
12/21トークセッション・イベント報告
最期まで自分らしく生きるために今私たちに必要なこととは何か、みんなで考えていくトークセッションです。
「人生100年時代」を向かえ、日本はこれまで経験したことのない超高齢社会に突入しました。高齢の方が増えると看取りの数も増えます。人生の締めくくりの時期に、本人がどう過ごすかに加え、家族や医療・介護関係者などがどのように寄り添うかは、これまで以上に大きな課題となっています。
「もしものとき」の医療・ケアについて、本人が前もって家族や信頼できる人、医療者、介護者などと繰り返し話し合い、共有するプロセスを「アドバンス・ケア・プラニング(ACP)」と呼びます。
これは高齢者とその家族だけに関わる問題かというと、そうではありません。本人が納得し、家族が後悔しない最期を迎えるためには、看取りに至るまでの日常をどう暮らしていくかから考えることが重要で、それぞれの考え方次第ではありますが、多くの人に関わりがあることなのです。
このトークセッションでは、医療や介護現場の最前線で活躍される医師と介護支援専門員の方をお招きし、これからの未来によりよく生きるとはどのようなことか、その実現のために期待される医療や介護の役割とは何か、科学技術の進歩はその助けとなりうるのかなどについてお話ししていただきます。
1989年岐阜薬科大学薬学部製造薬学科卒、95年島根医科大学医学部医学科卒。西尾市民病院内科(呼吸器科)、愛知国際病院ホスピス兼内科等、名古屋大学第一内科(現呼吸器内科)医員を経て、2000年国立長寿医療研究センター着任。11年10月より現職。在宅医療地域連携診療部(地域医療連携室長)兼務。日本緩和医療学会暫定指導医、日本老年医学会専門医、日本呼吸器学会専門医。日本エンドオブライフケア学会理事、日本在宅医療学会評議員等。
2000年愛知県総合看護福祉専門学校卒、社会福祉法人仁至会 介護老人保健施設ルミナス大府入職。米国在住を経て、 2008年介護職に復帰後、介護支援専門員職に従事。19年より現職。ACPファシリテーター。エンドオブライフ・ケア協会認定ファシリテーター、iACP認定もしバナマイスター。西川氏とともにACP普及活動を行なう。