本展示は終了しました。

展示概要

※2019年 企画展「マンモス展」についてはこちら

愛知万博では「自然の叡智」を具現化する一つの切り口とし、「冷凍マンモス」の実物を貴重な資料としてとらえ、環境と生命の関わりの謎を解明する試みがなされました。 未来館では、先端の科学技術を通した新しい視点で、人間と環境についてより深く考える機会を提供します。マンモスを絶滅に追いやった太古の人間の生活と現代の人間の営みを対比し、マンモスが眠るシベリアの自然環境について科学の視点で解説します。

サハの永久凍土層から現代によみがえった絶滅大型ほ乳類「マンモス」が私たちに伝えたいメッセージとは何か。 現代のシベリアという極地で起こっている現象を科学の言葉で解き明かし、地球温暖化に対する科学者の取り組みを紹介します。

展示構成

マンモスを知る

マンモスとはなにか、化石等からわかる情報によりマンモス像を描きます。また、最近の DNA の研究から導かれたマンモスの生物としての位置づけやクローン再生の可能性について知ることができます。実際に触ることができるマンモスの牙や歯の実物などを展示します。

マンモス絶滅の謎

マンモスが生きていた当時の環境を科学的調査から割り出して、絶滅にいたった地球環境の変動を解明します。当時の人間がマンモスに対して行ったこと、推測される絶滅の謎を紐解いていきます。人間がマンモスという自然環境にしたことは何か、謎に迫ります。

マンモスと出会うために

マンモスが埋まっていたサハ共和国の環境を伝えます。温暖化により崩れ落ちる永久凍土とそこから発掘されたマンモス。そして、冷凍マンモスの実物と対面し、太古から現代に現れたマンモスからのメッセージを受けとれる場がそこにあります。

現代に現れたマンモス

マンモスは永久凍土の融解によって現代に現れました。地球の環境センサーといわれる極地環境の温暖化の影響と、人間が環境に与える影響をインパクトのある映像やリアルタイムデータの表示によって温暖化の現実を紹介します。

地球温暖化防止への取り組み

シベリアでは温暖化と人間の活動による大規模な森林火災が頻発し、さらに温暖化を加速させる悪循環に陥っています。科学者はこの現状に対してどのように被害を食い止め、回復する手だてをとっているのでしょうか。科学者の取り組みを知り、私たちにできることを考えます。

メッセージゾーン

実物のマンモスに出会い、展示を通して、マンモスから来場者が受け取ったメッセージは何でしょうか。そして私たちは将来にどのようなメッセージのバトンをつなげるのでしょうか。みんなのメッセージを蓄積し、共有し、未来へと発信していきます。

会場風景

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基本情報

タイトル
もえる森 とける大地「マンモスからの警告」展
会期
2006年7月1日(土)~9月3日(日)
開催場所
日本科学未来館 1階 催事ゾーン
主催
日本科学未来館、フジテレビジョン、ロシア連邦サハ共和国科学アカデミー北方応用生態研究所、サハエキスポマンモス、SIRI CV
共催
ロシア文化省、ロシア連邦サハ共和国
協力
北海道大学総合博物館
後援
在日ロシア連邦大使館、臨海副都心まちづくり協議会