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新型コロナウイルスの流行が続くなか、ニュースや生活の中で気になったのはどんなことでしたか? みなさんなら、この1年あまりをふりかえってどんなことが思い浮かびますか。

新型コロナウイルスの広がりは、学校や職場、イベントなど人が集まることや、直接、顔を見ながら話すこと、ご飯を一緒に食べることなど、これまで “あたりまえ” と思い、疑わなかったような私たちの生活について、その価値や役割を改めて考えるきっかけとなりました。

冒頭の問いかけに対し、未来館を訪れた、たくさんの方が足を止め、生活面での変化、不安や違和感、誰かへの思い、既存の価値観への疑問など……それぞれが思うことを言葉に残していきました。

未来館の展示フロアに設置した、新型コロナによる生活の変化についての問いをかかげたボード。「おばあちゃんの家に行けない」「どこまで何ならしていいか、仕方ないけどあいまいでいつも不安」「まわりの人たちとの価値観の違いを感じた」などのコメントが寄せられました。

多くの “あたりまえ” が必ずしもあたりまえではなくなってしまった今、私たち自身、疑問や不安、違和感などもやもやとした思いを抱くことも増えているのかもしれません。しかし、心の中の “もやもや” を話し合うことができる「対話」の時間を、私たちは十分にとれているのでしょうか。

本イベントではこの「対話」に着目します。

  • 対話ってどんな意味があるんだろう?
  • 個人の価値観や立場に寄り添う対話のありかたとは?
  • これからの対話の場はどうつくっていく?

これらの問いを足がかりに、未来館の科学コミュニケーターがそれぞれの分野で対話の実践をしてきたゲスト3名と一緒に、現在、そしてこれからのコミュニケーションのあり方について考えていきます。

ゲストスピーカー

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八木絵香

大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター) 教授

社会的にコンフリクトが強い科学技術の問題について、意見や利害が異なる人同士が対話・協働する場づくりをテーマに実践研究を行う。最近では、気候変動や原子力問題、食品リスクなど、リスクにまつわるコミュニケーションや社会的合意形成に関する研究に軸足をおく。

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水町衣里

大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター) 特任講師

大学院生の時に科学コミュニケーションというキーワードに出会い、以降、サイエンスカフェや高校生向けの実験教室、市民参加型ワークショップなど、科学技術に関わる多様な場の企画・運営に関わってきた。研究者向けの対話トレーニングプログラムの開発や実施も手がける。

近田真美子 の写真

近田真美子

福井医療大学 保健医療学部 看護学科

看護師・保健師。臨床経験を経て看護教育に携わる。東日本大震災では、こころのケアチームとして活動する傍ら、せんだいメディアテークとの共同事業「考えるテーブル×てつがくカフェ」に携わる。対話では、主にファシリテーショングラフィックを担当。

企画・ファシリテーション

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三澤和樹

日本科学未来館 科学コミュニケーター

科学コミュニケーションとして、いろんなテーマ、いろいろなスタイルの対話の場があるといいな……どうしたらいいんだろう?

竹腰麻由 の写真

竹腰麻由

日本科学未来館 科学コミュニケーター

もっとみんなで対話するにはどうしたらいいだろう……? 一人ひとりの考えが生かされていくような社会のあり方を探ってみたいです。

櫻井あゆ子 の写真

櫻井あゆ子

日本科学未来館 科学コミュニケーター

科学に限らず、どんな分野のお話をするときにも必要な要素はなんだろう? どうやったら見つけられるの? が目下の疑問。

対話、たりてますか? - コロナとこれから -

開催概要

開催日時
2021年11月6日(土) 13:00~15:00
開催方法
トークイベント:ライブ配信形式  (Zoomウェビナー)
※トークセッションの一部は後日、YouTube(Science Agora Channel)にてアーカイブ配信予定です。

アフタートーク:Webミーティング形式
※参加者のみなさんも、マイクをONにして会話に直接ご参加いただけます。
※トークイベントで使用するZoomウェビナーのオンライン会場のまま、トークイベント終了後、開始いたします(2021年11月4日更新)。
プログラム
トークイベント 13:00~14:30
  1. はじめに
  2. 新型コロナから見つめなおす「いま」と「対話」
  3. 対話のかたちをさぐる
  4. 八木絵香さんと水町衣里さん
    「大学から対話の場をひらく ― 大阪大学ELSIセンターの活動より」
    近田真美子さん
    「震災という出来事から対話の場をひらく ― 考えるテーブル×てつがくカフェの活動より」
  5. 対話からはじめる「社会」って、どうなんだろう?
  6. ふりかえり

アフタートーク 14:30~15:00

こちらの時間では、参加者のみなさんも会話にご参加いただけます。
ゲストと科学コミュニケーターへの質問や、イベントの感想など、自由にお話しできればと思います。みなさんの考える対話についてお話をお聞かせください。
※アフタートークの内容は、参加者の許可なく公開されることはありません
参加人数
500名
参加費
無料
参加方法
[お申し込みフォーム] より、必要事項をご記入の上、お申し込みください。
お申し込み後に、オンライン参加方法と参加用URLをご案内いたします。

※申し込み期間は、2021年11月5日(金) 17:00まで
※トークイベントおよびアフタートークは、どちらも [お申し込みフォーム] からお申し込みいただけます。
※ご不明な点がある場合は、お問い合わせ先、あるいは [お申し込みフォーム] の備考欄にてご連絡ください。
主催
日本科学未来館
大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム

サイエンスアゴラ2021

サイエンスアゴラ ロゴマーク

サイエンスアゴラとは、あらゆる人に開かれた科学と社会をつなぐ広場の総称です。 サイエンスアゴラは、異なる分野・セクター・代・国籍を超えた関係者をつなぎ、さまざまな人たちが各地で主体的に推進する活動の広場です。 この広場に集まる人たちが多様な価値観を認め合いながら、対話・協働を通じて、これからの「社会とともにある科学」と「科学とともにある社会」の実現を目指します。
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大阪大学 社会技術共創研究センター

ELSIセンター ロゴマーク

大阪大学社会技術共創研究センター(通称、ELSIセンター)は、新規科学技術の倫理的・法的・社会的課題(ELSI: Ethical, Legal and Social Issues)に関する総合的かつ学際的な研究・実践を行なう組織として、2020年4月に設置されました。
新規科学技術の社会実装に関する様々なアクターが参加するワークショップ等を実施し、幅広い市民の声を産業界・行政機関等につなぐ機能を持つということも、大阪大学ELSIセンターの目指すところの1つです。
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