本展示は終了しました。
展示概要
ポケットモンスター(ポケモン)は、平成8年にゲームソフトが発売されて以来、国境や文化、世代を越えて世界に広がり、支持され続けています。本展は、そんな親しみのある「ポケモン」を題材として、「観察」や「分類」という科学的な手法やプロセスを楽しみながら体験できる企画展です。
会場となる「ポケモン研究所」で、来場者はこの研究所にやってきた1日研究員となり、手渡されたモンスターボールの中にどんなポケモンが入っているかをさまざまな観察マシンで分析しながら、つきとめていきます。そのほか、ポケモンの多様性を深く知ることができるコレクションルーム、「観察」「分類」による現実の世界での発見事例などを展示します。
ポケモンとともに遊び、考えることを通して、科学研究のプロセスに触れることのできる展覧会です。
展示構成
会場は、第1研究室から第3研究室までの3 つのセクションで構成されます。第1研究室は、手渡されたモンスターボールの中のポケモンを、観察マシンで分析し、つきとめるアトラクションゾーン。第2 研究室は、これまでに発見されているポケモンをさまざまな角度から分類・展示し、ポケモンの多様性を深く知ることができるコレクションルームです。そして、第3 研究室では、第1・2 研究室で体験する「観察」「分類」が科学研究においても大切なプロセスであることを、実際の発見事例とともに明らかにします。
第1 研究室~博士からのミッション~
「ポケモン研究所」の一日研究員として来場したあなた。手渡されたモンスターボールの中に入っているポケモンを、研究室にある観察マシンを使ってつきとめましょう。観察マシンから得られるポケモンの断片的なヒントは「重さ」、「鳴き声」、「足跡」、「生息地」などさまざま。ミッションの難易度は 3 段階に分かれているため、お子さまだけでなく、子どものころにポケモンと出会った 20 代の方々をはじめ、幅広い世代にお楽しみいただけます。
第2 研究室~ポケモンコレクションルーム~
これまでに発見されたポケモンは 700 種以上。コレクションルームでは、その全てのポケモンをさまざまな角度から分類・展示し、ポケモンの世界がもつ奥深い多様性を紹介します。分類されたポケモンをヒントに、ワークショップコーナーで自由な視点でポケモンの特徴をとらえ、自分だけのポケモンのグループをつくってみましょう。
第3 研究室~キミにもできる新たな発見~
第 1・2 研究室で体験した「観察」と「分類」の手法は、科学の研究現場でも実際に使われ、重要な発見につながっています。展示場での体験をふりかえりながら、新しい生物や現象の発見事例を本物の標本とともに見ていきます。一日研究員のミッションをクリアしたあなたなら、「自分にも新しい発見ができる」という可能性を感じられるでしょう。〔第3 研究室 科学監修: 馬渡 駿介(北海道大学名誉教授)〕
観察から発見!
身の回りのものをよく観察してみると、そこにはきっとたくさんの発見があるはず。88 年ぶりの大発見として話題になった昆虫「カカトアルキ」や、ジャイアントパンダの 7 本の指の使い方など、観察することで得られたさまざまな発見事例を紹介します。夏休みは身近な不思議に触れることができるよい機会です。自分が興味をもったことをどんどん観察して、自分だけの発見を目指しましょう。
分類から発見!
この生物はなぜこんな色や形をしているの?他の生物と似ているけど、どこか違ってる?観察から生まれる疑問を解く一つの鍵が分類という手法です。「1 種類だと思っていたトカゲが実は 3 種類だった!」「どちらもハチだと思ったら実は一方はカミキリムシだった!」など、分類することで答えが見えてくる事例を紹介します。分類を駆使してみると、あなたにも新しい発見ができるかもしれません。
会場風景
関連映像
サイエンティスト・トーク「あなたと自然をつなぐ分類学~分類から解き明かす地球の自然史~」
基本情報
- タイトル
- ポケモン研究所~キミにもできる!新たな発見~
- 会期
- 2015年7月8日(水)~10月12日(月・祝)
- 場所
- 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン
- 開館時間
- 午前10時~午後5時(入場券の購入および会場への入場は閉館時間の30分前まで)
- 休館日
- 7月14日(火)、9月1日(火)、9月8日(火)、9月15日(火)、9月29日(火)、10月6日(火)
- 入場料
-
大人(19歳以上)1600円、中人(小学生~18歳以下)1200円、中人土曜1100円、小人(3歳~小学生未満)500円
※常設展示見学可
※2歳以下は無料
※障害者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料
- 主催
- 日本科学未来館、読売新聞社
- 企画協力
- 株式会社ポケモン、株式会社ポケモンコミュニケーションズ
- 後援
- 文部科学省、りんかい線