務遂行のための安全確認を目的に、月面探査機を撮影しに行くミッションです。月面で行われる実際のミッションに近い体験がお楽しみいただけます。
その他展示内容(一部抜粋)
月面食堂や月面コンビニをはじめとした、月での日常生活が垣間見える展示や、月でのくらしを見て学ぶことができる魅力的な展示内容をご用意しました。展示を通じて、地球のくらしとの明らかな違いや意外な共通点を見つけることができます。
月面食堂

2040年代の、100名程度*のクルーが滞在する月面基地内の食堂をイメージした展示。月で栽培する予定の食材8種(レタス、トマト、キュウリ、イチゴ、米、大豆、じゃがいも、さつまいも)の食品サンプルや月産食材の調理過程、1週間の献立などをご覧になれます。また、自らが調理担当になりきって写真を撮影することができるフォトスポットもございます。※2
※2 お料理のご提供や調理体験などはございません。
*「100名程度」へ修正 (2023年7月5日)
月面コンビニ

歯磨きグッズや化粧品、衣料品や宇宙食など、月でくらすために必要な食品、日用品からおしゃれまで、実際に企業で開発・構想されている、宇宙で使えるアイテムを一挙にご覧になれる月のコンビニです。※3
※3 商品の購入はできません。一部商品はショップエリアで購入が可能です。
HAKUTO-Rのランダー、ローバー実寸大の模型展示

月面ゾーンの中心に、「HAKUTO-R(ハクト アール)」のランダー、ローバーの実寸大模型を展示。ランダーやローバーの役割や構造などについて学ぶことができます。
ご紹介時注意事項
短縮表記:1.表記文字数制限がある場合 「NEO 月でくらす展」
2.“本文中”英字使用NGの場合 「ネオ 月でくらす展」
3.記事本文縦書きの場合 「NEO月でくらす展」 ※ローマ字は全角
コピーライト:本展示における関連画像を使用する際は必ず下記のクレジットをご記載ください。
© NEO 月でくらす展製作委員会
チケット情報
2023年3月28日(火)より入場チケットを発売します。詳細は、本展公式サイトをご覧ください。
《チケット料金》
・大人[19歳以上] 2,400円(2,100円)
・18歳以下[小学生以上] 1,700円(1,400円)
・未就学児[4歳以上] 1,100円(900円)
※( )内は前売り、8名以上の団体料金。価格はすべて税込み。
※前売り券の販売は4月27日(木)23時59分までとなります。
※3歳以下は無料。障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料。
※常設展もご覧いただけます。ドームシアターは別料金(要予約)。
※月面重力体験は別料金(500円)となります。

佐伯和人(さいき・かずと)氏
NEO 月でくらす展の監修者
地球や宇宙の火山が大好きな惑星地質学者。立命館大学・教授。小型月着陸実証機SLIM、月極域探査機LUPEX両計画の地質観測分光カメラ開発リーダー。月の最新科学をおだやかな語り口でわかりやすく伝える解説や書籍執筆に定評があります。

『小学館の図鑑NEO』とは
『小学館の図鑑NEO』は、創業100周年を迎えた小学館から発行されている大人気図鑑シリーズ。累計発行部数は約1,300万部を超える、小学館のベストセラー図鑑です。
※NEO月でくらす展は『小学館の図鑑NEO』の全面協力体制により制作されています。