東京の地表と地下のヒミツに二人のプロフェッショナルが迫る!

たくさんのビルが並び、鉄道が走り、人々が暮らす東京の都市部。その風景の多くは、とても均質で人工的なものに見えます。しかし街を歩いてみると、「渋谷」のような谷地形や「目白台」のような高台、そして東京駅の近辺から東に広がる、比較的低くて平らな土地もあることが分かります。東京は、デコボコした複雑な地形の上に成り立っているのです。
 このイベントではCGで立体的に表現された東京の地図を使い、大地の性質とうまく付き合いながら発展した東京の魅力に迫ります。参加者の皆さんにはVRゴーグルを着用していただくので、空間の奥行きや高低差が実感できます。案内人は「3DとVRで地球のヒミツを明らかにする科学者」の芝原暁彦さんと、「街と人と地球のつながりを伝えるジオパーク専門員」の白井孝明さん。この体験を終えた時、きっと東京の風景がこれまでと違って見えるはず。皆さんのご参加をお待ちしております。

案内人のお二人からのメッセージ

都会に暮らしていると、まるで自分の生活が自然から切り離されているような気がしませんか? しかし私たちが立つ地面とその下をのぞいてみれば、そこには過去の海面上昇など様々な出来事の記録が残っており、それが現在の都市のあり方に影響していることが分かります。VR技術を使って、東京の大地を“深掘り”してみましょう!

おもな体験の内容

  • 案内人によるトークと質疑応答
  • 3Dデータから作成した立体的な模型にさわって地形・地質を体感
  • VRゴーグルを使った3D地図・地質図の観察

全体で50分程度を予定しています。また、参加登録されたお客様以外も、会場の外からイベントの様子を見学いただけます。

ゲストスピーカー

芝原 暁彦(しばはら あきひこ) の写真

芝原 暁彦(しばはら あきひこ)

地球科学可視化技術研究所 所長/福井県立大学 客員教授

地球の歴史を3DデータとVRで「見える化」する古生物学者。博士(理学)。テレビ番組「ブラタモリ」への資料提供や「ウルトラマンデッカー」など特撮作品の地学監修もおこなう。

白井 孝明(しらい たかあき) の写真

白井 孝明(しらい たかあき)

萩市総合政策部ジオパーク推進課 主任/萩ジオパーク推進協議会 ジオパーク専門員

火山が育んだ絶景と文化を誇る萩市(山口県)で、人と地球のつながりを伝える活動に取り組む。テレビ番組「ブラタモリ」の案内人を務めた経験も。

企画・ファシリテーション

花井 智也 の写真

花井 智也

日本科学未来館 科学コミュニケーター

中野 夏海 の写真

中野 夏海

日本科学未来館 科学コミュニケーター

開催概要

開催日時
2022年12月10日(土) 11:00~12:00、13:00~14:00、15:00~16:00
開催場所
日本科学未来館 3階 実験工房
対象
13歳以上
※VRゴーグルを使用するため。
参加人数
体験は各回7名(会場の外からの立ち見も可)
参加費
入館料のみ
参加方法
【事前申し込み制】(抽選)

※本イベントのお申し込みには、Miraikan IDへのご登録が必要です。(登録無料)
※Miraikan IDにご登録後、「Miraikan IDマイページ」→「限定イベント」より、ご希望のイベントにお申し込みください。
※保護者がお子様のイベント参加申し込みを行う場合は、保護者の方のお名前でMiraikan IDに登録いただいたうえで、お子様の名前を家族設定で追加してください。


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申込期間
2022年11月17日(木)~12月1日(木)
主催
日本科学未来館
協力
地球科学可視化技術研究所
クラスター株式会社
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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