気軽に研究者と語り合う30分のイベントです。

硬いモノと、やわらかいモノ。じょうぶなモノと、もろいモノ。磁力があるモノと、ないモノ......。私たちはいろんな種類の分子でできた素材(物質)に囲まれ、日々なにげなく使っています。なかには「もっと小さく軽くて大容量のバッテリーがあればいいのに」というような、素材の機能へ不満もあるでしょう。その不満、「分子のルール」を支配できたら解決できるかもしれません。

これまでは、より良い機能をもった種類の分子を作り出すことで、役に立つ素材を発見してきました。これに対し東京大学生産技術研究所の高江恭平氏は、種類ではなく、分子そのものがもつルールと素材の機能との関係に注目しています。もし、ルールを操ることができたら、モノの機能も変えられるかもしれません。その可能性をシミュレーションによって探っています。それはまさに、新時代の錬金術といえるでしょう。

研究者が見ている素材の世界、そして、水やガラス、金属などの身のまわりのモノの機能を操る可能性について、一緒に考えてみませんか?

※コミュニケーション支援として音声認識字幕を表示します。

ゲストスピーカー

高江恭平 の写真

高江恭平

東京大学生産技術研究所

東京大学生産技術研究所 基礎系部門田中肇研究室 助教。鹿児島県出身。
京都大学理学部に進学し、自由の学風のもと物理学を学ぶ。
同大学院にて博士(理学)取得、2016年より現職。
専門は相転移のダイナミクス、ガラス転移、ソフトマター物理学、水や誘電体の電気現象。

企画・ファシリテーション

漆畑 文哉 の写真

漆畑 文哉

日本科学未来館 科学コミュニケーター

開催日時
2019年1月12日(土) (1)12:30~13:00 (2)15:30~16:00
※1日に2回開催します(内容は同じです)。
開催場所
日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
対象
小学4年生以上
定員
各回30名程度(定員を超えた場合は、立ち見でのご見学も可能です。)
参加費
入館料のみ
参加方法
事前申し込み不要。直接会場にお越しください。
主催
日本科学未来館
協力
東京大学生産技術研究所
問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)