公園のような展示場のモデルに今回のイベントのタイトルが記載されている
科学館で老いを考えるということ

11月22日(水)、未来館に「老い」をテーマにした新しい常設展示「老いパーク」がオープンします。

誰にでも訪れる未来である「老い」。未来館では、科学技術の発展や社会の変化とともに大きく変わりつつある「老い」の捉え方に着目しました。このトークセッションでは展示公開に先立って、豊かで自分らしい老い方、そして生き方を思い描くために、科学技術にできることをゲストスピーカーによる体験談などとともに考えます。

ゲストスピーカーにお呼びするのは、介護業務の支援や介護施設利用者の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の向上への貢献を目指し、子ども型見守り介護ロボット「HANAMOFLOR(ハナモフロル)」を開発している袖山慶直氏と、新展示「老いパーク」の制作協力者であり自身の「老い」と向き合う日々を綴ったブログ「はじめての老い」が人気の編集者、伊藤ガビン氏。モデレーターには、実母の介護を機に仕事のかたわら介護福祉士や介護食士の資格を取得し、平日朝のTV出演を務めながら介護を通して「老い」と向き合うフリーキャスターの駒村多恵氏を迎え、それぞれの研究や体験から「老い」の捉え方を語り合います。また、イベント内で「HANAMOFLOR」の実演も行います。

イベントの様子は、YouTubeの未来館公式アカウントで後日配信します。

袖山 慶直 の写真

袖山 慶直

ソニーグループ株式会社

2017年よりソニー株式会社(現ソニーグループ株式会社)にて、ロボティクス技術の研究開発およびニーズ探索に従事。学生時代の介護ボランティアの経験も活かし、介護施設のニーズに寄り添った子ども型見守り介護ロボット「HANAMOFLOR(ハナモフロル)」の開発をスタート。実用化に向けて、施設における実証実験や技術開発を進めている。JSTムーンショット型研究開発事業「アバター協生社会」プロジェクト課題推進者。博士(学際情報学)。

伊藤 ガビン の写真

伊藤 ガビン

編集者、京都精華大学 教授

編集者という視点で、雑誌・書籍・webメディアの制作、ゲーム開発、展示企画・制作など幅広いジャンルで活動している。またあいちトリエンナーレ2019に出品するなど美術作家としての活動も行っている。

駒村 多恵 の写真

駒村 多恵

フリーキャスター

大阪府出身。キャスターとして報道・情報番組を中心に活躍、素顔を引き出すインタビュアーとして高く評価される。実母の介護を15年以上続けており、仕事のかたわら介護福祉士や介護食士の資格を取得。現在はNHK「あさイチ」のサブキャスターとして、料理・園芸コーナーを担当。料理コーナーで得た知識から、高齢者も家族と同じメニューで食べられる料理を考案し、その工夫に医師も舌を巻いている。

小林 沙羅 の写真

小林 沙羅

日本科学未来館 科学コミュニケーター

新常設展示「老いパーク」の制作メンバー。約2年をかけて科学リサーチから企画立案、展示制作までを担当。寝ても覚めても老いについて考える日々。
※都合により、園山から変更になりました。

開催日時
2023年9月30日(土)15:00~16:00
開催場所
日本科学未来館 コンファレンスルーム木星
対象
どなたでも(中学生以上推奨)
※イベントの様子を撮影した写真を個人が特定されない範囲で広報などの目的で使用する場合があります。予め、ご了承ください。
参加人数
50人(事前申し込み制、先着順)
※席に余裕がある場合は、当日も受け付けます。
参加費
無料(入館料も不要) ※常設展やドームシアターの鑑賞は有料です
参加方法
【事前申し込み枠】(先着順)
「お申し込みフォーム」より事前申し込みを受け付けいたします。
※お申し込みはお1人様のみとなります。複数名でご参加の場合は、お手数をおかけしますが、お1人ずつお申し込みください。

【当日参加枠】(先着順)
事前申し込みの状況により、当日受け付けを行う場合がございます。
コミュニケーション支援について
本イベントでは、音声認識字幕アプリを使用し、イベント会場に字幕を表示いたします。
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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