本展示は終了しました。

展示概要

戦後から、高度成長期に至るまで、日本のマンガ文化は飛躍的に成長してきました。とりわけ、1960 年代から70 年代に描かれた作品に登場する主人公たちは、多くの子どもたちに大きな夢を与えてきました。そのあこがれは、人々の想像をかき立て、夢の世界を実現しようという原動力へと変わり、今の日本を創りあげてきたと言えるのではないでしょうか。

本展では、人々に原動力を与えてきたマンガに描かれるヒーロー・ヒロインの能力を、科学技術で再現します。子どもはもちろん、かつて子どもだった人たちへ、未来を描く力、マンガ文化のすばらしさ、科学技術と、その可能性を伝えます。

本展では、ヒーロー・ヒロインが大活躍するマンガ「怪物くん(藤子不二雄(A))」「サイボーグ009(石ノ森章太郎)」「鉄腕アトム(手塚治虫)」「ドラえもん(藤子・F・不二雄)」「ひみつのアッコちゃん(赤塚不二夫)」(※作品50 音順)の5作品が一堂に会します。科学技術で再現された作品世界を、臨場感あふれる体験型の展示で、世代を超えて楽しめる企画展です。

展示構成

怪物くん(藤子不二雄Ⓐ)

怪物くんの伸びる手!

ベラボー怪星人のUFO を、伸びる手を使って捕まえます。画像データから特定の物体や形状を検出する画像処理技術を用い、自由自在に伸びる腕を体験できます。

怪物くんの変身!

「格好良くなりたい!」「もっと足が長かったなら。」誰もが持っている変身願望を、顔画像認識技術で実現します。怪物くんのように手を顔の前で動かすと、自分の顔が色々なキャラクターに変身します。

サイボーグ009(石ノ森章太郎)

004!敵を発見し、倒せ!

高速な眼球運動「サッカード」を利用して、空間に画像を表示するサッカードディスプレイと、超指向性のパラメトリックスピーカーで、サイボーグたちが高速で移動しながら戦うシーンを再現します。

009!最高幹部をつきとめよ!

高速に開閉するシャッターを通して見る事で、速すぎて見えにくいものも見やすくする技術「ストップモーションゴーグル」で肉眼では見えない最高幹部の正体を暴きます。ゾーンを通じて人間の視覚認知や聴覚認知の仕組みに触れるコーナーです。

鉄腕アトム(手塚治虫)

鉄腕アトム誕生

CG を立体物に投影、質感や動きをダイナミックに変化させる技術「プロジェクションマッピング」を用い、等身大の映像でアトムの内部メカニズムを解説します。声をかけるとアトムが目覚め、アトムの誕生の瞬間に立ち会えます。

アトムと一緒に空をこえよう!

誰もが一度はアトムのように空を飛べたらと夢見た事があるのではないでしょうか。大画面に表示された3D 衛星画像マップで、アトムと一緒に現代の街を探検できます。

ドラえもん(藤子・F・不二雄)

コエカタマリン!

ドラえもんのひみつ道具「コエカタマリン」、音声認識技術によって、自分の声が画面上で文字となってキャラクターを驚かせます。

らくがきじゅう!

ドラえもんのひみつ道具「らくがきじゅう」、センサーによって位置情報を測定し、狙ったキャラクターに落書きすることができます。

ひみつのアッコちゃん(赤塚不二夫)

アッコちゃんの世界へようこそ!

アッコちゃんの部屋が会場に登場。鏡台の前に座ると、さまざまなアッコちゃんのエピソードをダイジェストでご覧いただけます。アッコちゃん世代はもちろん、アッコちゃんを知らない世代でも作品世界を楽しめるコーナーです。

魔法の鏡で変身!

魔法の鏡で変身し、人助けや友情のために奮闘するアッコちゃんは、女の子たちの憧れでした。鏡の前で呪文を唱えると、顔画像認識技術により、なりたい姿に変身できます。

会場風景

魔法の鏡で変身! ©フジオプロ
鉄腕アトム誕生 ©手塚プロ
怪物くんの変身! ©藤子スタジオ
コエカタマリン ©藤子プロ

基本情報

タイトル
企画展『科学で体験するマンガ展』~時を超える夢のヒーロー~
会期
2012年7月7日(土)~10月15日(月)
場所
日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa・b
開館時間
午前10時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日
火曜日(ただし、夏休み期間中は開館)
入場料
大人 1,300 円、18 歳以下 700円
団体8名以上 大人 1,040円、18歳以下 560円
※常設展示見学可
※企画展のみは大人 1,000円、18歳以下 600円
※障がい者手帳保持者は当人および付き添い者1名まで無料、6歳以下の未就学児は無料
主催
日本科学未来館、「科学で体験するマンガ展」製作委員会(アサツー ディ・ケイ、小学館、小学館集英社プロダクション、ローソンHMVエンタテイメント)
特別協賛
小学館(創業90周年イベント)
後援
文部科学省
特別協力
石森プロ、手塚プロダクション、フジオ・プロダクション、藤子・F・不二雄プロ、藤子スタジオ(50音順)
企画協力
安藤英由樹(大阪大学大学院情報科学研究科 准教授)、稲見昌彦(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授)、Google、佐々木恭彦(FBC CO.,Ltd.)、田畑哲稔(media performance unit 66b/cell)、日本マイクロソフト、Mariana Verdaasdonk(media performance unit 66b/cell)、渡邊淳司(日本電信電話 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 リサーチスペシャリスト)(50音順)
協力
IMAGICA イメージワークス、TYO-ID Productions、乃村工藝社、マックレイ(50音順)