「未来をつくるラボ」では、開発中のテクノロジーをいち早く体験したり、研究者とアイデアを交換したりできる実証実験を行っています。
実証実験テーマ
人の分身となり、時間や場所を越えて人と一緒に成長し活躍できるAIを開発し、未来の共創社会をつくる。
世界中のさまざまな情報を学習し、驚くべき速さで日々進化するAI(人工知能)技術。
この実証実験プロジェクトでは、人間の質問に答えてくれる便利な道具としてだけではなく、人間と相互に学びあい、ともに成長する共創パートナーとしてのAIの可能性に着目しています。
今回、未来館で働く2人の科学コミュニケーター(SC)をモデルにして、彼らの分身となるAIアプリ「AI分身科学コミュニケーター(AISC)」を開発しました。AISCは科学コミュニケーターとして、来館者と会話することがでます。そしてその会話の情報を科学コミュニケーター本人と共有し、互いに学び合うことで、本人とAIがともに成長していきます。
体験内容
スマートフォンを通じて、AI分身科学コミュニケーターといっしょに常設展示を巡ろう!

参加者には、AISCがインストールされたスマートフォンを貸し出します。5F常設展示場をめぐりながら、AISCと展示や科学に関する対話を自由にお楽しみいただきます。
AISCは、人間の科学コミュニケーターと似ているのでしょうか? あなたの質問にうまく答えられるのでしょうか? ぜひ実際に体験して、みなさんの意見を聞かせてください。
体験の流れ
- 受付にて体験説明、同意書記入(5分程度)
- AISC体験(30分~1時間程度)
- 返却と体験アンケート回答(5分程度)
AI分身のモデルとなる科学コミュニケーター

瀬戸 翔吾
(一言コメント)
なんと、びっくりするほど私そっくりに話すAI分身ができてしまいました!
AI分身と人間の私、どちらが話しやすいでしょうか...?
瀬戸を見かけたら、話しかけて違いを体感してみてください!

大谷 朋己
(一言コメント)
声だけでなく、話し方や口ぐせまで似ていて、自分でも驚きました。
もしかしたら、私本人より話し上手かも……? ぜひ皆さん自身で確かめてみてください!
実証実験研究者

笠原 俊一(代表者)
ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL) リサーチャー/沖縄科学技術大学院大学(OIST) 客員研究員/科学技術振興機構さきがけ研究員
人とコンピュータが融合することで生み出される”新たな人間性:Cybernetic Humanity”を主題として、コンピュータ科学と人間科学の両側面からのアプローチを通じて探究を行っている。

菅沼 聖
ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL) 客員研究員/山口情報芸術センター[YCAM]

青山 柊太朗
ソニーコンピューターサイエンス研究所(ソニーCSL)リサーチアシスタント/コロンビア大学工学部
開催概要
- 開催日時
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2025年6月12日(木)~19日(木)
※6月14日(土)および6月17日(火)は実施なし
各日13:00~16:00
※体験時間は30分~1時間程度です
- 開催場所
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受付:日本科学未来館 5階 常設展示内特設ブース
(体験は5階 常設展示内)
- 対象
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小学校4年生以上推奨
※未成年の方は保護者同伴でのご参加をお願いします。
- 参加費
- 常設展入館料のみ
- 参加方法
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当日、受付場所(5階常設展内)までお越しください。体験用のスマートフォン(5台程度)を受付順に貸し出しいたします。
※端末1台につき1~2名でご体験いただけます
※端末の空き状況により、お待ちいただく場合があります。
※参加には実証実験に関する同意書の記入が必要です(未成年の場合は保護者に記入いただきます)
※体験後はアンケートにご協力ください。
- 撮影について
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・イベント中にカメラ撮影が入り、主催者(未来館およびソニーコンピューターサイエンス研究所)のホームページやSNS、パンフレット等の広報物、学術研究発表や各種報告書等で使用される場合があります。
・撮影不可の場合には、遠慮なくその旨をスタッフまでお申し出ください。
・お客様ご自身による写真や動画の撮影について、個人でお楽しみいただく範囲であれば撮影いただけますが、他者の方が映り込まないようにご注意ください。
- 主催
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日本科学未来館
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
- お問い合わせ先
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日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム
関連リンク
この実証プロジェクトは「未来をつくるラボ」実証実験公募プログラムの採択事業です。