
おいしいものを食べると幸せになる。そう感じる人は多いのではないでしょうか? しかし、"おいしい"ってなんでしょうか? おいしさは何によって決まるのでしょうか?
味覚だけじゃない、五感すべてが私たちの"おいしい"を左右します。
このイベントでは、その五感を操作することで、新たな"おいしい"や価値を生み出そうとしている研究者にお話しをうかがいます。
未来館の7階で7月3日(水)~7日(日)にかけて行われる実験イベント(*1)で明らかにしたかったこととは何なのか? 新しい "おいしい"とはどのような体験なのか?
メインの講師は、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志先生。
先生は、味覚などの五感や認知科学・心理学とVR(バーチャルリアリティ)・AR(拡張現実)の技術を組み合わせ、人間の認知や能力を変化させる技術の研究を行っています。
会場には、世界各国の博物館でチョコレートを使っておいしさと五感にまつわる研究をしているフェリペ・レイノーソ・カルバリョ氏(コロンビア ロス・アンデス大学助教)にもお越しいただきます。
未来には、私たちにどんな新しい食体験が待っているのでしょうか?
30分のトークを聞いた後、あなたの"おいしい"に対する見方が変わるかもしれません。ぜひお越しください。
※コミュニケーション支援として音声認識字幕を表示します。
ゲストスピーカー

鳴海拓志
東京大学大学院 情報理工学系研究科 講師
東京大学情報理工学系研究科知能機械情報学専攻助教を経て、2016年より同大学同専攻講師。
視覚・嗅覚・味覚の相互作⽤を利⽤して⾷味を提⽰する「メタクッキー」など、多感覚知覚の錯覚を利⽤した五感ディスプレイ技術の開発を行う。また、その背景となる多感覚知覚の原理解明の研究に取り組む。
日本バーチャルリアリティ学会論文賞、グッドデザイン賞など受賞多数。

フェリペ・レイノーソ・カルバリョ
コロンビア ロス・アンデス大学 助教
ルーヴェン・カトリック大学にて博士号(心理学)、ブリュッセル自由大学にて博士号(エンジニアリングサイエンス)を取得。現在、ロス・アンデス大学経営学部助教。
東京大学廣瀬・葛岡・鳴海研究室をはじめとする世界各地の研究機関や、チョコレート店などの店舗とのコラボレーションを積極的に行いながら、多感覚知覚デザインの研究に取り組む。
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- 開催日時
- 2019年7月7日(日) 15:30~16:00
- 開催場所
- 日本科学未来館5階 コ・スタジオ
- 定員
- 40名程度
- 参加費
- 入館料のみ
- 参加方法
- 事前予約不要、直接会場までお越しください
- 注意事項
- トークセッション参加後に、実験イベントにはご参加いただけません。
- 主催
- 日本科学未来館、東京大学大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻廣瀬・葛岡・鳴海研究室
- 問い合わせ先
-
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)