本展示は終了しました。
展示概要
本展は東京スカイツリーをシンボルとし、世界一の高さを誇る自立式電波塔の建設を可能とした先端科学技術を紹介します。東京スカイツリーの施工現場で使われた実機や設計図など、貴重な資料を通して建設現場の先端を知るとともに、日本独自のものづくりの文化、思想を再認識しながら、理想の未来都市について考える企画展です。
実際に東京スカイツリーの設計、施工を担当したメンバーが、本展の企画や会場設計に参加しています。建設現場の映像などの資料のほか、建設現場の関係者の声を反映することにより、よりリアルな東京スカイツリーの建設現場を再現します。
展示は高層建築技術を切り口に、5つのゾーンで構成します。解体用クレーンの展示や、東京スカイツリーの建設現場を撮影した迫力のハイビジョン映像で、現場の雰囲気を体験。実物のタワークレーンに乗り込み、3D映像で建設現場の醍醐味を味わうことができます。また、レゴ®プロダクション s.r.o (チェコ)が制作した1/100スケールのレゴ® ブロックによる東京スカイツリーも登場します。その他、江戸時代の古地図や浮世絵に描かれた大工職人を紹介し、現代に脈々と受け継がれる日本人のものづくりの精神を垣間見たり、地盤、地震、複雑な法規など、日本特有のさまざまな難問をクリアするための過程を、本物の設計図や模型、CG等を通して紹介します。
東京スカイツリーを通して、世界に誇るべき日本の建築技術を体感しましょう。
展示構成
ZONE0 エントランス
東京スカイツリーの頂上で作業をする解体用クレーンがお出迎え。工事現場の雰囲気を体感します。
ZONE1 「夢ヨシ!江戸からTOKYOへ ~どうして作るの? ~」
東京は、平らな木造都市「江戸」から、世界屈指の高層都市「TOKYO」へと劇的に変化しました。高層建設の歴史は、人類の夢と技術が集積した歴史そのものと言えるでしょう。ここでは、床に広がる江戸の古地図から都市の変遷を探り、浮世絵、絵巻に描かれる江戸時代の職人の姿から、現代にも受け継がれる日本人のものづくりの精神を見つめます。また、歴代の世界と日本の高層建築ランキングを一望し、人類の高さへのあこがれと挑戦を再認識します。
ZONE2 「形ヨシ!夢から「セッケイズ」へ ~どうやって形が決まるの? ~」
世界一の高さを誇る自立式電波塔 東京スカイツリーはどのように設計されたのでしょう? 地盤、風、地震、限られた建設地、複雑な法規。日本特有のさまざまな難問をクリアした最適、最良、最高を満たした設計図が完成するまでを、本物の図面、模型、CGを使いながら、余すところなく紹介します。
ZONE3 「現場ヨシ!設計図から「ホンモノ」へ ~どうやって建てたの? ~」
設計図ができあがり、自立式電波塔としては未知の高さを実現することが決まった東京スカイツリー。作業者や近隣住民の安全、一定の期間の中で建てるための効率、電波塔としての最高水準の品質を保ちながら、「ホンモノ」を完成させるまでの行程を公開します。ここでは、建設中の東京スカイツリーの高位置から撮影した3D映像を、実物のタワークレーンに乗り込み眺めることができます。立ち入ることのできない建設現場の作業員の視点を疑似体験してみましょう。
ZONE4 「未来ヨシ!「今」から「未来」へ ~だれに伝えよう? ~」
世界に誇るべき日本の建築技術を学んだ上で、第一線で都市作りに関わる人々や技術者、研究者、文化人が理想とする街の話に耳を傾けながら、未来の理想都市について来館者とともに考えます。また会場には、レゴ® ブロックで作った1/100スケールモデルの東京スカイツリーが登場。その足元には、5月22日に開催されるプレイベント「Build the Future CITY!~レゴ® ブロックで東京スカイツリー®のある夢のまちをつくろう~」で子どもたちによって作り上げられた、未来の都市が広がる予定です。
会場風景
関連映像
企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー®」紹介映像
ワークショップ「設計」~東京スカイツリーのつくりかた~
基本情報
- タイトル
- 企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー® -ようこそ、天空の建設現場へ-」
- 会期
- 2011年6月11日(土)~10月2日(日)
- 開催場所
- 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa
- 開館時間
-
午前10時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで)
※電力事情、その他の状況により、休館日、営業時間が変更や臨時休館の可能性がございます。
- 休館日
- 毎週火曜日(祝日、夏休み期間は開館) ※ただし7/26~8/31は開館
- 入場料
-
大人 1,300円、18歳以下 500円
団体8名以上 大人 1,040円、18歳以下 400円
友の会会員 大人560円、18歳以下240円
シニア割引 65歳以上 1,040円(※年齢を証明できるものをご提示ください)
※常設展示見学可
※障害者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料
- 主催
- 日本科学未来館、NHKエンタープライズ
- 共催
- 読売新聞社
- 特別協賛
- 株式会社 大林組
- 特別協賛・会場設計
- 株式会社 日建設計
- 協賛
- パナソニック電工株式会社
- 特別後援
- 東武鉄道株式会社、東武タワー スカイツリー株式会社
- 後援
- 文部科学省、総務省、東京都教育委員会、墨田区、墨田区教育委員会、NHK、一般社団法人墨田区観光協会、社団法人デジタル放送推進協会、社団法人日本PTA全国協議会、公益財団法人東京都公園協会
- 企画協力
- 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
- 協力
- NHKプロモーション、レゴジャパン株式会社