
小惑星探査機「はやぶさ2」地球へ帰還中①
小惑星探査機「はやぶさ2」は、昨年11月に小惑星リュウグウを離れ、地球に向かっています。1年5か月のリュウグウ滞在の間に、リュウグウ表面への2回のタッチダウン、人工クレーター生成など7つの世界初となる成果を上げました。
このイベントでは、はやぶさ2ミッションを統括するプロジェクトマネージャである津田雄一氏をお招きし、会場からのご質問やご意見も受けながら、「はやぶさ2」の数々の成果はもちろん、ミッション中の管制室の様子や研究者・技術者の思いを伺います。
前半ではミッション中の映像を見ながら、「はやぶさ2」の成果を振り返り、その意義や、ミッションの進行中には語れなかった津田氏の思いもお話しいただきます。後半では、「はやぶさ2」のミッションはどのように計画され、技術的な困難をどう克服してきたのか、また、NASAの小惑星探査ミッションはどうなっているのかを紹介しながら、これからの小惑星探査について、来場者の皆さんと語り合います。
どなたでもご参加いただけますが、特に中学生・高校生の参加を歓迎します。
津田氏がミッション中におっしゃっていたように「頭はクールに、心は熱く」小惑星探査について語り合いましょう!
1975年広島県生まれ。1998年東京大学工学部卒。2003年東京大学大学院修了。博士(工学)。2003年JAXA宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)助教。2020年同教授。「M-Vロケット」の開発、小惑星探査機「はやぶさ」の運用に従事。また、ソーラーセイル宇宙船「イカロス」のサブチームリーダーとして、世界初のソーラーセイル技術の実現へと導いた。小惑星探査機「はやぶさ2」の開発にあたっては、プロジェクトエンジニアとして技術開発を指揮。2015年より、「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャ。専門分野は宇宙航行力学、宇宙機システム、太陽系探査。