身近な生きものを調べるってどんなイメージですか?

桜の花とともに春の訪れを知り、鳴く虫の声に秋の深まりを感じる――生きものの営みから季節を感じ、感情が揺さぶられるという方も多いのではないでしょうか。
あるいは「鳥のさえずりを聞きながら生活したい」「苦手な虫がなるべくいないところに住みたい」といった方にとっては、周りにどんな生き物がいるかがわかると生活する上で役に立つこともあるかもしれません。
このイベントでは身の周りの生きものに意識を向けることで私たち一人ひとりにとってどんな良いことがあるかを探ります。

食や文化、風土など私たちは身の周りの様々な生きものから恩恵を受けています。だからこそ、どんな場所にどんな生き物がいるかを調べることは重要です。社会課題にもなっている生物多様性の保全を達成するためには専門家や生きもの好きだけでなく、より多くの市民が参加することで、多くの地域で今まで以上にきめ細かな調査が達成されます。
一方で、一人ひとりにとって身近な生きものを知ることには、環境保全のためだけでない価値もあるはずです。もっと意識的にいろいろな生物種の存在を認知できるようになると、より細やかに季節の移ろいや環境の変化を感じられ、より豊かな生活が送れるようになるかもしれません。この身の周りの生き物を知る価値について「社会の視点」と「個人の視点」それぞれを研究者に紹介してもらいつつ、参加者のみなさん一人ひとりが感じる価値をお話できる場をもうけます。専門家とお話しながらいっしょに考えてみましょう。

ゲストスピーカー

近藤 倫生 の写真

近藤 倫生

東北大学大学院生命科学研究科 教授

環境DNA技術を利用した生物多様性観測ネットワーク「ANEMONE」の主催や環境DNA学会代表理事などを務め、生態モニタリングデータの収集・利活用の普及展開に取り組む。天気予報のように生態系の変化を予測したり、生態データからその土地の生物多様性の価値の可視化したりすることで、生物多様性の保全に貢献できる仕組みづくりを模索している。

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高川 晋一

日本自然保護協会OECMタスクフォース 室長

市民と地域の自然を調査する「モニタリングサイト1000里地調査」の立ち上げや「自然観察指導員」の養成と活動支援など、専門家ではない人たちが自然に関わる機会の創出支援に取り組む。関わった一人ひとりが自然の恵みに触れ気づくことのできる市民科学を目指す。

企画・ファシリテーション

増田 到 の写真

増田 到

日本科学未来館 科学コミュニケーター

無理なく楽しいサステナビリティのあり方をみんなで考えたい。趣味は昆虫の撮影。

上田 羊介 の写真

上田 羊介

日本科学未来館 科学コミュニケーター

自然に触れることの価値をみんなで考えたい。趣味は屋久島に行くこと。

イベントアーカイブ

開催概要

開催日時
2022年10月22日(土) 14:30~16:00
開催形式
トークイベント:ライブ配信形式  (Zoomウェビナー)
プログラム
① はじめに
② 身の周りの生きものを知る価値:”社会”の視点
③ 身の周りの生きものを知る価値:”個人”の視点
④ 視聴者参加型パネルディスカッション
 「身の周りにはどんな生きものがいる?」を私が知る意味ってなんだろう
本イベントではWEBアンケートツールSlidoを使用し、視聴者のみなさまのコメントをリアルタイムでいただきながら進行いたします。たくさんのコメント投稿お待ちしております。
対象
どなたでも(内容は中学生以上の方を対象にしています)
参加費
無料
主催
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム

サイエンスアゴラ2022

サイエンスアゴラとは、あらゆる人に開かれた科学と社会をつなぐ広場の総称です。 サイエンスアゴラは、異なる分野・セクター・代・国籍を超えた関係者をつなぎ、さまざまな人たちが各地で主体的に推進する活動の広場です。 この広場に集まる人たちが多様な価値観を認め合いながら、対話・協働を通じて、これからの「社会とともにある科学」と「科学とともにある社会」の実現を目指します。

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