本展示は終了しました。
展示概要
誰も触っていないのに物が動く、何もしていないのに音がする、見えないはずの物が見える。通常ではあり得ないことがおきると人々は恐怖を感じます。本展は人間が恐怖として感じるさまざまな怪奇現象を、物理学、化学、生物学などの先端科学で解き明かします。幽霊のいたずらとされてきたポルターガイスト現象やラップ音、人魂、幽体離脱などの不可解な現象はなぜ起こるのか。霊界との交信は可能なのか。科学者が撮影した「世界初の怨念写真」とは?お化けに関するさまざまな疑問に科学的な目線で答えます。
展示構成
お化け屋敷エリア<体感>
日本の古い民家をイメージした空間で実際に恐怖を体感します。音・光・振動などが連動するシステムコントロールを用いた五感に働きかける演出により、さらに恐怖感が増す仕掛けになっています。
科学トピックエリア<学習>
「お化け屋敷エリア」で体験した心霊体験や超常現象の正体を科学的に証明し、科学技術により再現できることを解説します。
「ポルターガイストはなぜ起こる!?」
食器や家具が勝手に動いたり、ラップ音と呼ばれる怪破裂音がどこからともなく聞こえてきたりと、幽霊が何かを伝えるために騒ぎを起こしていると言われ、古くから世界中で恐れられています。このような現象を圧力や共振といった物理的観点から解き明かします。
「幽霊を見たことありますか!?」
幽霊の顔は、なぜ青白いのか。離れた場所から自分自身を見ているかのような「幽体離脱」が起きるのはなぜか。これらは脳や目のはたらきに原因があるのかもしれません。脳の情報処理のメカニズムや、視細胞の働きから解説します。
「人魂のつくられかた」
古くから怪談話で登場する人魂は、果たして死者の魂なのでしょうか。例えば、リン化水素やメタンガスなどの可燃性気体が自然発火した、静電気やプラズマ現象が人魂の正体とする説もあります。
「呪いの人形」
髪が毎年伸び続ける「お菊人形」、これも呪いによるものでしょうか。実は意外なトリックで説明がつくのです。
観察エリア<観察>
「科学トピックエリア」で学んだことを踏まえ、会場内に設置した観察窓とモニターで、恐怖を体験している他のお客様の様子を観察することで、恐怖を客観的に観察し、理解することができます。
体験エリア<体験>
心霊写真を疑似的に作り出す「写真シール機」などを設置。科学的な知識を身につけ、改めて恐怖を体験できます。
基本情報
- タイトル
- 企画展「お化け屋敷で科学する!2 ~恐怖の実験~」
- 会期
- 2010年3月10日(水)~5月31日(月)
- 開催場所
- 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン b
- 開催時間
-
午前10時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで)
※5/1~5/5は午後6時まで開館
- 休館日
- 毎週火曜日(※ただし3/30、5/4は開館)
- 入場料
- 大人 700円、18歳以下 300円
- 主催
- 日本科学未来館、フジテレビジョン