ヒトの受精卵(ミオ・ファティリティ・クリニック提供)

現在、国で議論されている「ヒトの受精卵を新たに作って行う研究」について、ニコニコ生放送を通じて皆さまの率直なご意見をお聞かせください。

「生命の萌芽」とされるヒトの受精卵。母体に戻せば赤ちゃんとして生まれてくる存在です。一方で、ヒトの受精卵で研究をしなければ得られない知識もたくさんあります。

ヒトの細胞などを使ったり、誰かに参加してもらったりする研究には、人の尊厳や人権に関わるような生命倫理上の問題や、安全性の問題などに適切に対応するための一定のルールが必要です。国は、研究者が守るべきこうしたルール(法律や指針など)を作っています。これらのルールは科学や技術の進歩に伴い、見直しや追加が必要になります。

新しい研究技術の登場により、ヒト受精卵をつかう研究から大きな成果が得られると期待できるようになってきました。その成果は疾患の治療法の開発につながるかもしれません。

番組では、この問題を議論してきた内閣府・総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の生命倫理専門調査会のメンバーであったお二人を招き、これまでの日本での議論の経緯と、国際的な動きについてご紹介いただきます。そのあと、皆さまとのコメントを見ながらの意見交換会を行います。

ゲストスピーカー

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原山優子

理化学研究所理事

内閣府・総合科学技術・イノベーション会議・生命倫理専門調査会の元会長

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加藤和人

大阪大学大学院医学系研究科医の倫理と公共政策学分野教授

内閣府・総合科学技術・イノベーション会議・生命倫理専門調査会の元専門委員、WHO(世界保健機構)の専門委員会メンバー

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髙橋明子

千葉大学大学院医学研究院特任助教、科学コミュニケーター

企画・ファシリテーション

詫摩雅子

日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任

イベントアーカイブ

以下のURL(ニコニコ生放送)より動画をご覧いただけます。
新しいウィンドウで開きますhttps://live.nicovideo.jp/watch/lv332969359

開催概要

開催日時
2021年9月4日(土)14:00~15:30
主催
内閣府科学技術・イノベーション推進事務局
日本科学未来館
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)
インターネットからのお問い合わせ