東日本大震災が発生して14年が過ぎようとしています。この間にも多くの地震が日本各地に被害をもたらしました。2024年1月1日にはマグニチュード7.6の能登半島地震が、8月8日には宮崎県東部の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の日向灘地震が発生し、「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたのは記憶に新しいところです。いつどこで発生してもおかしくない地震に対しては、事前の備えがとても重要です。
このイベントでは、常設展示「100億人でサバイバル」の解説ツアーと、防災準備について考えるワークショップを行います。防災への考えを深めた後に、東日本大震災後に仙台市天文台が制作したプラネタリウム番組「星よりも、遠くへ」の上映を行います。
このイベントを通して、「地震が起きる前に何ができるか?」「地震が起きた時どうするか?」「日常生活にどんな影響があるのか?」など、さまざまなことを科学コミュニケーターやほかの参加者と一緒に考えてみましょう。
「100億人でサバイバル」展示ツアー(約20分)

自然災害や感染症など、私たちを脅かすさまざまな災害を理解し、災害にどう向き合ったらよいかを考える展示です。命を守るためには日々の備えが大事ですが、一人ひとりができることにも限界があります。「地震が発生したら何が起こる?」「個人では何を備えたらいい?」「皆で一緒にできることは何?」など、今回は地震に注目して、科学コミュニケーターが展示をご案内します。
ワークショップ「もしも、明日地震が起こったら?」

もしも明日地震が起こったら、あなたにとって一番必要なものはなんでしょうか?
災害時に必要になるものやとるべき行動は、人によって異なります。このワークショップでは、備えておきたい備蓄品や、地震が起きた「後」にとるべき行動や心がけなど、防災にまつわるトピックがまとめられた資料を題材に、地震発生後の行動や心がけを科学コミュニケーターと一緒に考えます。その後、参加者同士で意見交換をして、防災グッズや対策の幅広さを感じていただきます。
プラネタリウム番組上映「星よりも、遠くへ」(約45分)

地震と津波により約47万人が避難し、約2万人が命を失った東日本大震災。あの日の夜に、人々は何を経験したのでしょうか? 仙台市天文台で制作された「星よりも、遠くへ」は、東日本大震災の夜に被災者が見上げた星空について語るプラネタリウム版ドキュメンタリー作品です。美しい星空とともに被災者が語る災害の記憶や思いは、地震との向き合い方を考えるヒントになるはずです。
ファシリテーション

グルラジ マラヴィカ
科学コミュニケーター
冬に地震が起きても大丈夫なように、防寒を重視しながら備蓄リュックの中身を選んでいます。

倉田 祥徳
科学コミュニケーター
災害時に備えて少しだけ高級で美味しい缶詰を備蓄しています!

三浦 菜摘
科学コミュニケーター
飼い犬と一緒に避難できる場所をリストアップしています。たくさんのドッグフードも防災リュックに詰めています!
開催概要
- 開催日時
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2025年3月8日(土) 16:30~18:15
2025年3月9日(日) 16:30~18:15
※各回の内容は同じです
- 開催場所
- 日本科学未来館 5階 「100億人でサバイバル」、ドームシアター、7階火星、金星、ロビー
- 対象
- どなたでも
- 参加人数
- 各日 40人
- 参加費
- 入館料のみ
- 字幕の視聴について
- 参加にあたり、字幕が必要な場合はご連絡ください。対応方法をご相談させていただきます。
- 参加方法
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【事前申し込み制】(抽選)
※本イベントのお申し込みには、Miraikan IDへのご登録が必要です。(登録無料)
※Miraikan IDにご登録後、「Miraikan IDマイページ」→「限定イベント」より、ご希望のイベントにお申込みください。
※保護者の方がお子様のイベント参加申込を行う場合は、保護者の方のお名前でMiraikan IDに登録いただいたうえで、お子様の名前を家族設定で追加してください。
- 申込期間
- 2024年2月12日(水) 17:00~2月26日(水)まで
- 主催
- 日本科学未来館
- お問い合わせ先
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日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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