
~岡田清孝博士トークイベントレポート~
令和4年(第16回)みどりの学術賞受賞記念イベント
[お申し込みフォーム]より、必要事項をご記入のうえお申込みください。
動かない?かたちはほとんど一緒?日の光が当たらないと生きられない?
そんな、みなさんの「植物」へのイメージが変わるかもしれないトークイベントを開催します!
それぞれ異なる視点から植物に関する大発見をし、令和4年(第16回)みどりの学術賞を受賞された、京都大学の北島 薫 (きたじま かおる)さんと、龍谷大学の岡田 清孝(おかだ きよたか)さんのお二人の研究者からお話しを伺います!
「みどりの学術賞」は、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に授与される賞です。植物の研究の最前線を歩まれているお二人のリアルな声を通して、植物の世界、植物を研究する醍醐味について伺っていきたいと思います!
植物が好きな方、植物の研究に興味がある方、研究者ってどんなことしているのかを知りたい方など、少しでも気になったらぜひお越しください。植物と研究に関する刺激的な2時間をいっしょに過ごしましょう!
本イベントは2部の構成で開催いたします!
光がほとんど届かない熱帯林の森のなかで、ゆっくりと成長しながら生き続けている樹木がたくさんいるそうです。なぜこれらの樹木は生きていけるのでしょうか? 日陰で生きる芽生えを研究するなかでみえてきた、樹木の生存戦略、そして「森」が続いていく仕組み。35年以上にわたり熱帯林でフィールドワークをしてきた北島さんに、研究することでみえてきた森林の世界について、そして人間活動により森林が現在直面している問題についても伺っていきたいと思います!
日時:2022年9月3日(土)13:30~14:30
登壇者:北島 薫さん(京都大学大学院 農学研究科 教授)
ファシリテーター:遠藤 幸子 (科学コミュニケーター)
遺伝子レベルのミクロな変化は植物の成長や機能に大きな影響を与えます。岡田さんは遺伝子に人工的に突然変異を起こして、植物の形づくりのナゾを解き明かしてきました。
「どこが変わったのかな?」「なぜこの変化が起きたのかな?」。岡田さんと一緒に突然変異が起きたシロイヌナズナを眺めながら植物の不思議を考えてみませんか?
日時:2022年9月3日(土)14:40~15:40
登壇者:岡田 清孝さん(龍谷大学 Ryukoku Extension Center 顧問)
ファシリテーター: 上田 羊介 (科学コミュニケーター)
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校統合生物学研究科博士課程修了。ミネソタ大学ポスドク研究員、スミソニアン熱帯研究所ポスドク研究員、フロリダ大学教養科学助教/准教授/教授を経て現職。2022年に日本生態学会賞を受賞。
京都大学大学院理学研究科修士課程修了。岡崎国立共同研究機構・基礎生物学研究所助教授、京都大学大学院理学研究科教授、自然科学研究機構・基礎生物学研究所所長、龍谷大学農学部特任教授を経て現職。
好きな樹木は、コブシです。好きなことは、大学の山荘があった長野県軽井沢町の森を歩くことです。
コケが好きです。雨上がりの屋久島で水に濡れたコケを眺めるのが一番好きです。