本展示は終了しました。
展示概要
恐怖という感情はいまだに謎に包まれています。 恐怖はどのように生まれ、私たちの記憶に刻まれるのでしょうか。 私たちが現代に抱える怖れを、どうしたら克服できるのでしょうか。 そもそも、私たちにとって恐怖とは何なのでしょうか。 こうした問いに、先端の脳科学が答えを出し始めています。
恐怖から逃げたいという気持ちは誰にでもあるでしょう。 その気持ちは重要です。 恐怖に対して正しく反応しなければ、生きるか死ぬかの重要な判断を誤ってしまいます。 恐怖は生存に必要な感情なのです。
まずはお化け屋敷で、恐怖と向き合う。 それから、先端の恐怖研究を覗いてみる。 未来館のお化け屋敷で、恐怖しながら、恐怖について学び、考えてみませんか? お化けの助けを借りながら・・・
展示構成
科学トピックス学習エリア ~「恐怖」をテーマとした先端の研究動向~
恐怖は必要な感情だ!
抑え込むのが難しく、伝染もする「恐怖」。しかし、恐怖が備わっているから、生物は危険を回避することができます。生きる上で不可欠なことながらも、しばしば私達を悩ませる、このやっかいな感情を生み出す脳の仕組みを解明します。
恐怖の研究法
恐怖に関する研究はどのようにして行われているのでしょうか。恐怖を感じる心の動きと遺伝子の関係や、恐怖の記憶が脳に焼きつけられる仕組みを明らかにする実験など、最新の研究事例を紹介します。
どうすれば、恐怖に強くなれる?
恐怖の記憶をやわらげたり、恐怖に強い脳を作るには、どうすれば良いのでしょうか。最新の研究から得られた、恐怖克服のためのヒントを紹介します。
結局、お化けはいるのかいないのか
心霊写真、降霊術、背後霊、幽体離脱、第六感など。いわゆる超常現象の中には、脳科学で説明できるものがあります。科学が発達した現代の私達を怖がらせる、お化けの存在の有無を解き明かします。
お化け屋敷体感エリア ~映像や特殊装置を駆使した恐怖のアトラクション~
会場内のお化け屋敷の企画・制作は、昨年まで開催されてきたフジテレビ「お台場冒険王」で、お化け屋敷を手がけてきたチームが担当。これまで様々なモチーフで恐怖を演出してきたノウハウを生かし、「恐怖の研究」をテーマに、映像・音響・特殊効果を駆使した本格的なお化け屋敷を製作します。「実験室」、「飼育室」、「薬品庫」など、研究にちなんだ呼び名の仕掛けにより、体験者ひとりひとりが恐怖を感じながら、恐怖を客観的に観察することができます。
会場風景
基本情報
- タイトル
- 企画展「お化け屋敷で科学する!― 恐怖の研究」
- 会期
- 2009年4月22日(水)~6月22日(月)
- 開催時間
-
午前10時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで)
※5月2日~6日は午前10時~午後6時
- 休館日
- 毎週火曜日 ※5月5日は開館
- 開催場所
- 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa
- 入場料
-
大人 1,200円、18歳以下 500円
団体(8名以上) 大人 1, 000円、18歳以下 400円
友の会 大人 700円、18歳以下 300円
※常設展示見学可
※小学校未就学児は無料
※障がい者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料
- 利用制限
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次に該当する方は入場をご遠慮下さい。
- 妊娠中、および妊婦の可能性のある方
- 高血圧の方、首・脊椎・心臓に疾患のある方
- 体調のすぐれない方、または不安のある方
- 酒気を帯びた方
- 眠気や意識が低下する怖れのある薬を服用されている方
- 大きな音や強い光に敏感な方
- お子様を抱いている方
- 主催
- 日本科学未来館、フジテレビジョン
- 問い合わせ先
-
日本科学未来館
〒135-0064東京都江東区青海2-41
(2009年11月1日から青海2-3-6に表記変更)
TEL: 03-3570-9151 / FAX: 03-3570-9150