本展示は終了しました。

展示概要

ヒトの体の中で最も謎に満ちた臓器、「脳」。
文明の夜明けから人類が問い続けてきた問い、「人類とは何か」。その答えもまた、「脳」に含まれています。人類を他の生物と分けるほとんどの機能は脳に存在し、また、他の個人と自分を分ける「心」や「意識」も脳に起因します。

本展は、最新の研究成果を盛り込み、脳の不思議を実感し、その機能の解明に挑んでいる科学の営みにも触れることができる企画展です。

展示構成

第一部 -わたしの脳がたどってきた道-

さまざまな生物の脳を実際に比較し、進化の過程を振り返りながら、ヒトを他の生物から際だたせている「脳」を実感します。
非常に小さく単純な生き物の脳から、ヒトのように複雑な処理ができる生き物の脳まで、すべての脳神経系は、外界の情報を受け取り、処理して、新たな情報を発信します。 多くの生き物の脳の標本から、形や構造の変化により、脳にできることも変化したという、進化と多様性を紹介します。

第二部 -わたしの脳がつくる世界-

多様な機能を体験し、個人としての自分を作り出している脳の不思議さをたどります。世界を立体として感じる脳のしくみや、運動をつくりだす機能が体験できます。
ヒトの脳は、1,000 億の細胞が複雑につながりあい、積み重なって、ときに分担し、ときに協働しながら、機能を発揮しています。ヒトの脳が外界の情報を受け取り、処理して、それを運動などのアウトプットにする仕組みについて、来場者自身が体験できる体験型展示物を中心に展開します。

第三部 -変化するわたしの脳-

ヒトの脳は常に変化し、生まれ変わり続けます。変化し続ける脳神経難病などの治療映像や、活動中の脳を記録できる最新測定機器の実物展示などを通して、最先端の脳科学を紹介します。
ニューロン同士の接続部であるシナプスは、常につくり直され、誕生後は増えないと信じられてきた脳細胞。しかし近年、成人でも新生することが脳科学の新しい常識となりつつあります。変化し続ける脳の姿を、学習や老化・病気、あるいは治療・リハビリなどによる効果を中心に紹介します。

会場風景

基本情報

タイトル
脳! -内なる不思議の世界へ
会期
2006年3月18日(土)~5月31日(水)
開催場所
日本科学未来館1F 催事ゾーン
主催
日本科学未来館、NPO法人脳の世紀推進会議、文部科学省特定領域研究「統合脳」5領域、読売新聞社
後援
日本生理学会、日本神経科学学会、日本神経回路学会、日本解剖学会、日本神経化学会、理化学研究所脳科学総合研究センター
協力
日本大学、東京大学医学部、横浜市立大学医学部、東北大学大学院生命科学研究科、川崎医科大学現代医学教育博物館、林原自然科学博物館、国立遺伝学研究所 生命情報・DDBJ研究センター、ATR脳情報研究所、フェリシモ、NHKエンタープライズ、JT生命誌研究館、ヤンセンファーマ、カンゼン、NTTコミュニケーション科学基礎研究所、オリンパス
協賛
公文教育研究会、シーメンス旭メディテック、島津製作所、ダイワボウ情報システム