最新雑談AI「J-Moshi」とアンドロイド「U」も登場!

私たちはふだん、なにげなく雑談しています。
授業や会議の合間に友達や同僚と雑談したり、食卓で家族と雑談したり。雑談には何か明確な目的があるわけではありませんが、私たちは雑談を通して相手の人となりを知り、関係を築いていきます。ときには、なにげないおしゃべりがきっかけで深い関係につながることも。
では、こんなふうに人と人とをつなぐ雑談を、AIがすることはできるのでしょうか。

実は「雑談」こそ、AIにとって最も難しい分野のひとつといわれています。目的がはっきりしたタスクなら得意なAIも、場の空気を読みながら会話を続けることは簡単ではありません。
それでも、もしもAIが人間と同じように自然に雑談ができるようになったら?
AIは資料分析や商品提案をしてくれる「道具」ではなく、行動をともにする「パートナー」として、新しい関係を築く存在になれるのでしょうか?

このイベントでは、対話システムの研究・開発をする東中竜一郎さんをお招きし、雑談AIを通して「パートナーAIと暮らす未来」について考えます。

イベント前半では、雑談のできるAIを実現するために必要なことを、研究の側面からひも解きます。「雑談とは何か?」という問いから始まり、雑談対話システムの研究について、これまでの研究の歩みや最新の成果をご紹介します。さらに、まるで人間のように会話するAI 「J-Moshi」、そして人間そっくりのアンドロイド 「U」 も登場! 今年発表された最新の雑談AIと人間との自然なやりとりを、間近で体験していただけます。アンドロイド 「U」 は、開発者の一人である小川浩平先生(名古屋大学大学院工学研究科)のご協力のもと実演されます。人とAIが自然に雑談する様子を、どうぞお楽しみください。

後半はみんなで考えるワークショップです。パートナーAIが私たちの暮らしにどう関わるのか、具体的な生活場面を想定しながら考えます。そしてAIの可能性や課題も見ながら、自分にとって望ましいAIとの関わり方について考えます。最後にはみなさんの考えを共有する時間もあります。

あなたは、AIとどんな関係を築きたいですか?
みなさんらしいパートナーAIとの関わり方をお聞かせください。

ゲストスピーカー(敬称略)

東中 竜一郎 の写真

東中 竜一郎

名古屋大学大学院 情報学研究科 教授

博士(学術)。専門は対話システム。内閣府ムーンショット型研究開発事業・目標1 石黒浩プロジェクト「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」内の研究開発項目2「自在音声対話」の研究開発を担当している。

ファシリテーション

出沢 良樹 の写真

出沢 良樹

科学コミュニケーター

開催概要

開催日時
2025年4月20日(日) 14:00~15:00
開催場所
日本科学未来館 常設展 3階 コ・スタジオ
対象
どなたでも
参加人数
30人程度 (立ち見も可)
参加費
入館料のみ
字幕の視聴について
本イベントでは、音声認識字幕アプリを使用し、イベント会場に字幕を表示いたします。
参加方法
当日、開始時間に会場(3階常設展内 コ・スタジオ)にお集まりください。
撮影について
・イベント中にカメラ撮影が入り、未来館および共催機関、アウトリーチ先の公式サイト(HP、SNS等)や報告書等の各種資料で使用される場合があります。
・撮影不可の場合には、当日受付時にご遠慮なくその旨をスタッフまでお申し出ください。
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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